★トルコ土産のザクロ茶

ザクロ茶2 ザクロ茶3

知人がトルコ旅行に行き、そのお土産としてザクロ茶をいただきました。
ザクロがお茶になるのかとビックリしました。
画像のように粉末で、一昔前のインスタント飲み物のような感じで、お湯または水で溶かすと鮮やかな赤い色になります。
飲んだ感じとしては穏やかな甘酸っぱさで、確かにザクロの味がいたします。
ザクロの原産地はイランだとかトルコだとか言われ、彼の地では普通の飲み物なのでしょうか。

原材料が何なのか表記はありませんでした。
そこでネットで調べたら韓国にもザクロ茶があるのですね。初めて知りました。
韓国製品の場合、ザクロの濃縮粉末の他にいろいろ混ざっています。
たぶん、トルコ製も同じく添加物たっぷりでしょう。

さて、ザクロと言えば 「おそれ入谷の鬼子母神」 。
鬼子母神は元々はインドの神様で、子どものころ読んだ話では、

――鬼子母神は人間の子どもの肉が大好物で、子どもをさらっては食らう鬼女だった。お釈迦様が鬼女を救うために鬼女の末子を隠すと、慌てふためき泣き叫び地の果てまで末子を探しに行くが見つからない。
お釈迦様が現れ、子だくさんのお前のたった一人の子でさえいなくなればお前は大騒ぎをする。お前の行いによってどれほど多くの母親が嘆き悲しんだか思い知るが良い。これからは人の子を食べたくなったらザクロを食べよ。ザクロは人の味がするからと諭した。
鬼女はお釈迦様の教えに従い心を改め、以後、母子の守り神になった―――

この話はわたしたちの年代の人には良く知られており、ザクロって人肉の味がするのか?と訊かれることがあります。
人肉の味を知らないので、「サー、どうだか」 としか答えようがありません。

原話はインドにあったようで、仏教を中国語に訳す際に、鬼女が食した果実を「吉祥果」と訳したものの、その果実がどんなものなのか誰も知らない。
鬼子母神を絵画や彫刻にする際、当時の中国では非常に珍しい西域の果実、ザクロをモデルに吉祥果として描いた。
そこから吉祥果=ザクロとなり、鬼子母神が食したのはザクロとなり、人肉の味がするという尾ひれまでついたらしい。

原話では一口食べれば邪悪な心が清純な心に矯正される不思議な 「吉祥果」 であり、想像上の果実であったものが、なまじザクロがモデルとなったために、ザクロを食べて我慢しろみたいな話に 「進化」 してしまいました。
イランやトルコの人がこの話を聞いたらびっくりするでしょうね。

ザクロには女性ホルモンを活発にし、美容健康に効果があると昔から信じられてきたようです。
母子の守護神である鬼子母神とザクロが結びついたのは、このような実際的な効能がザクロにあったからかもしれません。


 
 
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