FC2ブログ

★余った柿で純粋『柿酢』作り

柿酢
   梅酒用のビンに突っ込んでおくだけ

甘い果物は放置しておくとアルコール発酵しだし、やがてお酢になってしまいます。
以前、飲み残しの清酒を何か月たって気が付いたら、お酢になってしまったことがありました。
糖分→アルコール発酵→酢酸発酵、それが自然な流れなのでしょう。

材料: 甘柿、渋柿、硬い柿、熟柿なんでも柿ならOK。
作り方:
 1.表面についた酵母菌を利用するので柿は洗わない。そっとゴミをふき取る程度。
 2.1/4にカットし、ヘタや腐った部分を切り落とし、ビンにギューギュー詰める。
 3.ペーパータオルをかぶせ、輪ゴムできっちり蓋をする。(発酵には空気=酸素が必要)
   ホコリ、ごみ、コバエなどが入らぬようにビニ袋などで包んでおく。
 4.数日でエキスが浸み出し始め、数週間で全体がエキス液に浸るようになります。
   その間ブクブク発酵し、ビンを傾けて回したりして全体が液に浸るように心がけます。
 5.白い「酸幕酵母」が表面を覆うようになります。これは酵母菌の塊ですから混ぜても無害。
   試したことはありませんが、自然酵母としてパンを発酵させることができるようです。
 6.1か月もすれば、酢になりますが3か月は発酵させたいものです。
   その間、時々グチャグチャになった柿を木べらなどでさらにつぶします。
   わたしは半年以上発酵させてから濾して酢を取り出します。
 7.濾すのはザル、ついで木綿布などで2~3回行います。
   それでも濁っていますが、やがて沈殿して上部はすきとってきます。
   これを使います。
 
さて、残差となった柿の残骸はそのまま庭にまいておけば肥料になりますが、生ごみたい肥に混ぜてさらに発酵させてから使うのがエコという感じでいいですね。

いすみ市は春は梅が取れて梅干し作り、秋は柿がとれて干し柿や柿酢作り。
梅も柿も地元では使いきれずにボタボタ地面に落ちているのを見るのは残念なことです。
一声かけて頂戴すると、都会からの移住者でも多少は自給自足になります。

いすみ市はいちごやブルーベリー、梨の産地でもあります。
もちろん、おいしいお米の産地です。
そして海産物が豊富で、チーズ作りも盛んです。
パン屋さんやラーメン屋さんは激戦区で、食べる楽しみに不自由しません。

田舎暮らしもいろいろあるでしょうが、そこが豊かな食料生産地だというのは魅力です。
知人は蕎麦を育て、おいしい蕎麦を作るよう努力しています。
そのおこぼれを頂戴することがあり、こんな幸せなことないと感謝しています。
毎日毎日、感謝の連続ですから、何かできることがあったならば、少しはお返ししなくちゃと思っています。


スポンサーサイト



★不時(フジ)の花――河津桜

河津桜

季節外れの桜が全国各地で咲いているという報道がありました。
台風24号による塩害で葉が散ってしまった影響だそうです。
来春の花芽はすでに夏の時点でできており、葉はまだ咲くんじゃないよというホルモンを出している。
その葉がなくなってしまったから、咲く花が出てきたと説明されていました。

画像は太東崎灯台へ至る道に植栽された河津桜です。
どの樹にも数輪の花が咲いていますが、
この樹はチラホラどころではなく、けっこう派手に咲いています。
台風の影響だと思われます。

近辺では、常緑樹はほとんど塩害の被害はありません。
その一方で落葉広葉樹は、どれも真冬のように葉を落としてしまいました。
どこのイチョウも、ほぼ丸裸。
今秋の輝くような黄色の葉はあきらめねばならないでしょう。

何有荘ではハーブ類がだいぶ被害を受け、葉が茶色く縮れました。
シュウカイドウが季節外れの花を咲かせようとしているのは、やはり塩害でしょう。
ちょっと疑問なのがカモミール。
台風が来る前から葉が芽生え、ツボミをもち、花咲かせています。
今ごろ花咲かせているのは台風のせいとは思えません。
    カモミール

いつもとは違う季節に花が咲くことを、『不時現象』 というと気象予報士の森田さんが言っていました。
『不時現象』――初めて聞いた単語です。
時にあらずという意味で不時だそうです。

ふつうは二度咲き、狂い咲き、返り咲きなどと言いますが
英語では bloom out of season ですから、文字通り 「季節外れの花」 です。
気象学で out of season を『不時』 と訳したのかもしれません。

俳句の世界では 「忘れ花・帰り花」という表現もあります。
      凩に 匂ひやつけし 帰花      芭蕉
       かへり花 暁の月に ちりつくす   蕪村

ちょっとしゃれた言い方ですね。
狂い咲き、返り咲きというギラギラした表現よりも穏やかで品があります。