土用の丑の日、「う」のつく食品の日

梅干しウドン
    今日は梅干しうどんの昼食。トロロ、レモンバーム、刻みねぎのせ

土用の丑の日は「う」のつくものを食べると病気にならない という言い伝えがありました。
ウナギは目が飛び出るほど高いので、画像はさっぱりとウドンにウメボシ。

夏の土用は、1年の中で最も暑さが厳しいとされる「大暑」に引き続く18日間をさし、
梅雨明けから間もなく、夏バテ・熱中症に気をつけねばならぬ時期です。

土用が終われば立秋。8月7日。
暦の上では早くも秋で、8月の暑さは残暑と呼ばれてきました。

夏の土用に、暑さに負けぬ体を整えるために江戸庶民には様々な言い伝えや習慣がありました。

丑の日だからうの付く食べ物も食べるのが良い、もその一つで、
その中ではウナギがダントツの人気食品なのはご承知の通り。

でも、ウズラやウリ類(スイカ、キューリ、マクワウリ)、ウマヅラハギもいいですね。
現代ですから、ウインナーやウェハス、ウーロン茶なんか、どうでしょう。

草木も眠る丑三つ時、と言いますがこれは深夜1時。方位でいえば北北東。
丑の方角の守護神は玄武(ゲンブ)。色は黒。
したがって、黒いものも丑がらみで縁起が良いとされました。
  ウナギ、ドジョウ、クロダイ、ナス、しじみ、海苔など。

現代に残る風習としては、「土用しじみ」が今朝のスーパーのチラシに載っていました。
まっぴらごめんの風習は「土用灸」――我慢比べみたいですね。
アセモなどには良いかもしれません。「丑湯」――柿の葉湯のこと。

こんなものもありました。
  土用干し――何有荘でも梅を干しました。
        お客さんが来るから枕と布団を干しましょうか。
        天日干し
  
まぁ要するにダジャレと縁起担ぎ。
江戸庶民はダジャレと縁起担ぎが大好きでした。これも天下泰平だったからでしょう。
なかには、いくらか納得のいく言い伝えもありますから、迷信だよと片付けず、夏の暑さを楽しむのも一興でしょう。


  
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★ジャコウアゲハ♂ 誕生

ジャコウアゲハ♂
      網戸に張り付いて体調を整えている

10日ほど前、アサガオの葉にジャコウアゲハのサナギがぶら下がっているのを発見しました。
サナギを葉ごと切り取り、適当な木っ端に張り付けて誕生を見守りました。

やがて薄茶色のサナギが上半身から黒くなり、羽化が間近と思いましたが、全身真っ黒ではないので、羽化は午後か、明日だと判断しました。
(サナギの中で成虫の姿が透けて見えれば、すぐに羽化する時刻)

庭仕事をして部屋に戻ると、真っ黒なアゲハがヨタヨタと床を飛んだり跳ねたり。
―――シマッタ。もう羽化しちゃったんだ。
まだ羽化したてで、上手に飛べません。羽をつかんで網戸につかまらせました。
 
ジャコウアゲハの雄は全身真っ黒ですが、よく見れば画像のように前翅は筋が黒く、翼の部分はやや薄茶がかった黒色です。
画像では見えませんが、後翅の裏側の端には赤橙色の斑点というか、小さな目玉模様が並んでいるのはアゲハ類の特徴です。
胴体にも赤橙色の斑点があり、その点で類似のクロアゲハとは確実に区別できます。

ジャコウ(麝香)とは中国西北部高地に住むジャコウジカという鹿からとる香料で、その香料に似た香りをこの蝶の雄が放つことから命名。
ところが、そんな良い香りがするとは一度も経験したことはありません。
へんですね。

網戸でしばらく休み、何回かオシッコ(古い体液)を出し、ようやく元気になって飛び立ちました。

次の2枚はアゲハの幼虫です。左がジャコウアゲハ。右がアゲハ(ナミアゲハ)。
   ジャコウ幼虫  アゲハ幼虫

気持ち悪いと言えば気持ち悪い姿ですが、ワー、カワイイと思う人もいます。

ジャコウアゲハは毒草であるウマノスズクサを食べて育ち、幼虫にも成体にも毒があります。だから小鳥などはジャコウアゲハを敬遠するのだとか。

一方、アゲハはカラタチ、ミカンなどを食草とし、体内に毒がありません。
だから小鳥たちの絶好のエサになります。
この画像を撮った翌日には姿形がありませんでした。合掌。

