★太東海岸――ハマエンドウ

ハマエンドウ
      海浜植物。カラスノエンドウよりやや大型

いすみ市には海があるのに、海岸に出かけない小学生が増えました。
学校にはプールがあるし、海岸は波が荒くて遊泳禁止だし、塾で忙しいし、コンピュータゲームの方が楽しいし…。

夷隅川南の和泉浦は今は三軒屋海岸と呼ばれ、サーファーのメッカになっており
6月には全国大会が開かれます。
その海岸は整備されて海浜植物は雑草扱いです。
駐車場には各地のナンバーが並んでおり、1173番の番号が多いのが特徴です
もちろん、「いいなみ」 と読めますから。

一方、夷隅川北海岸の方は投げ釣りの人か、犬の散歩の人しか来ない静かな海岸で
そこに人知れず画像のようにハマエンドウが咲いています。
台風の後で、砂浜が一晩で消えてしまったり、逆に広がったりするものだということをここに移住してきて初めて知りました。

海岸砂丘というのですが、押し寄せる波と風とが砂を運び、海岸にそって砂丘地帯を作ることがあると高校の地理の授業でならいました。
その典型例がこのいすみ市の夷隅川左岸、つまりこの海岸地帯です。
海岸の自然堤防として しだいに陸地化するので、そこはハマエンドウや浜昼顔など海浜植物の天下になっています。 

3.11の時はこの自然堤防を津波が乗り超えるのを太東崎灯台から見たと知人が言っていましたが、その後、海浜植物に大した影響はありませんでした。

しかし、ハマエンドウの数は年を追うごとに減ってきている印象があります。
代りに増えているのがチガヤで、行政が自然堤防を強化するためにブルドーザーを入れて土盛りした場所に増えているような気がします。
それはそれで見事なのですが…。

刺身のツマにするハマボウフウはこの海岸ではほぼ絶滅しました。
花咲く自然堤防がチガヤだらけになってしまうのは残念なことです。しかし、どうしようもありません。
せめて、こんな花が咲いていたよと記録に残しておくことにしましょう。


 
 
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