★天然ワカメの乾燥保存

ワカメ乾燥
     サッと洗って干すと、どんどん干からびて小さくなる

漁師工房“拓”で伊勢海老漁で使った網につく藻屑などを取り除く作業のお手伝いをしています。
朝の5時半からおよそ2時間前後の作業です。
終わると簡単な朝食が出ます。

朝飯前の一仕事、が終わった後のお握りがとてもおいしく感じられます。
帰る際、その日に網に引っ掛かった魚介類をそれぞれお好みを選んでお土産として持ち帰ります。
この日はワカメとカジメを頂いて帰りました。

現在、日本で流通しているワカメの大部分は養殖ワカメであり、天然物はわずか2%に過ぎないと拓さんは言います。
そんな貴重なワカメがここでは手に入ります。

ワカメは芯(茎)を切り除き、ビラビラの部分を使います。
サッと洗い、海水程度の濃度の塩水を沸騰させ、サッとくぐらせれば鮮やかな緑色に替わります。
冷水に入れて粗熱を取り、ざるにあけ、洗濯物の要領で広げて干します。

たっぷり水分を含んでいますから、完全に乾くまで数日かかるでしょう。
使用する際は適量をはさみで切り取って使います。
水に戻せば元の大きさに戻りますから、やや小さめに切るのが失敗しないコツです。

味噌汁、酢の物などワカメの使い方は自由自在。
当分は天然ワカメには不自由しません。

さて、カジメを食べる地域もあるようで、ある宿でカジメの先の部分を千切りにした酢の物が出てきた、と網の藻屑取り仲間のKさんが言っていました。
しかし今回、カジメをもらってきたのは食べるためではなく、入浴剤。

千葉県や東京の温泉は黒湯が多い。
その成分はヨードだといいますから、古代のカジメが莫大な量で蓄積されたものでしょう。
ついでに発酵すれば天然ガスが生まれます。
この地域は天然ガスの都市ガス利用発祥の地域で、今でも田んぼや河原からガスが出て来るので、冬場の暖房代がかからない という知人もおります。

まぁそれはともかく、カジメの汚れを水道水で落とし、バケツの中で一晩水に漬けておけば真っ黒な養分が溶けだします。
もちろん、バケツの中ではなく、バスタブの中で漬けておいてもOKです。
その真っ黒な溶液でお風呂にすれば、気分はもはや温泉。
なんなら、一つまみの塩をバスタブに入れましょうか。
塩分を含んだ黒湯温泉もありますからね。

残ったカジメは切り刻んで畑にばらまいておけばそれなりに肥料になります。
イセエビ漁は6月・7月と産卵期に入るので休みになり、お手伝いも休みになります。
8月になったらまた再開。
今度はどんな海の幸が手に入るでしょうか。
       カジメ かじめ


  
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