夏休みですからね。
ケータイの中でモンスターをゲットするより、大自然の中で本物のチビモンスターを探しに出かけることをお勧めします。
やがて、醜いチビモンスターは優雅な蝶に変身します。
それは感動的なできごとです。


 
 

★ルバーブの茎でルバーブジャム

ルバーブ
   左右に大きな葉を広げているのがルバーブ。左はホタルブクロ。

蓼(タデ)食う虫も好き好きという言葉があります。
タデ科の植物には多くの場合シュウ酸が含まれ、ちょっとかじっただけで吐き出してしまう、そんな植物にも虫がつく――人の好みは千差万別。

タデ科のルバーブの葉はシュウ酸が強く。これは切り捨てて茎だけを使います。
細い茎は意外にも固いので、大きく太った茎を素材にジャムにします。

いすみ市でも栽培している方がいるらしく、直販所には苗や茎が売り出されていることがたまにあります。
あまり売れていなそうなのは、まだ食べ方を知らない人が多いからでしょう。

先日、今年二度目のルバーブジャムを作りました。
最近はズルして、電子レンジで作ることが多くなりました。
コンロの前で焦げ付かぬように鍋の中を木べらでかき回す――なんていう立ち仕事が面倒になったからです。

【作り方】
まず、茎を良く洗い、1~2cmぐらいにカットしていきます。
大きな耐熱ガラスボールに入れ、ラップなしで500wでチン2分。
湿ってきますから、重量比で40%~50%の砂糖を加えて混ぜ、またチン2分。
レモン汁半個分を加えてかき混ぜ、また2分。
アクが上がってきますから、それなりに取り除きます。
木べらでつぶすと簡単につぶれてきます。
再度1~2分のチンを繰り返し、適当な粘度になったら出来上がり。
消毒した瓶にいれ、ラベルを張り、冷蔵庫で保管しましょう。

梅ジャムのような鋭い酸っぱさはありません。
繊維質がたっぷり。深みのある甘酸っぱさで、ジャムの中ではピカイチだと思います。
ただ甘いだけの市販のジャムは買う気にもなれません。

ルバーブは小さな葉を残しておけば、年に3回は収穫できるでしょう。
育て方は簡単で、何有荘ではまったくの放任栽培。
もう何年も勝手に育っています。

赤いルバーブからは赤いジャム、緑のルバーブからは緑のジャムができます。
何有荘のルバーブは赤みがかっていますが、完全ではありません。
それで赤と緑が混じって、茶色っぽくなり、見た目は美しくありませんが味に問題はありません。

見た目重視で、酸っぱい“むかしイチゴ”と一緒にジャムにしたこともあります。
赤いルバーブ・いちごジャムになり、それもありだなと思いました。

赤いローゼルを加えたルバーブジャムも良いと思います。
でも、見た目が悪かったって、味が良ければそれでいいじゃないですか。自家用ですし。


 
 

★ナチスの障がい者政策ポスター

ナチス
 「新民族」とでも訳すのでしょう。ナチスの月刊誌「Neues Volk」の広告ポスター。
「遺伝性の疾患を持つこの患者は、その生涯にわたって国に6万ライヒスマルクの負担をかけることになる。 ドイツ市民よ、これは皆さんが払う金なのだ」と書かれています。
   資料元→●

信じられないできごとが起きました。
障害者施設「津久井やまゆり園」に侵入し、入所者を次々と殺傷した犯人はその施設の元職員であり、勤務中から「重度障害者は安楽死させた方が良い、税金の無駄だ」などと語っていたそうです。

緊急措置入院中だった植松容疑者は2月20日、「ヒトラー思想が2週間前に降りてきた」と話していたと夕方のニュースで報道されていました。
どうやらヒットラーかぶれだった疑いがあり、実際、その言行はよく似ています。

ナチス・ヒットラーがガス室送りにした障がい者は7万人とも10万人ともいわれています。
優秀なドイツ民族の血統を守るために、「劣等遺伝子を持つ障がい者」は抹殺の対象でした。
(ついでに禁煙運動にナチスが熱心だったのも同じ理由です)

