★昨夜は皆既月食、赤い月 

月食
    何有荘にて 19:41。コンデジ。セルフタイマー4秒f6.6。ISO100.

夜遅くではないので観察するには絶好のチャンスです。
房総半島は曇りの予報でがっかりしていたのですが、月食が始まる頃の東の空は晴れわたりました。期待が持てます。

昨夜、10月08日は晩秋の満月、旧暦の9月15日です。
月食は満月の晩にしか起きません。太陽・地球・月が一直線上に並び、月が地球の影に入ると月食になります。

月に一度満月があるのだから、月食だって毎月起きても良さそうなのに、そうならないのは地球と月の大きさ、その距離、その微妙な公転角度。
要するに地球の影に遠くにある小さな月がまともに入る機会はそう多くはないということです。

18:24過ぎ、左下から満月が欠けてきました。
19:25頃から皆既月食だそうですが上部は明るい。
画像は19:41 のものです。この頃から東の空に雲が出てきました。
それからどんどん雲は広がり、とうとう月は見えなくなり、夜半には雨となりましたから、天体ショーの前半だけでも見ることができたのはラッキーでした。

皆既月食でも月は全く見えなくなるのではなく、画像のように赤く見えます。
これを ブラッドムーン blood moon と言うそうで、赤い月と訳しているようですが直訳すれば“血の月”ですから気味が悪い月だと、あちらの人も思ったのでしょう。

月が見る間に欠けてくるのは正常ではない、不吉だと昔の人は思いました。
天皇は天子様=天の意志を代行する人ですから、朝廷は天体の運行に大変な注意を払い、日本書紀など、日食・月食は几帳面に記録しています。
日食・月食が予想される日は行事をひかえ、外出を控え、祈りをささげてその日が無事すぎるようにしたものでした。

科学が発達するのは良いことで、現代社会ではブラッドムーンを見て地球崩壊の兆しだと騒ぎ立てる人はまずいないでしょう。
月の光が一番似合うのは“♪ 青い月夜の浜辺には~”のように青い月影でしょうか。
TVは青色発光ダイオードでノーベル賞受賞の日本人三博士の話で盛り上がっています。
あとひと月もすれば、下界はLEDのクリスマスイルミネーションに彩られます。
でも田舎では自然の月の光――これが田舎には似合うようで、心が一番安らぎます。


 
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