★貝殻だって肥料になる

焼き貝
     アサリとサザエの殻も焼けば灰になる

化学肥料が普及したのは戦後もだいぶたったころから。
わたしが子どものころまで、人糞が主たる肥料で、畑には肥溜めなるものがあり、異臭が漂うので 田舎の香水 などと言い合ったものでした。
だから、学校では回虫保有者にはチョコレートタイプの駆虫薬が配られたものです。

戦後、弾薬や毒ガスの需要が激減した化学工場が、化学肥料の製造に舵を切ってから普及したもので、その使い過ぎによる深刻な被害が数多く報告されるにつれ、昔のような有機栽培が見直されるようになりました。

田舎暮らしをしていると、都会生活とは比べ物にならないほど多くの有機廃棄物が出てきます。
大体は堆肥置き場に廃棄しておけば1年ほどで優秀な堆肥になります。
畑の雑草は刈り取って畝にまとめておけば、これも原材料が雑草とは思えないほどの堆肥効果があります。

魚を処理したときにときに出る廃棄物は、都会暮らしの時は段ボール箱生ごみ処理器で処理できていましたが、
田舎暮らしでは丸々1尾を処理することが多く、そういうときは 蓋つきバケツの底を抜いて作った自作のコンポスターを利用しています。

有機物はだいたい肥料として再利用していますから、行政のごみ処理に頼ることがすくなく、
気分的に楽ですし、有料のごみ袋を使う回数も減って経済的にも楽です。

ところが貝殻の再利用がけっこう難しい。
知人は砕いて鶏のエサに混ぜるといっていましたが、ニワトリは飼っていません。
別の知人はずらりと庭先に並べています。
酸性に傾きやすい畑を中和するためにと畑に置いておいても、何年たってもそのままです。

それで最近は焼却して 貝殻石灰 として利用することにしています。
剪定枝などを保管して乾燥させておくと小枝でもかなりの量になります。
焼却すれば草木灰と貝殻石灰の両方が得られるので便利です。
きちんと焼いた貝殻は、少しの力を加えれば粉々になってしまい、使いやすくなります。

リサイクルできるものはできるだけリサイクル(再資源化)したいものです。
都会生活と比べると田舎暮らしでは、落ち葉だって台所ゴミだってリサイクルしやすい環境です。
巨大なゴミ焼却場は不要。その燃料もいらないし、余分なCO2も出しません。
それどころか、畑の肥料になって、やがて野菜になって戻ってきます。
田舎暮らしって、なんとすてきな暮らし方なんだろうと思います。


 
 
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