★昔の地図を見ればなるほどと思います。

沼
   いすみ市岬町和泉付近 左:明治36年地図  右:最近の国土地理院の地図

明治36年は1903年ですから、今から112年前の地図です。
当時、横文字は右から左に読みます。
画像で〇印をつけた清附には、大きな池(沼)があるのが分かります。
かつての池が田んぼになったり、あらたに貯水池ができたり、国道が整備されたりと100年間の変化は眼を見張ります。

清附の池は最近の地図では田んぼに表記されています。
排水工事が行われ、若干の盛り土も行われて田んぼとして開拓されたことが判ります。
しかし現地に行って見れば、道路面からは1mも低く、あいかわらず排水が悪い泥田だったろうと推測できます。

現在のスパーレオの裏手にあたり、わたしたちが移住してきた頃はなかば耕作放棄地でした。
田んぼの作付面積を強制的に減らす減反政策が実施されていましたから、効率の悪い田んぼはまっさきに放棄されてしまいます。

ところが2011年以後、この荒れ地が脚光を浴びることになります。
原発が止まり、安全で再生可能な自然エネルギー発電が脚光を浴び、特に太陽光発電は買い取り価格が固定され、その導入が推奨されました。
太陽光発電パネルを設置すれば数年で元が取れて、以後設備がこわれるまで儲かると宣伝されました。
その結果、遊休地に次々に太陽光パネルが設置されていきます。

パネル
画像の清附田んぼ跡には巨大な太陽光発電パネルが設置されつつあります。
その工事をするためにブルドーザーが敷地に乗りいれたら、泥にはまって動きが取れなくなってしまい、大騒ぎになったと地元の人から聞きました。
さもありなむ。そこは昔は池(沼)だったのですから。

文科省の指導要領が変わり、学生時代に自然地理学や地学はほとんど何も学ばずに社会人になるシステムになって何十年たつでしょうか。
昔の中高生はしっかり仕込まれたのですがね。
もっとも相方さんは受験に関係ない科目は何も教わった記憶がないと言いますが…。

さて、自分の家が安全な場所にあるのかどうか。
地震が来た時に地盤が安定しているのか、広島のように土砂崩れ・鉄砲水に遭わないか、津波が急に高くなる場所に位置していないか?

古い地図を眺めていれば、ある程度の見当はつくものです。
画像の地図ソフトは大変優れたソフトで、新旧の地図を同時に見ることができます。
これは埼玉大学教育学部の谷謙二先生作成の「今昔マップ on the web」

全国すべての地域に対応しているわけではありませんが、
一度、ご自分が住む場所の100年前の地図を調べて見てはいかがでしょうか。



 
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