★可憐な毒草――ムラサキケマン 

ムラサキケマン
     庭にも野原にも林縁などに普通の毒草

紫色の花が咲くムラサキケマンと黄色のキケマンとがありますが、キケマンはまだ図鑑でしか見たことがありません。

ケマンは華鬘と書き、仏堂を荘厳に飾る仏具のひとつ。
もともとは生花で花環を作り、僧など高貴な人の装身具として布施されたものらしい。
  仏具  現在の仏具はこんな形

仏具の華鬘と花のケマンが似ているとは思えないけれど、豪華な花飾りという原意を考えればなるほどね、と思う命名です。

しかしこの花を摘んで花飾りにしてはいけません。
庭の雑草として引き抜く時も注意が必要です。
茎葉を傷つけると出る汁は悪臭がし、その汁が着いた手で目をこすったり、おやつを摘まんだりしないでください。
プロトピンを含み有毒。
誤食すれば嘔吐・呼吸麻痺・心臓麻痺などを引き起こし、死んじゃうこともあります。

山菜を採集するのが趣味の人が注意すべき点は、昨日紹介した山菜のシャクと隣りどうしに生えていることがよくあり、誤採集してしまうことです。
シャクの葉とは全ったく違うのに、若い茎葉の雰囲気はよく似ているのです。
    ケマン葉


オイシソウでしょう?
イタリアンパセリにも似ているような気がします。
知らない草を「食べられるかな」だなんてかじってみることは大変危険なことです。



 
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