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★海岸のスカシユリ――太東崎

sukasiyuri.jpg
     今年は天候不順で、まだ満開ではない。半分以下か。

岬町の町の花だったスカシユリは岬町が大原町、夷隅町と合併していすみ市になってから、いすみ市の花に昇格はしませんでした
なにせ大原町は椿の町だから、そう簡単に市の花を決められないらしい。市の花は未定です。

市の花が何になるにせよ、いすみ市の海岸にこの季節になると咲くのがスカシユリです。
何有荘近くの海浜公園には群生して見事です。いすみ市の北から南まで海岸の断崖絶壁など、あれこんな所にと思う場所にも橙色のスカシユリが咲いています。
野の花としては1級品の花だと思います。
いつまでも絶滅せず、いすみ市の海岸を彩ってほしいと思います。

スカシユリという名で園芸品種も出回っています。
名前につられて球根を買い求めても翌年咲く花は画像のような橙色とは違い、パステルカラーなのでびっくりします。
一度、篤志家からスカシユリの球根が太東崎の環境整備をしている団体に寄贈されたのですが、園芸品種でした。
それからどうなったか知りませんが、今はパステルカラーのスカシユリは灯台付近に見つけられません。
地元でスカシユリといったら、スカシユリの原種である橙色のスカシユリです。
私もそう思います。

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「チコちゃんに叱られる」を叱る

昨日のチコちゃんで、星はなんで星型か、ボーっと生きてんじゃねーヨとの設問でした。
目の虹彩が丸型でなく、ギザがあるので光芒が生じる、それで星がヒトデみたいに見えるとエジプト人が感じたのが五芒星の起源である。 ヒトデを日本でも海星と表記した と言っていました。
ここにコチンときました。年を取ると気が短くなります。

中国語でヒトデを海星と表記し、ハイシンみたいに発音します。
日本でもヒトデを中国語で表記しましたが、星をヒトデのようだと思ったわけではありません。
日本では家紋に星をデザインしたものがあります。
三星、九曜、月に星などの家紋ですが、いずれも星を丸印で表してきました。
日本で星を五芒星、六芒星のような星型で示すのは明治維新後の西洋文明の影響です。
NHKのスタッフはボーっと生きてんだと思いました。


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★テンノーさんのお祭り

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      小雨降る中、何有荘前を地元のミコシが繰り出した。

地元では7月になるとテンノーさんのお祭りがあり、ミコシが繰り出します。
いすみ市岬町和泉地区という小規模の集落の祭礼です。

テンノーさんというと、現代人は天皇さんのことか思いますが、それは明治以後の話であって、日本の多くの地域で古くからテンノーさんとは天王さんのことでした。
天王さんとは牛頭天王(ゴズテンノー)の略称で、天皇家の祖先とされるアマテラスオオミカミ(天照大神)から追放されたの弟のスサノオノミコト(須佐之男命)のことです。
神話のスサノオが仏教と混ざりあって牛頭天王になりました。

牛頭天王を祀る最も有名な神社が京都の祇園社であり、1か月にわたる盛大な祇園祭の神社です。
今日も祇園祭の山鉾巡礼が報道されていました。
祇園社は明治になって八坂神社と強制的に名称変更されました。

神と仏を厳密に分離する政策で、仏教的な色彩が残るゴズテンノーという単語が天皇テンノウと紛らわしいので排除された結果です。
地元の小さな祇園社もこの時に八坂神社に改称されたのでしょう。
でも地元の人は今でもテンノーさんの祭りといっています。

隣の大多喜町の鎮守、夷隅神社も旧称は牛頭天王社でした。房総ではこの時期、祇園祭と称する江戸時代から盛大になった祭礼が各地で行われています。
博多祇園山笠や岸和田のだんじり祭りも牛頭天王がらみの祭りです。

つまり、旧暦の6月になると日本各地でテンノーさんのお祭りが執行されます。
この時期は、高温多湿の時期となり、洪水被害も多発します。
テンノーさんに“疫病退散”・“災害防除”を祈願してきたのでした。

今朝の新聞に元G党幹事長が選挙演説で「日本は天皇の国」と発言したとありました。
天皇の代替わりを政治的に利用しようとしたのでしょうか。
庶民が圧倒的に支持したのは天皇さんではなく、テンノー(天王)さんでした。
神代の昔からテンノーさん(スサノウ)を偉大な神として全国各地の庶民は信じてきたという事実は重い事実です。

