★今日は半夏生(ハンゲショウ)

ハンゲショウ
       別名 カタシログサ といい、水辺に生える

カレンダーが月の満ち欠けを基準にしていた江戸時代まで、1年は360日でした。
360日を4区分したのが四季。春夏秋冬はそれぞれ90日です。
15日ずつ、24区分したのが二十四節気。
さらに細かく、5日ごとに大自然の移り変わりを示したのが七十二候。
(二十四節気と七十二候を合わせて「気候」といいます)

その七十二候で今日7月2日~6日までの五日間が半夏生です。
半夏生の時期にいすみ市の湿地帯には画像のように半夏生が咲いています。
葉の半分が真っ白になるので、半化粧 とも書きますが、そう書くと何とは無しに、短い生涯を終えた薄幸の女性のイメージがあります。

半化生と書くとどうなるでしょうか。
卵生、胎生、湿生、化生を四生(シショウ)と言って、昔の人は生命の生まれ方として卵や母胎のほかに、湿地・湿気から生まれる、何もない所から生まれる、の四種類があると考えました。
半化生は半分何もない所から生まれる、の意味になり、半分化け物だという意味になります。
ハンゲショウという音の響きに何やら不気味な印象があるのはそのせいでしょう。

地域によってはこの時期に降る雨をハンゲ様と言って、毒の雨が降ると信じられてきました。井戸に雨水が入らぬようにフタをしろ、とか、妊産婦に生水は飲ませるな、なども聞いています。
おそらく不衛生であった昔の人の教えとして食中毒などに気を付けよということなのでしょうね。
働いてはいけないという地域もあり、これも季節の変わり目に際して過労死を諌めるものでしょう。
これから本格的な暑さが来る前の心構えを事前確認する習慣だったと思います。

ハンゲの危険な五日間を乗り切るために、地方によっては独特の食習慣がありました。
タコ(関西)、サバ(福井)、ウドン(香川県他)が有名です。

いすみ市ではそのような風俗習慣を聞いたことなく、ややさびしい感じがします。
でも、いすみ市はタコの名産地だから、半夏生にイスミダコを食べよう!! と大々的に宣伝すれば儲かるかもしれません。
じつは7月2日はすでに 「タコの日」と制定されており、効果的な宣伝をすればおもしろいのに、だれも何とも言いません。


 
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コメント

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No title

からっからの場所にって以外です。
水辺か、水に浸った場所ですね。こちらでは。
葉がどうしてあんなに白くなるのか、とても美しく上品な白です。
マタタビの白も気になりますが、ハンゲショウの白も気になります。
今どきは特に生き生きとしています。
盛りを過ぎると化粧がはげて、見なければ良かったと思いますが。

No title

気候とはそのような所からきていたのですね。勉強になりました。半夏生は自然には水辺に生えるのですね。うちの畑のからっからのところに群生しているので、意外でした。半夏生の緑と白の組み合わせは本当に夏らしくて美しいですね。