★イソヒヨドリのお年賀 


   何有荘の庭をウロウロ

昨年、大正堰まわりの大きな木が全て伐採されたので、見通しは良くなりましたが、野鳥たちにとっては隠れる場所がなくなってしまいましたから、何有荘に来るお客様も減りました。

その中で珍しくもお見えになったのが画像のイソヒヨドリ。
磯にいるヒヨドリの意味で、太東埼灯台下の断崖に巣を作っているようです。
エサが豊富なせいか、いつも岩礁地帯で生活をしており、何有荘に来ることはめったにありません。

ヒヨドリがメジロ用のミカンをつつきに来たのかと思ったら、胸が赤いのに気がつきました。
胸が赤い、あるいはレンガ色なのでヒヨドリと区別がつきます。
あいにく、こちらを向いてポーズをとってくれません。
逆光ですが、なんとかイソヒヨドリと判別できます。

ヒヨドリを漢字で書くと「鵯」=卑+鳥。
何でも食べる卑しい鳥という意味ではなく、ピーピーと鳴く鳥の意味です。

以前、東京大田区の職場に勤めていた時に、ヒヨドリが群れをなして庭の木に止まり、ピーヨピーヨと大騒ぎをしていました。
それを聞いた同僚が 「イーヨ、イーヨと鳴いているように聞こえる」 と言ったのが印象に残っています。
一生懸命仕事をしてもうまくいかず、落ち込んでいた時にヒヨドリがみんなでやってきて 「イーヨ、イーヨ」 と慰めてくれたように感じたようです。

イソヒヨドリは本当はヒヨドリの仲間ではなく、ツグミの仲間ですから鳴き声も異なり「イーヨ、イーヨ」とは鳴きません。
ピーチョチョピーとさえずりますから、この鳴き声が聞こえたら近くにイソヒヨドリがいます。
磯づたいに海辺を歩いている時にこの声を聞くと、また別の意味でうれしいものです。

海があり、高くはないけれど山もある。そして夷隅川が流れて田畑もある。豊かで多様な自然環境が残っている土地です。
そんな地域ですから、わざわざバードウォッチングに出かけなくとも野鳥が訪ねてきてくれます。
そんな自然をできるだけ大切にして、いつまでも残したいものです。

  

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