★年末の花--ロウバイ

蝋梅
    里山にロウバイが咲き始めました

12月の別名が師走とはよく知られていますが、臘月(ロウゲツ)という別名もあります。
年末である臘月に咲く花だから 蝋梅(ロウバイ)というのでしょうか、もうロウバイの花が咲いていました。

まるでロウ細工のようにつややかな花なので ロウバイ だという説もあります。
確かにやや人工的な装飾花、蝋細工、紙細工でできた花のような印象もあります。
実際に触ってみれば、もちろん花びらはやわらかく、本当の花なんだと思いますが。

手元の花図鑑によれば新年の最初に咲く花として紹介されています。
しかし、旧暦でいえば年末の花になります。
旧暦では本日12月23日はまだ11月の13日。
旧暦で臘月になるのは1月10日からですから、西暦でいえば確かに新年に咲く花です。

1年を締めくくる花なのか、新年の門出を祝う花なのか、悩ましいところです。
正月用の切り花に使われる例をあまり知りませんから、本当は年末の花なのでしょう。
紅白の梅の花に先立ち、良い香りのする素敵な梅の花です。

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今日12月23日は天皇誕生日。
天皇がまだ15歳の皇太子であった1948年(昭和23年)の本日、12月23日に戦犯7名の死刑が執行されました。 
処刑された7人の遺体は横浜の久保山斎場で火葬され、遺骨は砕かれて灰にされ、米軍によりまとめて空から東京湾に捨てられました。

大日本帝国の指導者が戦犯として起訴されたのは1946年(昭和21年)4月29日(昭和天皇の誕生日)ですから、起訴・処刑の日にち設定に連合軍の天皇に対する悪意というか敵意を感じます。
今日はそんな日だと指摘するマスコミはありませんでした。

古代から連綿と続く天皇制が歴史上最大の危機を迎えたのが敗戦時でしょう。
米国がソ連との対抗上、ヒロヒト氏を駒として生かして使う方がメリットがあると判断して、戦争責任を負わされることなく過ぎました。

しかし、天皇が政治・軍事にかかわれば天皇制そのものが危うくなる――そんなことを15歳のアキヒト氏は深く学んだのではないでしょうか。
戦前の政治・軍事はすべて天皇の名で行われました。
そのことにも深い反省というか、心の痛みがあることをアキヒト氏の行動からうかがわれます。
歴代政府が旧軍兵士の遺骨収集さえさぼっている中で、両陛下は戦没者慰霊の旅を続けてきました。

慰霊の対象は将兵のみならず、国内外のすべての戦争犠牲者に及びます。
今年2015年の談話では、戦争に動員された民間の船員・漁民の戦争被害について語られました。
政府が民間人の犠牲には補償問題を恐れて言及しないことと比較すると、きわめて良心的な発言で、アキヒト氏の誠実さを感じます。

国民とともに歩む皇室という理念があるのでしょう。
ひどい災害があるとつねに両陛下は慰問に出かけられました。
避難場所の体育館でひざを折り、被災者と向き合う姿をみると偉い立派な人だなと思います。

天皇を再び担ぎ上げて政治利用しようとする不届きな輩(ヤカラ)が多くなってきました。
それはアキヒト氏にとっては迷惑至極のことでしょう。



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