梅雨とタチアオイ(立葵)の花

   

この近辺はタチアオイが多く、あちらこちらの農家の庭や路傍で咲いております。
スッキリと立ち上がり、それぞれ色とりどりに咲き誇っているのを見るのが散歩の楽しみです。
花は赤、白、黄、ピンク、紫、黒に近い赤などで大きさは10cm以上になります。
花の咲き方も様々で一重、八重、フリルの入っているものなどがあります。
花の色・形は様々でも葉の形や立ち姿は同じですから見間違うことはありません。

アオイ科の花はどれも美しく、オクラ、フヨウ、スイフヨウ、ハイビスカス、ムクゲなどが近縁種です。言われてみれば似ていますよね。
先日紹介したハーブのマロウの日本名はゼニアオイですからこれも近縁種です。
したがってこれらの花はその気になれば食べられます。
チーズを花びらで巻いて食べるという人がいました。

最近はホリホック(ホーリーホック)という英語名で言う人もいますが、なんで英語で言わないと気が済まないのでしょうか。タチアオイでいいじゃないですか。

タチアオイは花茎の下の方から咲き始め、順次、上の方が咲き、最後にてっぺんの花が咲きます。
これが梅雨の始まり、中頃、終わりを示す自然のシグナルなのだそうです。
暇な人がこれを調べ上げ、関東地方ではほぼ一致するという結論になりました。
画像では梅雨明けはまだだと判断できます。
ウソかホウトウか、散歩の途中でチェックするのも楽しみになりました。

タチアオイは雨に濡れている時よりも快晴の方がふさわしい。
梅雨の合間の晴れの日に、太陽に向かって輝くタチアオイは希望の象徴のようにも思えてきます。

  紋章:立葵
わたしはこの タチアオイ という名前がどうも気になるのです。
タチアオイという紋章は、タチアオイに似ていないのです。

車で30分ほど離れた大多喜の城主で徳川四天王の一人である本多忠勝の紋所がタチアオイ・立葵でした。
大多喜名産の和菓子にも本多家の立葵がデザインされています。
徳川家は三葉葵で、本多家と徳川家の紋章は、同じ葵の葉をデザインしています。

葵紋の葉はハート形ですが、タチアオイの葉はヒイラギ形ですからまったく異なります。
それもそのはずで、葵紋の葵はタチアオイとは無関係の草・フタバアオイの葉をデザインしたものでした。
山林の下草だそうです。
タチアオイはアオイ科、フタバアオイはウマノスズクサ科で別系統です。

植物学的に別系統で、しかも外見も異なる場合、日本名は別名になるのが普通です。
ところが、アオイ(タチアオイ)が二つ同時に存在することが気になり落ち着きません。
「そんなこと言ったってしょうがないじゃない?」と家内は笑っています。
それはそうなんですがねぇ。

関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント