★アジサイの花はどこにある。

ガクアジサイガクアジサイ2
          ガクアジサイ               ガクアジサイの花

アジサイの季節になりました。
雨に濡れるアジサイの花は風情があって素敵ですが、土砂降りの雨じゃ、ちょっとね。
色々あるアジサイの原種はすべて日本産のガクアジサイだそうです。
普通のアジサイは丸い大きな手毬(テマリ)のようで豪華さがありますが、ガクアジサイは画像のように額縁(ガクブチ)に飾られて清楚な雰囲気があります。

ガクアジサイの額縁部分の一番目立つ花は 「装飾花」 といい、本物の花弁ではなく、萼(ガク)がまるで花びらのように変化したものです。
よく見れば4枚のガクの中央部には小さな丸い粒があります。それは花ビラ・オシベ・メシベがまとまって退化してしまったものです。
まれに、この丸粒が開花することがあります。

本物の花はどこにあるかといえば、中央部分にゴチャゴチャと集合しており、画像のようにいくつか花開いておりました。
でもアジサイの花と言ったら、この小さな花のことだという人はへそ曲がりですね。
そんなことは学者に任せておけば良いのに、時々、有名中学の入試問題に出てきたりします。

丸い手毬のようなアジサイではすべてが装飾花でおおわれています。
ではアジサイの本当の花はどこにあるのでしょうか。
装飾花をかき分けてみると、小さな本物の花がありました。まだツボミでした。
こんな小さな花でもオシベ・メシベがあり、虫媒花だそうで、11月ごろにケシ粒のような細かい種ができます。
でもアジサイの種なんて聞いたことがありませんね。
人工的に品種改良され、挿し木で増えて育ちますから、種は事実上無意味な存在のようです。
あじさいあじさい2

ついでに
アジサイを格好つけて学名でハイドランジア(Hydrangea)という人がいます。
ハイドラはギリシャ神話に出てくる不死身で邪悪な化け物・ヒドラ(水蛇)のことです。
自然の生き物は人間を含めてみな「死すべき者」であり、不死身の存在は神か化け物。
アジサイに化け物・ヒドラの名前がついているのは、なかなか枯れないから。
椿みたいにポロリと落花する植物と比べると、散りもせず、繊維だけになってもなお残っているのは気味が悪いとでも思ったのでしょうか。

その枯れない性質を利用し、アジサイを花の盛りにカットしてドライにし、それを花炭にしてみました。
アジサイの花炭は不用意に触ると崩れ、あるいは強風で飛んでしまうのが困ります。
      炭


 
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