石垣島の蝶

  
左:ツマムラサキマダラ 中:アオタテハモドキ 右:オオゴマダラ

娘から飛行機券をプレゼントされ、南の石垣島とその周辺の島に先週行ってきました。
日本列島が空前の好天日続きだった頃で、現地は連日の曇り空。見わたす限りのマリンブルーの珊瑚礁の海と空、ではなかったのが残念。
それでも久しぶりのゆったりとした気まま旅行でした。

さすが台湾に近いだけあって動植物の雰囲気が違います。
以前、画家・田中一村の展覧会に行った時に奄美の大自然の迫力に圧倒された思いがありました。
でもね、画家だから少し大げさに描いたのかもしれないなどと失礼なことを考えていましたが、現地では何もかも大げさに育っていてすごいのです。あの絵はリアルだったのです。
ポトスなんてジャングルの木になっていて、ポトスだと言われなければ判らないほどです。

旅行写真を撮る趣味がないためにあまり写真は撮らなかったのですが、蝶を写した写真が3枚ありました。
昔、少年の頃、蝶の採集をしていましたから少しは詳しい。でも南方系の蝶は不案内。こちらに帰ってから図鑑やネットで確認しました。
日本の国蝶・オオムラサキかと思った蝶はツマムラサキマダラでした。メタリックな羽が美しく光ります。
アオタテハモドキはまったく知見がなく、さすが南方だと思いました。
オオゴマダラは図鑑上で知っていましたが図鑑と本物とは大違い。ゆったりと時にはせわしく大型の蝶が何頭も舞っています。蝶は1頭・2頭と数えます。羽を開くと10数センチ。今まで見てきた蝶の中では最大の蝶でした。
現地の人は新聞紙片が風に舞っているようだとして「新聞蝶」と言う人もいるそうですが、それは理解できます。石垣島の「島蝶」。

その他、南米から北米まで旅をする蝶として有名な蝶・オオカバマダラとそっくりなスジグロカバマダラに出会ったことも印象的でした。
東京では高尾山で出会うことができるアサギマダラもたくさんいました。蛇足ですが高尾山は南方系と北方系の生き物が共存する貴重な自然を残している山です。

おそらく日本本土もたくさんの蝶がいたのでしょうが今ではその多くが絶滅し、あるいは絶滅の危機にあります。
豊かな自然が残る島から戻ってみると、今の生活が決して「豊か」ではないと思い知らされます。
もっとも石垣島にないものも発見しました。ここ何有荘近辺ではうるさいほどの蛙の合唱と鳥の声ですが、それがないのです。島に水田がほとんどないことに由来するのでしょう。
 

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