★真っ白なハクモクレンもコブシも春爛漫

モクレン
       旧家の庭の大きなハクモクレンはまことに素晴らしい

桜が花開く前、いすみ市を彩るのは真っ白なハクモクレン(白木蓮)です。

紫色のモクレンが本来のモクレンなのですが、今日では真っ白なハクモクレンを単にモクレン と言うようになり、 紫色の本当のモクレンは シモクレン(紫木蓮) と言われるようになりました。
モクレンの主役が白と紫とで交代したのは時代の流れでしょう。

モクレンとよく似たコブシも咲いています。
その差、区別の仕方は見慣れていれば簡単ですが、慣れないと難しい。

モクレンの花はコブシよりも大きく、みな上を向いて咲いています。
モクレンの花はチューリップみたいに花がまとまっています。

コブシの花は開花すると全開し、花びらと花びらの間に隙間ができます。
しかも花の咲く方向はバラバラです。

モクレンの花の方が大きく、厚みがあります。
コブシの花はモクレンの半分ほどの大きさで、幅も狭く、厚さも薄いのです。

モクレン2コブシ
        モクレン                コブシ

総じてモクレンの方が豪華で、コブシの方が華奢です。
その差は中国産と日本産の違いかもしれません。
モクレンは木蓮で音読みですから中国原産。外来種です。

コブシは辛夷で、難読漢字ですね。コブシとは和語です。
昔からコブシという花が列島にあったこと、親しまれた花だったことの証拠です。
『北国の春』にはモクレンよりもコブシの方が似合います。

コブシは花の付け根に小さな葉が一枚ついている――モクレンは開花時には葉がついていないという大きな差がありますが、観察する限り、必ずしもそうとは言えないという実感があります。
木肌も違いますが、それを文章で表現するのは難しい。

モクレンかコブシか、いずれにせよ、真っ白な花が咲きだし、見事に咲き誇ればもう春のお彼岸は近いと感じさせます。
そしてこの真っ白な花が咲き乱れると、次々と新しい命が湧き出てきます。
雑草もコバエも、カエルたちも元気いっぱいの季節になりました。


 
 
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