日食がダメだったからムクゲの話

   
        庭のムクゲも花盛り

今日は日食だけれど雨まじりの曇天。
上海は土砂降り。雲の上で皆既日食が始まると真っ暗になった。
川崎はちょっと暗くなったかなの程度。残念だけれど話題を変更。

ムクゲは漢字で書くと槿、木槿、無窮花でアオイ科の落葉低木。
学名 Hibiscus syriacus の英語読みはハイビスカス・シリアカス。
直訳すればシリア地方(この場合は中東地方の意味)のハイビスカス。
そう言われてよく見ればハイビスカスに似ています。
タチアオイ、オクラ、フヨウ、スイフヨウもムクゲの親戚です。

佳人薄命などということはなく、美しい花が咲いても大変丈夫な木です。
次から次へと毎日花を咲かせるので、永遠の花=無窮花というのでしょう。
美しく・強く・永遠不滅という意味で韓国のシンボルになっています。

槿(キン)、木槿(モッキン)は中国語。菫(スミレ)のようにはみえませんが…。
この植物を韓国では昔から無窮花と呼び習わしていたのでしょう。
無窮花を韓国語で ムグンファ と読みます。

無窮花を日本語読みにすると ムキュウカ。
「花」を「華」に変え、「無窮華」にすると ムキュウケ と読めます。
華はケと読むことがあります。例えば華厳の滝、蓮華、曼珠沙華…。
無窮華・ムキュウケがなまってムクーケ、ムクゲになったと推測しています。
ムクゲという日本語としては意味不明の命名も、韓国語の日本語なまりとすると合点がいきます。

漢方薬では胃腸病・皮膚炎の薬になるそうで、それを木槿と言い、むくげと訓読みしますが、その読み方には無理があります。

この植物は元々日本列島には存在せず、したがって和語もありません。
中国からの輸入ではなく、朝鮮半島から輸入されて日本に定着したことは確実です。
この花の名前は?と日本人が問うた時、無窮花という答が返ってきました。
その華やかな印象から「花」は「華」に当てられました。
そして日本のムクゲになり、今では多くの日本人に愛されています。
いや世界中の人々から愛されている花の一つでしょう。

“全国山野草・つみ草料理サミット”なるものが存在するそうで、昨年度の優勝は「むくげときくらげの花酢」だったそうです。
そのうち、何とかしてわたしも食べてみようかと思っています。

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