★椎木玉崎神社、夏越しの祓い

椎木玉前神社
    神々しい境内に茅の輪が飾られた

早いものです。今年ももう6月下旬ですから、1年の半分が過ぎたことになります。
半年に一度、心の大掃除をする習慣が 夏越しの祓いと年越しの祓い です。
神社でお祓いを受けるわけですが、この日、神社によっては 茅の輪くぐり があります。

葦や茅で作った大きな輪を三度くぐることで、心身のケガレが拭われ その人が本来持つ清く正しく美しい心身に生まれ変わる――とされています。

茅の輪の起源は 『釈日本紀』に引用された『備後国風土記』逸文にある「蘇民将来神話」で語られています。

―――その昔、旅の途中で宿を乞うた武塔神(ムトウシン=須佐之男命)を裕福な巨旦将来(コタンショウライ)は断りましたが、兄の蘇民将来(ソミンショウライ)は貧しいにもかかわらず、粗末ではあっても心のこもったもてなしをしました。
翌年、再訪した武塔神は、蘇民の娘に茅の輪を渡し、自分は須佐之男命であると正体を明かし、茅の輪を身に付けていれば疫病を避けることができると教えました。
翌朝になると茅の輪をつけた娘以外の村人は疫病のために全滅しました。
以来、「茅の輪」には疫病を祓い除ける力があるとされ、疫病が流行すると「蘇民将来の子孫なり」と口々に唱え「茅の輪」を身に付けるようになりました。―――

現代人の目でこの神話を分析すれば数々の問題点がありますが、それは脇に置いて、茅の輪が疾病除けとして遠い昔から信じられてきたことがわかります。
そしてスサノオを怒らせれば疾病で殺され、心からもてなせば病気にならないと信じられてきたこともわかります。

スサノオ信仰は祇園社、八坂神社、山王社を中心に全国に広まり、千葉県でも各地で祇園祭が執行されます。
地元ともいえる椎木の玉崎神社は八坂神社を併設していますので茅の輪が設置されました。
何有荘近くの和泉八坂神社は氏子の数が少ないからか、この行事はありません。
茅の輪くぐりをしたければ椎木か中原の玉前神社に参詣することになります。

茅の輪くぐりの人気にあやかり、スサノオとは本来、無関係の神社でも茅の輪が設置されることはままあります。
お近くの神社でも、もしかしたら茅の輪があるかもしれませんね。
 


 
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