やがて、「劣等民族」であるユダヤ民族の大量虐殺に突き進みます。
先ごろ亡くなったユダヤの女流作家は、収容所で赤ん坊が生きたまま火にくべられるのを見たと語っていました。
存在価値のないものは始末する――の思想の時代でした。

障がい者や外国人を強引に排除する思想は植松容疑者に特有ではありません。
最近はEUでも、中東でも、そして米国でもUSA First を叫んでいる人がいます。
そうそう、IS(イスラミックステート)も障がい者や異教徒を虐殺し続けています。

次は日本の某有名人の発言です。重度施設を訪れた時の感想として(1999年9月)
  「ああいう人ってのは人格があるのかね」
 「絶対よくならない、自分がだれだか分からない」
  「ああいう問題って安楽死なんかにつながるんじゃないかという気がする」

この人物は都知事選の応援で、対立候補を「売国奴だよ、こいつは」、別の対立候補に対しては「大年増の厚化粧でうそつき」とののしりました。
自分が気に入らない人物に対しては、その存在さえ否定するかのような発言でした。
植松容疑者とどこか共通するところがあるな、と思います。

障がい児教育の税金がもったいないから、障がい者が生まれないようにしろと言わんばかりの教育委員もおりました。(茨城県)

報道などによると、逮捕後も警察の調べに「(殺害によって)重複障害者を救った」と話しているといいます。
護送車量の中で薄ら笑いをしていました。確信犯なのか異常者なのか。

しかし、異常な雰囲気が少しずつ社会の中で勢力を増してきているように思えます。
わたしたちは、どの生命(イノチ)もかけがえのないない生命だとはっきり声を出して主張しましょう。
だって、殺しあう世界より助け合う世界の方がずっと素敵なのですから。


★ツバメの巣立ち、まもなく

つばめ2
    もう、いっちょ前の大きさになったが親からのエサを待つ

ツバメの赤ちゃんの画像を撮ろうと出かけたら、どこもここも巣がなくなっていました。
まさか叩き落されたのかと、一瞬暗い思いがしましたが、多分、もう巣立って空の巣になったから取り除かれたのではないかと考え直しました。

画像はやっと見つけた巣で、某スーパーの出入り口にありました。
ツバメの子育て時期から考えると、遅い方ですから、二度目の子育てかもしれません。

ところで、人間に最も身近な小鳥であるスズメの子育てを見たことがありますか。
あの憎たらしいカラスは田舎でも都会でも威張っていますが、子育てを見た人はいないでしょう。

ツバメが子育てを人間に公開している方が普通じゃないのです。
それだけ、人間に依存し、人間に守られて子育てすることが前提になった生き方です。
巣を叩き壊しちゃ、それはツバメの生き方を否定することになります。

そんなこと言ったって、糞害ですよ――という声も聞こえそうです。
近所のおじさんはアオダイショウが来るから、という理由で巣を撤去したそうです。

ヒナが育ってしまうと、もう南の国に帰ったかと考える人がいますが、そうではありません。
この画像は何有荘前の電線です。
つばめ

だいたい30羽ぐらいいました。グジュグジュグジュと大騒ぎです。
大正堰の上で何だか知りませんが、猛スピードで飛び回り、小虫を捕らえて満腹するとひと休み。羽つくろいも余念がありません。

たぶん、この集団には今年生まれのツバメも含まれていることでしょう。
こうやって、長距離飛行の準備をしているに違いありません。

ツバメって集団生活していることを最近知りました。
スズメのお宿って聞いたことがありますね。
ツバメのお宿は芦原だそうです。だからもう巣にはいません。

イタチやアライグマなど天敵が芦原に近づくと、芦がかき分けられた異常振動で、ツバメは危険を察知するのだそうです。
いすみ市は芦原が多いので、お宿には苦労しないことでしょう。

数千年、数万年にわたって人類に依存してきたツバメですが、最近は都会地からは締め出され、田舎でも安住の地とはいい難い状況になりました。
芦原なんか価値がない、埋め立てれば価値が生まれるだなんて、なんてケチな考えなんでしょう。

ポケモンなんて実際には存在しない幻影を求めるより、本物のツバメを発見して、その姿に感動するほうが何倍も良いと思いませんか。


 
 

