★太東埼のスカシユリ満開

スカシユリ3
    一面に橙色の花が広がっています。

いすみ市の花に指定されているスカシユリは海浜植物で、海岸沿いの山、断崖あるいは海岸砂丘が緑地化した土地に咲きます。

画像は太東埼灯台下、国指定の海浜植物群落地で撮影しました。
訪れる人もなく、釣り人が二人。
群落地はかつて広大な面積がありましたが、波による浸食で現在はなにこれ?という程度しか緑地が残っていません。
それでも、その緑地一面にスカシユリが咲いていました。
ここ数年では一番見事な景色です。

千葉県版レッドデータブックで、絶滅危惧II類。
赤褐色の斑点を持ち、あざやかな橙色の花をつけます。
花びらの付け根付近がやや細く、隙間が見えることから「透かし」百合と名付けられました。
背が低く、どれも50cm前後。せいぜい70cmぐらいでしょうか。
その割には花が大きく、重たそうです。

        スカシユリ4

なにせ海浜植物ですから見られる場所が限られ、海浜植物群落地のほかには大東漁港を取り巻く断崖、あるいは海から眺める太東埼の断崖にへばりついて咲いています。
海から眺めることが多い漁師さんは、それは見事なものだと言います。

しかし、どうやって断崖で根を下ろしたのか不思議です。
ユリは普通は球根ですが、種で増えるこもあるそうですから、きっと種で増えたのでしょう。
どんなに逆境でも、そこで花咲かせられるならば文句を言わずに一所懸命に生きる―――植物とはそういう生き物です。

 
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