山椒の実の佃煮

   
        採集した山椒の実

月に1度、里山再生のボランティア活動にでかけています。「里山の会」では仲間のたまり場をセンターと称し、フィールド近くの空き農家を借用しています。
庭には大きな山椒の木があり、毎年この季節には実をゲットできるのでウレシイ。
今年は不作で実がほとんどありません。遠慮して少々採集しました。

山椒の佃煮を作るのもわたしの仕事で、毎年いいかげんに作っております。
レシピなんかないので失敗ばかりですが、失敗するから少しは利口になります。

作業手順だけ書いてみましょう。
  1.実を軸からきれいにはずす。
  2.熱湯で2分。ザルに上げて冷水で数分間冷やす。
  3.鍋に山椒とひたひたちょいの酒を入れ、沸騰したら弱火にして30分。
  4.軟らかくなったら醤油、砂糖、味醂を加えて味を調整。
  5.強火にして水分を飛ばせば出来上がり。

ジャコと混ぜたり、シイタケ昆布と混ぜたりすると最高ですね。煮魚にも合います。
山椒こそ、ユズとともにジャパニーズハーブの最高峰でしょう。
御飯がすすみます。

さて蛇足その一、
山椒の読みは サンショ ですか、サンショウ ですか?
どちらでも良いのです。
森鴎外の『山椒大夫』は サンショウダユウ です。
つまり、山椒の読みはサンショとサンショウの二通りが存在することになります。
したり顔でサンショが正しいなどと言うことは、森鴎外は教養がないと言っていることに等しいわけで感心しません。

蛇足その二、
九州・椎葉村のひえつき節の一節
  ♪ 庭のさんしゅの木 鳴る鈴かけて 鈴の鳴るときゃ 出ておじゃれよー
この「さんしゅの木」とは山椒の木のことだと信じておりましたが、サンシュユという黄金色の花を咲かせる木のことだ、と言う説が最近の主流です。

蛇足その三、
山椒につくアオムシはアゲハの幼虫です。ほっとけばそのうち揚羽蝶になります。かなりの大食漢ですから小さな山椒は丸坊主になり、自分自身も飢えて死んでしまいます。母アゲハがオロカだと幼虫は気の毒ですナ。

蛇足その四、
唐辛子の辛さを「辣ラー」、山椒の辛さを「麻マー」と言います。だから「麻婆豆腐」とは本来、大量の山椒が入るらしい。それもおいしそうな気がします。

 

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