★蚊取り線香・自動消火タイマー

ホチキスガチャ玉ダブルクリップ
   ホチキス玉     ガチャ玉     ダブルクリップ

蚊取り線香の渦巻きの長さって、伸ばすと75cmもあるんだそうです。
これで一晩、7時間半持つわけですから、10cmで1時間の見当になります。

1時間後に消したい時は10cm、30分後なら5cmを目安に消火器をセットします。
消火器って何?―――こんな小物が消火器として使えます。

  A.ホチキスの玉を1cmぐらい折ってかぶせる――おすすめします。
  B.ダブルクリップで挟む
  C.目玉クリップで挟む
  D.ゼムクリップを乗せる
  E.ガチャ玉を乗せる
  F.金属製洗濯ばさみで挟む――100均で売っています
  G.ヘアピンで挟む
  H.1円玉を乗せる―――これもおすすめです。

いろいろ実験してみました。どれもちゃんと消えました。
プラ製の洗濯バサミは少し溶けるので、火事にはならないだろうけどNG。
ゼムクリップを通した場合、少し火勢が弱まりましたが消えませんでした。
広げて挟むか、乗せればOK。大きなクリップなら「通す」でOKかもしれません。

目玉クリップやダブルクリップは重たくて線香がしなる。画像は「小」。
1円玉の代わりに5円玉、10円玉、100円玉でもOK。

ブタちゃんタイプの蚊取りなら、挟むタイプの消火器
平置きタイプの蚊取りなら、乗せる・かぶせるタイプの消火器が使いやすい。

蚊取り線香を缶で買うことがありますね。
そのフタをひっくり返せば、平置きタイプの蚊遣り器になります。
そのフタの端に蚊取り線香が当たるようにセットすれば、そこで線香は消火します。
この方法ならば、何の小道具も必要ありません。

なお、即、消火したい時は、燃え先にボールペンのキャップを押し込めば数秒で鎮火します。
ニッパで切り落とすと火先が転がり落ちて慌てます。
水でぬらすと次回使うときに湿っていたら不便。
でも、自動消火器を火先の直近にセットすれば、数分で消火します。

蚊取り線香は基本的に蚊を殺すというよりも、蚊を追い払うのが役目です。
蚊取り線香を使う場所は、屋外か、網戸のある窓際が原則です。

人間だっていぶされますからね。
締め切った室内で使うのは本来、NGです。

じゃー、室内はどうするの?――そりゃー、蚊帳ですよ、カヤ。
ところが現代社会では蚊帳はほぼ絶滅。
TVで宣伝している化学薬品系商品を上手に使う、最小限の利用が良いでしょう。


 
 

★赤紫蘇ジュースを作る

赤紫蘇ジュース
   赤紫蘇は煮だすと色が液体に移り、まるで青紫蘇のようになる

夏には夏野菜を食べると健康に良いそうです。
スイカやキュウリが美味しいのは体が欲しているからでしょう。
赤紫蘇を煮だして作るジュースも夏ならではのおいしい飲み物です。

【材料】
    ①赤紫蘇の葉300g ②砂糖500g ③酢300cc ④水1200cc

【作り方】
    ①赤紫蘇の葉を茎から取り、点検しながら良く洗い、軽く水切り。
    ②大鍋に水を入れ、沸騰したら赤紫蘇を少しずつ入れて6分間煮る。
    ③煮汁をこす。
    ④煮汁を再び鍋に入れ砂糖をいれて中火で10分。
    ⑤酢を入れてよくかき回せば出来上がり。
     この瞬間、濁っていた液体がサッとルビー色になるのがうれしい。
    ⑥よく消毒・滅菌したビンに保存。常温でOK。冷暗所なら1年保存可。

バリエーションは自由自在。どんな風に作ってもそれなりの赤紫蘇ジュースになります。

  砂糖――白砂糖を使っていますが、三温糖、グラニュー糖などお好みです。
  酢―――クエン酸、穀物酢、米酢、バルサミコ酢などお好みでどうぞ。
  茎葉――細い茎は一緒に煮ても構わない。葉の量は200gでも400gでも構わない。
        青い葉が混じっても構わない。わざわざ青い葉を入れる人もいます。
  砂糖、酢の量――増やせば保存性が高まる。砂糖1kg、酢500ccぐらいまでOK。
  保存容器――滅菌は煮沸消毒が普通だが、35度焼酎を使うと簡単便利。

