★小判草(コバンソウ)のドライ 


   昨年のコバンソウがドライ化していた

明治時代に観賞用として渡来した植物だといわれますが、現在ではほぼ「雑草」です。
荒れ地や路傍に生育し、画像は某墓地で撮影しました。

牧草や高速道法(ノリ)面の緑化植物として輸入された外来種は圧倒的な繁殖力で野外に流出し、
宅地造成のために更地にされた場所や国道沿いのほんのちょっとした隙間に生えている雑草はそのほとんどが外来種になっています。
国際貿易・国際交流が活発になれば、望ましくない外来生物も流入してくるのはやむ得ないことで、毒を持つヒョウモンのタコやナメクジなんてものまで最近は定着しているだなんて報道されていました。

考えてみれば縄文以来の純粋和風は幻想で、弥生人が大量に列島に移民してきた頃から動植物も国際化が進んできました。
純粋和風だと思われている梅や稲だって外来植物だし、サツマイモやジャガイモもそうです。
現在も積極的に野菜、果実、観葉植物の分野では輸入が試みられています。

そういう風潮の中で、見捨てられたコバンソウが雑草として細々と生き延びています。
爆発的、暴力的に生息地域を拡大する侵略的な植物ではないため、見かける機会はそう多くはありません。

画像は昨年の株が干からびてドライ化したもので、株元には今年の芽が伸びていました。
7月になれば新鮮なコバンソウの穂が見られるはずです。
縁起の良い名前を付けてもらいましたし、大型化しない草ですから観賞用だったということもうなずけますが、何有荘にあったらまず間違いなく雑草扱いで刈られて堆肥化されてしまうでしょう。

野にあってこそ観賞に耐える、あるいは大切に鉢植えにしてこそ観賞に耐える植物だと思います。

 

関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント