★山菜のシャク、またの名をワイルドチャービル

シャク
     五弁の小さな白い花が咲き、全体として五角形に広がって咲く

これもいすみ市ではメジャーな野草で山菜として食用可能。
野原や林の中の細道などに群生しているので目立ちます。どちらかというと湿った場所が好みのようです。
花の付き方は同じセリ科のシシウドやハナウドによく似ていますが、シャクの方がずっと小さくて60cm程度。
そのため、シャクをわざわざコシャクと呼ぶ地方もあるといいます。

新潟出身の知人が、ニンジンパでしょう というので エッ と聞き返したら、人参の葉に似ているので新潟ではニンジン葉といい、花咲く前のまだ若い葉を摘んでおひたしにして食べるとのことでした。
なるほど、葉の印象はニンジンのようにも見えます。
しかし子細に観察すると葉のつき方は下の画像のように全く異なります。

  ニンジン  シャクの葉

シャクはどちらかというとシダの葉のようになっており、葉の先端だけでも判別は可能です。
雪の深い地域では春を知らせる新鮮野菜として古くから珍重されたのでしょう。
若い葉はシダの葉よりもずっと柔らかく、ほのかな香りがあり、おひたしの他、焼き味噌で和えたり、天ぷらや炒めたりする山菜です。
根を山人参と称して食べる地域もあるそうです。

シャクは欧米ではワイルドチャービルと呼ばれて親しまれているそうですから、若い葉はチャービルと同じように利用すれば良いことがわかります。
ただし、チャービルの葉とは印象が似ていても、やはり異なります。
そのチャービルの葉に大変良く似た毒草が日本にはあります。
ムラサキケマンやキケマンで、シャクと同じような場所に育ち、隣り合っている場合もよくあります。
だから、シャクを摘んでいるつもりで うっかりケマンをも摘んでしまうと食中毒を起こしてしまうでしょうね。

花が咲く時期になれば、その差は明瞭で間違えることはありませんが、30cm未満の葉だけの若い時期には印象が似ているだけに注意が必要です。
だから、花の時期にここはシャクの群生地だとしっかり覚えておけば、間違えることなく、春の山菜を楽しめるわけです。
今はもう花の時期になりました。
シャクの群生地を今のうちにしっかりチェックしておきましょう。
                                         明日につづく


 
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