良く冷やして水割り、炭酸割ですっきわやか。
赤紫蘇の色はアントシアニンです。
アントシアニンたっぷりの赤紫蘇ジュースは疲れ目や視力の向上、アレルギー予防効果や、美肌、整腸、疲労回復、食欲増進、ダイエットなどなど良いこと満載。

疲れた時に、オイシイと思うものは体に良いからでしょう。
糖分補給と酢の効果だと思います。
夏の飲み物としてたいへん重宝しています。


【どうでも良い雑知識】

リトマス試験紙で酸性は青い紙が赤くなります。
お酢は明らかに酸性です。しかし体内に入ると有機酸類は分解されてしまうので、食品分類としてはアルカリ性食品になります。
梅干しも同様。酸性なのに、アルカリ食品です。その辺がお酢や梅干しは体に良い言われるゆえんでしょう。

アジサイの花は赤い花・青い花があります。
酸性土壌だとどちらの花が咲くでしょう?
答はリトマス紙と逆で、アルカリ性・中性土壌だと赤、酸性土壌ならば青。
土壌中のアルミニウム分が酸によって溶けだして吸収されアントシアニンと結合して青いアジサイになるのだとか。



 

★暑さ本番、さてどうする(6)空気の流れ

扇風機
    キーキーいう古い扇風機はあきらめて、新しい扇風機を買いました。
    文字盤が大きく老人仕様? さすが新式、運転音はほとんどしません。


以前、青森の三内丸山遺跡を見学した時に驚いたことがあります。
縄文様式の巨大なかやぶき復元遺跡の内部は暗くて涼しいのに、隣の近代建築の明るい資料館はエアコンが入っているのに暑いのです。

夏の暑さをどうしのぐか――現代人よりも縄文人の方がずっと優れていると思ったものです。
その涼しさの秘密は、屋根も壁も分厚いかやぶき仕立てにしてあり、それが断熱材となって夏の暑さも冬の寒さもしのぎ、快適な室内環境を縄文人は維持してきました。

現代社会では“屋根も壁も分厚いかやぶき仕立て” は不可能ですから、それなりの断熱仕様が大切ですが、何有荘ではそれに加えて天井板をはらず、天井付近の空気は天窓から逃がすことにしています。

農業用遮光ネット、農業用ミスト、グリーンカーテンと散水 など工夫をして夏の日差し=蓄熱を いくらかでもしのいできました。

断熱と共に、人が涼しいと感じる二番目のポイントは風です。
都会地ではエアコンを入れ、冷えた空気の循環で快適な環境を作っています。
しかし、やはりエアコンは不自然で不快と感じることが多くなりました。

エアコンが嫌いで、エアコンなしの田舎暮らしでは、窓を開放して、熱くよどんだ室内の空気を外の空気と交換するのが一番ですし、それしか方法はありません。
その補助となるのが扇風機。

窓を閉め切ってちゃ、自然の風の流れを作れません。
網戸を背にして扇風機を置き、室内に向けてスイッチオンすれば風がない日でも外気を室内に取り込むことができます。

室内は外気温以下には下がりませんが、風が当たれば皮膚から体温が奪われ、涼しいなと感じます。
扇風機の前に濡れタオルや氷を置けば冷風扇になるとのことですが、面倒くさいのでまだしたことはありません。実際、どうなのでしょうか。

玄関ドアを開ければ、空気が大量に出入りすることが可能です。
玄関用網戸をはり、心配ならばドアチェーンで防犯すれば良いでしょう。

一日のうちで一番気温が下がるのが日の出時刻の前後です。
できれば夜明け前に起床し、窓を全開にしてすがすがしい空気を取り入れ、室温を下げる―――そんな暮らしをしています。

夜明け前に起きれば、小鳥の声が聞こえますし、カナカナカナとセミの声も聞こえます。高原の朝とまでは言えないものの、一日で一番気持ちの良い時間帯です。


 
 

★暑さ本番、さてどうする(5)グリーンカーテン

グリーンカーテン2
   西日除けのグリーンカーテン

西側隣家との境界は幅2m。その両側にアサガオやゴーヤ、そしてウマノスズクサなどが葉を広げています。

隣家が植えたレッドロビンが大きく育ち、この通路は日当たりが悪くなり、植物の育ちが悪くなりましたが、暑さ本番になるにしたがって背丈も伸び、ようやくグリーンカーテンらしくなりました。
緑は多ければ多いほど良いと思います。

