★ユネスコ受賞の大多喜町旧庁舎を見に行きました

大多喜庁舎
           横浜赤レンガ倉庫に続く、日本二番目の受賞です。

前から大多喜町役場の庁舎はカッコいいなとは思っていました。
1959年建築ですから56年前の建物です。
早大名誉教授の今井兼次氏(故人)の設計で、当時、日本建築学会作品賞を受賞した庁舎だそうですから、さもありなむ。お金がかかった庁舎でした。

その庁舎が寄る年波には勝てずに老朽化し、解体される話が持ち上がると 今井教授の教え子や建築学会から惜しむ声があがり、町は改修して保全することに決定しました。

ヨーロッパの街並みは、もう数百年間も使い続けている建物なのに、日本では木造建築だと30年、コンクリだと50年で破却・建て替えの話が持ち上がってきます。
モッタイナイ話です。

ユネスコの受賞とは正確には、「ユネスコ文化遺産保全のためのアジア太平洋遺産賞」。
その「功績賞」を受賞しました。
同賞は、アジア太平洋地域で、民間や官民協力で文化遺産を保全修復した事業を表彰するもので
大多喜役場庁舎の改修保全が評価され、受賞したものです。
2013年のことでしたが、知りませんでした。

日本の近代建築では「優秀賞」を受賞した横浜赤レンガ倉庫に続く2例目となります。
ちゃんとした建物を建て、きちんと補修すれば何年も長持ちするのが良いですよね。
木造建築だって、奈良・法隆寺とまでは言わないにせよ、いすみ市の古民家は ほれぼれするほど素晴らしいものです。
45cmもある黒光する柱や梁が縦横に使われ、震災や戦災に耐え抜いてきました。
後継者がいないために解体撤去されるのは実に惜しい話です。

夷隅町役場や岬町役場、御宿町役場の庁舎も老朽化しつつありますから、建て替えの話も出てくるでしょうね。
大多喜町役場庁舎のように補修保全できればよいのですが、それほどの文化的価値があるとは思えないとか、建て替えた方が安いとか、耐震性がないからとかで、結局、税金を使って立て替えになっちゃうのでしょうかねぇ。

その点で、大多喜町が解体せずに保全を決定したのは偉かった。
解体したらこの世から消えてしまいますが、補修した上で、今日も庁舎の一部として利用しています。
大多喜町は建築物を大切にし、それなりにお金をかけている自治体だと思います。
下の画像は大多喜小学校校舎で、このような校舎で学ぶ子どもたちは幸せだし、校舎や町を誇りに思うことでしょう。
小学校
        お城の見える校庭におとぎの国ような校舎です



 
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