 

★梅雨の合間にチョウが舞う

クロアゲハツマグロヒョウモン
   クロアゲハ            ツマグロヒョウモン

いすみ市は“何もない田舎”ですから緑が豊かです。だからチョウの種類も豊富かもしれません。
庭にチョウが遊びに来るように植えたのが、チョウが好むというブッドレア。
色々なチョウが来ますが、本日はクロアゲハ。

市街地ではあまり見かけないアゲハで山野に多い。まったく汚れや傷がないのは誕生したてかもしれません。たぶん、ウチの柚子の木で育ったのでしょう。

おや?と思ったのがツマグロヒョウモン。
めったに見かけません。はじめは何のチョウか迷いましました。
ヒメアカタテハに似ていますが、それよりずっと大きい。

そういえば、と思い直して画像検索で見つけたのがツマグロヒョウモン。
地球温暖化で年に数回は房総でも見かけるようになった蝶です。

小学生のころ、チョウを採集するのが趣味でした。
そのころ、このチョウは九州にいるチョウで、関東地方にはいませんでした。
だから、地元のチョウという発想が乏しいのです。

めずらしいチョウを発見するとうれしいのですが、温暖化のせいだと思うとちょっと複雑です。
モンキアゲハというチョウなど今やいすみ市では普通に見られますが、これも南方系です。
ナガサキアゲハも見かけるようになりました。

ということは、わけのわからぬ見たこともない害虫も北上してきているだろうと想像できます。
あるいは昨今の異常気象の前兆として南方系のチョウが舞い始めているのかもしれません。

ま、そんなことをいつも考えているわけではありません。
素敵なチョウが来たなと喜んでアップしました。


★半夏生(ハンゲショウ)咲く

半夏生
  水辺の半夏生。カタシログサともいわれる

7月2日からの5日間を半夏生といいます。
夏至から11日目で、立秋のほぼ一か月前に当たります。
平年ならば梅雨の末期か、梅雨明けになるころですが、今年は鹿児島など梅雨とは言えないものすごい豪雨に襲われています。

房総半島は比較的平穏で、例年のごとく半夏生の季節に半夏生が咲いていました。
この花が咲くと本格的な暑さの季節になるなと覚悟します。
そして半夏生の日には農作業をしてはいけないという風習が各地にありました。
 “ハンゲの雨に当たると発熱する”とか“ハンゲの雨が井戸に入ると水が腐る”などと言われ、
衛生管理をしっかりして休養を取る日だったようです。

関西地方ではタコを食べる風習があり、これは、「稲の根が、タコの8本足のように八方にしっかりと張る」ということを祈願したことが由来だと言われています。
いすみ市のスーパーでもちらしに半夏生だからタコを食べよう見たいな宣伝が載りましたが、たいして盛り上がりませんでした。

それでも宣伝につられて“太東の蛸”を買い求めてタコ飯を作って食べました。
地元、太東の蛸は高級で、価格の面でモーリタニア産とは比べ物になりませんが、このような機会を口実にしないと地元産の蛸は買う勇気が出ません。
あまり上手に炊き上がりませんでしたが、気分的にこれでまぁ半月は元気に暮らせるでしょう。

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災害対策
いつでも、どこでも“想定外”の災害が想定される時代になりました。
房総半島沖を震源とする大地震と大津波も現実のものとして考えねばなりませんが、何をどう準備する?
カセットボンベと乾電池を先日、補充しました。
保存食量はどうにかなるでしょう。飲料水や電気も手当てしてあります。

情報の読み方も大切でしょう。
気象庁の災害情報・危険度マップは全国どこでも検索可能で、今どうなっているかを調べるのに役に立ちますが、地元のハザードマップよりは精度が落ちます。
例えば、先日、いすみ市では佐室地域に避難指示がだされました。市のハザードマップでは1m未満の浸水が予想される地域ですが、気象庁のマップでは何も記載されていません。
自宅近辺にどのような潜在的危険がるのか、日ごろから心得ておく必要があるでしょう。
どのくらい強い雨がこれからも続くのか、河川の水位がどのくらい上がっているのかを調べるのは、市の情報よりも気象庁の災害情報危険度マップが便利です。