夏の厳しい暑さを防ぐには建物本体を直射日光から守る必要があります。
だから、グリーンカーテンはできるだけ間口を広く、背丈を高く取るのが効果的です。

時々、窓(開口部)の前だけアサガオを飾っている家があります。
見た目は涼しいし、窓から差し込む日差しは防げます。
ても、建物自体が熱せられることを防げません。

建物とグリーンカーテンとの間は少なくとも30cmぐらいは離し、空気の隙間を作ります。
夕刻の水まきの時は、地面にたっぷり水をまき、地上の葉にも万遍なく水分を与え、植物が熱中症になるのを防ぎます。
するとぐったりしていた葉がしゃっきりと復活してきます。

言わずもがなですが、暑さ厳しき日中ではなく、夕方の散水がポイントです。
日中だと蒸発した水分で湿度が増し、かえって蒸し暑くなってしまいます。

グリーンカーテンが気温降下作用をもたらすのは、地面からの水分蒸発作用、植物体からの蒸散作用が大きいわけです。気化熱を奪うわけですね。
建物本体を日差しから守り、建物本体が畜熱し続けるのを防ぐ作用もあるわけですから、水遣りついでに、建物にも水がかかるようにしています。建物もついでに外側から水で冷やすわけです。

特にコンクリート擁壁やブロック塀、石垣やプロムナードなどは思い切り蓄熱しているので、散水してもアッという間に乾いてしまいます。たっぷり散水して冷やしてやりましょう。

そのためには水道水をすごく使いますが、多分、電気代よりは安いでしょう。
何有荘では下水のろ過水、あるいは雨水貯水タンクの水を利用して、少しでも水道代を節約するようにしています。
地元では、井戸水を利用している方も多く、うらやましく思います。


 

★暑さ本番、さてどうする(4)農業用ミスト

ミスト
   タープ代わりの遮光ネットに沿わせて散水ミスト

今日は梅雨明け前の快晴。高温注意報が出ています。
買い物に行ったスーパーを出ると熱気がムッと襲ってきました。
こんな場所にいたら熱中症になっちゃうヨ。

あわてて何有荘に戻ると少しはホッとします。
室温は29℃ありますが、外気温を見たら33℃でしたから4℃は低く、スーパーの駐車場よりはたぶん9℃ぐらい低いと思います。

何有荘は周囲に緑が多いこと、目の前が農業用貯水池のため、渡ってくる風が都会地よりはずっと涼しいのでしょう。

ただやはり夏は暑いです。
その暑さをしのぐため、都会地ではミストが流行っています。
ミストの下に行くと涼しさをてきめんに感じます。生き返った心地がします。
そこで何有荘でもミストがあったらいいな、と思ったわけです。

そこでミストの値段を調べると えらく高いじゃないですか。手が出ません。
次善の策として農業用ミストを調べてみました。
これなら地元のホームセンターでも売っています。
値段はそれでも高いけれど、思い切って買いました。

バルブとホースが4mでワンセットになっており、必要に応じてどれだけでも伸ばすことができます。
ワンセットだけ買い、タープ代わりの遮光ネットに沿わせて設置し、水道を少しだけひねるとミストが出てきます。(水道代は安上りです)
ミストが出るバルブはこんな形です。
       ノズル

で、効果はどうかというと、ミストの下は涼しい。たぶん周囲の気温も下がっているのでしょう。効果はあります。

しかし、ミストの下にずっといると やがて湿ってきます。
そうです。都会地の高級ミストと比べると、ミストの粒子が大きいのでしょう。
農業用ミストの下の植物は水で濡れています。

だから農業用ミストは一長一短。
都会地の繁華街にある高級ミストを期待するとがっかりします。濡れちゃうし。
しかし、確かに気温を下げる効果は打ち水よりはあると思います。
値段相応と言えば値段相応です。

その効果に対して価格が相応かどうかは、使う人の考え・感じ方次第でしょう。
わたしとしては、もう購入してしまったので、これからも利用しますが
冷房装置の一種としては、たいしたことはありません。
エアコンを使わず、こんなことをしているよ、という趣味の世界ですね。