★せっかくだからカジメ風呂に入りましょうか

DSCN0316.jpg
     これが海藻のカジメです

大原の伊勢えび漁師の拓さんちに朝早く海老取り網のメンテ作業に出かけることがあります。
伊勢海老はすでには網からずされていますが、大量の藻屑やカニ、ヤドカリなどが付着しているので、これをはずし、次回の漁に使えるように準備する作業です。

アカエイやサメが引っ掛かっている時もありますが、アイナメやタイ、カニ、ホラガイなどがかかっていると、これは作業者が山分けにします。

Tさんは紅色藻類を畑の肥料にともらって帰ります。
ワカメは欲しい人がもらって帰りますが、カジメなど褐色藻類はたいてい捨てられます。
ところがKさんはカジメを入浴剤にすると言ってもらって帰ります。
それで真似して、もらって帰り、カジメ風呂にしてみました。

根は岩の残骸をしっかりつかんでいるので切り捨て
葉の部分は付着している雑物を洗い流したら、バスタブに入れて湯を張ればできあがり。

ヨード色(濃い茶色)のカジメ風呂は、川崎や東京の温泉――黒湯の成分と基本的に同じだそうです。
あの黒い湯は古代のカジメが地中に閉じ込められ、地下水に溶け込んだものを利用しているのだから当然です。

ほのかに磯の香りがし、肌がスベスベになり、体があたたまります。
黒めの湯に入っていると気分はもう温泉。
だから40℃以下のぬるめの湯でゆっくりとつかり、疲れを取り、新陳代謝を活発にするのが夏バテ解消の風呂の入り方でしょう。

湯船の中でカジメを揉めばまだまだエキスが出てくるし、
湯船の中でカジメで体を拭えばワイルドな気分になります。
そんな時は浴室の照明を最小限にするのが南国気分で良いですね。

カジメを乾燥保存すれば、たぶん、冬場でもカジメ風呂に入れることでしょう。
こんど拓さんちに行ったらたくさんカジメをゲットしてくることにしましょう。

             漁師工房拓→●



 



関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント