★春を待つカモミールの新芽

カモミールの新芽
       年末から新芽を広げ、霜にも霜柱にも負けません

冬至を過ぎて立春までが一番寒さが厳しい時期で、今は小寒、20日からが大寒となります。
そんな時期でも雑草は芽生え、雑草に負けじとカモミールも新芽を広げています。

龍角散ののど飴のCMで香川照之演じる医者がカミツレを栽培する場面があります。
カミツレは江戸時代にオランダから輸入された薬草でオランダ語で kamille
発音としてはカミッレに近く、漢字を当てると、加密列。
これを仮名で書くと、江戸時代は小文字の「ッ」がないために「カミツレ」になる。
すると「カミツレ」と4音節で発音し、それが一般化してしまいます。

現在でもカミツレ石鹸やカミツレ化粧品として、カミツレの単語は生きています。
ポケモンにもカミツレが登場していました。黄色いシャツの女性キャラです。

ハーブを育てる人、たしなむ人はカモミールchamomileと呼ぶことが多くなりました。
10年前は英語っぽく、カモマイルという人もいましたが、今はほとんど聞きません。

蛇足ですが、CMでお殿様が「褒美をとらせよう」と言いますが、その殿様役の人は佐竹敬久(サタケ ノリヒサ)。
現職の秋田県知事で、清和源氏の流れを引く佐竹氏の末裔。江戸時代には秋田藩のお殿様だった家柄の方です。
龍角散は江戸時代、秋田藩で生まれた薬です。
というわけで、それなりに歴史を踏まえ、うまくアレンジしたCMだといえます。

ついでながら、龍の骨とか龍の角は万病に効くと信じられれ、中国から輸入されることがありました。
龍角散は白い粉なので、龍とは本当は無関係なのに龍角散と命名したので大当たりしたのでしょう。
輸入された竜の骨とは実際には恐竜の化石だっだという話があります。
現代では南アフリカ共和国でサイの密猟が盛んで、サイが絶滅の危機にあります。
サイの角が万病に効くということで東南アジア方面に非常に高価な値段で密輸出されているようです。

そんな怪しげな薬より、一杯のカモミールティーのがよっぽど効くような気がしています。



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