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★浜昼顔の海岸

浜昼顔
              夷隅川河口(左岸)は砂浜の海岸

連日、五月としては記録的暑さが続いています。
熱中症の注意が叫ばれ、北海道なんぞ、今日も朝から26℃だとかとTVが言っていました。
旧暦でいえば本日26日はまだ四月、卯月の22日。
もうすぐ下弦の月となり、やがて五月になろうとする「初夏」の時期なのに、もはや盛夏の気温になるとは、やはりおかしい。

久しぶりに夷隅川河口の浜昼顔を見に行きました。
青い空は雲一つなく晴れ渡り、風はさほど強くはないけれど、波はすごく荒く轟いています。
暑い暑いといっても海岸なのでさほど暑さは感じません。
広い海岸には誰一人いません。すがすがしい雰囲気です。

今年の浜昼顔はやや不作。昨年より群落が小さくなっています。
昨年まで圧倒的な広さであったことを思い出すと残念です。
ハマエンドウも少ない気がします。
その反面、ハマボウフウを昨年よりも多く見つけられて少し安心。

昨日は震度5の地震で驚きました。
気象庁発表ではいすみ市は震度3でしたが、それよりは少し大きかったと思います。
柱に手を添えて体を支えましたから。
まもなく巨大地震が襲うと数年前から警告されています。
もう一度、地震対策を総点検しなくちゃと思う、良い経験でした。

 
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★ホトトギス来たりて夏は来ぬ

マルバウツギ
  近くの林で見つけたマルバウツギ。アジサイの葉を小さくしたような葉だ
ウツギ2  ヒメウツギ
マルバウツギは鋭い五弁の花弁。    我が家のヒメウツギ。五弁の花は下向き

今年は気候の関係か、ウツギの花の咲く時期が遅れ、それに合わせたかのようにホトトギスの初音も遅れていました。
一昨日、ヒメウツギの花がにぎやかになったころ、初音が聞こえ、安心しました。
 “テッペンカケタカ” とか “特許許可局“ とかと聞こえます。

ウツギの花を卯の花といいます。
1,2,3を子、丑、寅で数えると4番目が卯。だから四月は卯月。
卯月に咲く花だから卯の花なのか、卯の花の季節だから卯月なのか。何とも言えません。

 卯の花の 匂う垣根に 時鳥 早も来鳴きて 忍び音もらす 夏は来ぬ 作詞:佐々木信綱

 この歌、五七五七七+五 で、できています。だから覚えやすいのですね。
卯の花とホトトギスの切っても切れない仲は万葉の昔からの、いわば常識らしい。

卯は方角でいうと東。東は色で示すと青になります。

    “目には青葉 山ホトトギス 初ガツオ   山口素堂”

目には青葉と来れば、旧暦四月が暗示され、暗示された卯月には卯の花が見え隠れします。
暗示された卯の花によって、ホトトギスが導かれ、その鳴き声がまるで聞こえるようじゃありませんか。
しかし、目で見て耳で聞いて初夏を実感するのは、初春の“梅にウグイス”同様の常とう手段。
「あゝ、もう夏なんだ」と実感するのにはさらに一押し、値千金の初鰹だと並べたのが素堂の真骨頂。江戸っ子らしい言い切った表現です。

青葉、ホトトギス、初カツオと、季語を三つ並べた季語重なりの禁じ手を見事に処理しました。
夏井いつき先生じゃないけれど、映像がきっちりと目に浮かび、味や香りまで漂ってくるような気がしてきます。傑作です。

★いずれがアヤメかカキツバタ

アヤメ1 カキツバタ1
  左:アヤメ     右:カキツバタ

平家全盛のころ、源氏の身でありながら出世した源三位中将頼政という人物がいます。
後に以仁王(もちひとおう)を奉じて平家打倒の軍事行動を起こし、源頼朝らに決起を促した人物として知られています。

その頼政がまだ若い頃、宮中に出没するヌエという怪鳥(頭が猿、胴が狸、手足が虎、尾が蛇)を退治した褒美に、菖蒲前という美女を賜るときに十二人の美女の中から選び出すように言われて詠んだ歌が

