ウミガメ上陸確認

   

何有荘の朝は小鳥の合唱で始まります。最近はテッペンカケタカ、トッキョキョカキョクと鳴くホトトギスの声が一段と大きくなりました。

朝、いつもより早く目覚めてしまったけれど、特にすることもありません。
小鳥の声に送られて夷隅川河口の「荒れ地」を散歩してきました。
まだ5時前でしたから釣り人も犬の散歩人もおりません。
河原に巣を作っている鳥たちが賑やかに空を飛んでいるだけです。

そこで見つけたのが、ブルドーザーのキャタピラが残したような砂模様。
なんだこれは?と一瞬思いましたがすぐ気づきました。
ウミガメが今朝上陸した、その生々しい痕跡です。
左右の手足で前進していきます。左右のヒレ型手足が作った連続模様がキャタピラ跡のようにできていました。

海から上陸して5~60mほどは砂浜を歩いた跡があります。それだけ広い砂浜でないと卵が波にさらわれてしまうことを知っているのでしょう。
その広い砂浜は年々減少し、その砂浜の前には延々と波消しブロックが続いてウミガメの上陸を阻止しています。

いすみ市の夷隅川河口砂浜はアカウミガメが産卵する北限として知られています。
彼らは太平洋を回遊し、産卵のために故郷の砂浜に帰ってきます。
帰ってきた時に砂浜がなかったらどうするのでしょうか。
波消しブロックに行く手を妨げられたらどうするのでしょうか。

あらゆる困難を乗り越えてカメさんは上陸に成功しました。
地球は人間様の独占物ではありません。
ここの海岸は大昔からカメさんの領地なんだぁと思った次第です。

今回のウミガメが無事に産卵したかどうかは確認しませんでした。シロウトのわたしが現場を荒らしてしまうことを避けたのです。
雰囲気としては産卵し終えたようでしたが…。
わたしが散歩から帰る時、行政か自然保護団体の人たちか、数人とすれ違いました。
おそらく産卵状況の確認のために来たものでしょう。
保護活動も積極的に行われています。

例年、6~8月が産卵時期だそうです。5月31日の上陸は早い。
早く目が覚めてしまうのもたまには良いこともあるようです。上陸地点の現場を押さえてラッキーでした。
産卵現場に出会うのは深夜から明け方前、まだ夜のウチ。今のところそこまでする気はありません。たいてい酔っぱらって寝ていますから。

 

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