  五月雨(さみだれ)に 沢辺の真薦(まこも) 水越えて いづれ菖蒲(あやめ)と 引きぞ煩ふ

「五月雨が降り続いて沢辺の水かさが増したため、真薦も水中に隠れてどれが菖蒲かわからず、引き抜くのをためらっている」とうたいました。『太平記・二一』

この歌が後に、「いずれ菖蒲か杜若(かきつばた)」の語源となり、甲乙つけがたい、どちらも優れている、の意味で使われるようになりました。

しかし、画像のようにアヤメとカキツバタの区別は簡単です。
花の中心の模様が網目(あみめ)ならばアヤメ。白一筆ならばカキツバタです。
アヤメは陸生ですが、カキツバタは池の中で育つ点も区別のポイントです。

この二種を覚えれば、残るは花菖蒲(はなしょうぶ)かジャーマンアイリス。
どちらも園芸種で多数の品種があり、区別するのはもう諦めました。
ただ、どちらも中央に黄色一筆の模様が特徴です。
花ショウブは和風の面影を残し、ジャーマンはフリルが豪華な印象です。

キショウブ  
そうそう、黄色といえば最近はキショウブが目立つようになりました。
これは和風の雰囲気ながら、侵略的外来種ワースト100 指定種。外来生物法で要注意外来生物に指定されており駆除対象になっています。
そうは言っても、なかなか駆除しなくちゃ、という気になれませんね。
何年か後には、湿地帯の大勢力なっているかもしれません。

★初物、焼きソラマメは最高だ

ソラマメ

田舎暮らしの良いところは空が広いことでしょうか。
田んぼや畑が広がり、岬町では耕作放棄地も広がっています。建物はせいぜい2階建てですから、空がとても広く感じます。
日の当たる庭にはほんの少しですが作物も植えています。今、実り始めたのはソラマメ。

ソラマメの成長期にはどうしてもアブラムシが付きます。いろいろと毎年工夫していますが排除するのが難しい。
カモミールを混植すれば、カモミールがアブラムシを引き付け、その分ソラマメの被害が減ると思ったのですが、そうは問屋が卸さない。なぜか今年はカモミールにアブラムシの被害がほとんどありませんでした。

それでも実がつくようになればアブラムシの被害も減ります。
そして先日、初収穫となりました。
長方形のカセットコンロを購入した。網焼きにします。レンジのロースターでもオーブントースターでもよいのですが、目の前で焼き加減がわかるので、これは購入して正解でした。

ソラマメの端(頭と尻尾)を少々カットして焼きます。サヤの表面が焦げ、端から湯気が噴出して来れば出来上がりです。
特に調味料はなし。

収穫したてのソラマメはほんのり甘くて柔らかい。ソラマメ本来の味がして,とてもおいしい。
“目黒のサンマ”じゃないけれど、いろいろ手を加えた料理よりもシンプルな方が一番豪華で素敵だと思います。
お殿様では味わえない田舎の料理でした。

羽化したてのナガサキアゲハ

ナガサキ
       羽の筋すじにしっかり体液が満ちるまでじっとしている

5~6年前から飛んでいるナガサキアゲハを近所で見かけるようになりましたが、何有荘で羽化したての個体を見たのは初めてです。
どうやら隣家のミカンの木で育ったらしい。さなぎになる場所を求めて何有荘にまでたどり着いたものと思われます。

南方系のアゲハで、わたしが子どものころは関東地方には一匹もいませんでした。
図鑑の上で見るだけで、名前の通り、長崎など九州地方にのみ生息していました。地球温暖化の影響でしょうね。最近は、関東地方や東北地方南部にまで進出しているようです。

下の羽(後ろの羽)の中央に白い模様があるのが特徴です。
同じく南方系のモンキアゲハも下の羽に黄色がかった白い紋が特徴で、いすみ市ではモンキはもはや見慣れたアゲハになっています。
モンキは普通のアゲハと同じように下の羽に突起がありますが、ナガサキには突起がないので、すぐに区別できます。

めずらしい種類のアゲハがみられるようになったのはうれしいのですが、その反対に見かけなくなった蝶もいます。
アゲハの仲間ではカラスアゲハの姿を見るのが難しくなりました。

カラスの濡れ羽色といいますが、カラスアゲハの羽も見る角度で七色に変化する美しいアゲハなのに残念なことです。
巨大災害が連続するのも地球温暖化のせいだとか。
令和は”美しい調和”とか。でも、美しい調和を祈っているだけじゃダメなんでしょう。
何か少しでも自分でできることをしなくちゃね。