★山野草――エビネ

エビネ
     雑草の山の中、よく見れば野生のエビネが

夷隅郡市自然を守る会の大藪会長の口癖は、「この地域はまるでガラパゴスだ」 です。
周囲の世界から隔絶され、世の中の進歩・発展・乱開発とは縁がない地域が残っているからです。

よく歩く山道もそんな山道で、図鑑でしか見たことのない花や、ホームセンターなどの山野草コーナーで商品として販売されている花が道端でひっそりと咲いています。

庭や公園などで見かける花が こうやって管理も手入れもされずに自然に花咲かせているのを見ると不思議な感じがします。

ところで、世の中には不心得者がいて、自然に咲いている花を見つけるとごっそりと盗掘する輩も必ず存在するようです。
久留里(クルリ)の山道にはシャガの大群落地があり、今の時期、ハイキングに訪れる人々の目と心を慰めていました。
今朝の新聞によると 大量に根こそぎ盗掘されたので、おそらく犯人は山野草の業者だろうとありました。

10年ほど前、伊藤大山ハイキングコース沿いにあった福寿草の大群落地もあっという間に消えてしまいました。

自然を守る会では、本当に貴重な生物の生息地は秘密にする と言っていました。
自然観察会を開くと、なかには不心得者が混じっており、場所を確認すると 後で根こそぎ盗んでいってしまうそうです。
そのような人物は 自然観察の説明にはウワノソラで、貴重生物の場所を確かめるとスッと消えてしまうんだそうです。
つまり、挙動不審。

わたしなんぞ、誰にでも教えて、千葉の山ってすごいね、自然がそのまま残っているよと互いに喜び合いたいと思うのですが、ネットでその場所を詳しく紹介するのは控えざるをえませんね。
個人的にはいくらでもご案内いたします。



 
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★青々と越冬バジル

越冬バジル
    高さ60cmを越し、茎は木質化しているが 葉は豊か

外房の千葉県いすみ市は温暖な地域でしょう?とよく言われますが、実はヒートアイランドの東京の方が、いすみ市より温かい。
路傍に咲いている花を見比べれば、その違いに気づきます。

バジルは鉢揚げして日差しの当たる風呂場で越冬させて育てました。
屋根で受ける太陽熱を暖房に利用している何有荘では、夜間や明け方の風呂場でも室温が10℃以下にはなりません。
10℃以下にならない環境ならば、どこでもバジルの越冬は可能でしょう。

バジルは1年草だとずっと思ってきました。
本当は冬の寒さに耐えきれずに枯れ死するのであり、適切に管理すれば、けっこう長生きするようです。
しかし、茎は木質化し、花が咲き、葉もやや硬くなります。

今まで花穂はカットして葉の柔らかさを保ってきました。
でも、次から次へ花を咲かせるので、最近はこのまま放置して、バジルシードでも採集しようか、などと取らぬ狸の皮算用をしています。

5月の連休を過ぎれば、バジルのポット苗が100円前後で産直店に並びます。
それまでは頑張って この越冬バジルを育てます。
そのころになれば、徒長した枝をカットして挿し穂栽培も可能となるでしょう。

バジルはトマトととても相性が良く、トマトが1年中スーパーに並んでいる昨今では、バジルのも葉も1年中、手に入ると便利です。
その意味で、新鮮なバジルの葉が冬でも手軽に手に入る越冬栽培はとても便利です。

越冬したバジルがいつまで生き延びるか、挿し穂の二世が元気に育つかどうか。
そんなことも今年の楽しみです。



 

★夏も近づきハーブの収穫が始まった。

カモミール
     カモミールの花を摘んで干してドライにする     

先日、狭山茶の収穫風景がTVで放映されていました。
日中の気温が25℃を超えると“夏日”。
上着不要、そんな日が目立つようになりました。

“夏も近づく八十八夜” とは、立春の2月4日から数えて88日目の5月2日。
ところが今年はうるう年なので5月1日。
今はもう、“野にも山にも若葉が茂る”季節になりました。

では、いつからが暦の上では夏かといえば、立夏から。
これは例年は5月6日ですが、これも押されて今年は5月5日。
ゴールデンウイークから夏だと覚えると覚えやすいですね。

茶摘みの季節と同じころ、何有荘の庭はカモミールの花盛り。
庭に出ると、甘いリンゴのようなカモミールの香りが漂います。
この花を摘んでカモミールティーにします。

保存のためにドライにしますが、フレッシュでいただくのも多少青臭くて素敵です。
精神が乱れているとき、悩みや不安、イライラを抑える働きがあります。
風邪気味の時や、胃腸の働きが不安定の時にも効果があります。
安眠効果もある優れたハーブです。

ギリシャでは雑草のごとく、野草のごとく生えていました。
熊本でもそうやって身近にあり、気軽に手に入るといいのですが…。
いつでもどこでも役に立つハーブで、栽培は簡単です。

レモンバーム
画像は、レモンバームを収穫し、ざっと洗って風呂場に干した画像。
この後、水気を切ってから、自家用車の中で乾燥させます。
締め切った車内は高温になり、ハーブをドライにするには良い環境です。

冬の間、じっと我慢して耐えていたレモンバームは、今頃の時期からどんどん成長します。
やわらかい葉っぱなのにレモンの香りがするハーブで、ドライにするよりフレッシュで使う方が香りが高いように思います。
葉っぱなのにレモンの香りがするのが不思議です。

柔らかな葉はそのままサラダやヨーグルト、オムレツやステーキ、焼き魚のトッピング、スープに浮かべるなど何にでも利用できます。
何有荘の常備しているハーブの一つです。

根がしっかりしているので丈夫。冬の寒さも積雪も問題なく越冬。
でも、どちらかというと乾燥と強烈な日光には弱い。
自給自足というか、地産地消というか、身近にあるもので生きいけるのは幸せです。
こんな葉っぱでも収穫すれば、生きていてこんな穏やかな日が来るとは思わなかったねと、思ったりします。




 

★泳げ、鯉のぼり。届け、熊本・大分へ。

鯉のぼり
   もうすぐ5月。里山にたなびく鯉のぼり
   田んぼに水が張られ、カエルは大喜びで大合唱。


鯉のぼりや武者飾りは武士の風習から始まったそうですが、子どもが生まれれば武家に限らず、町民や農家だってうれしいのは当たり前。
乳児死亡率が高かった昔だからこそ、授かった赤子が無事に育ってほしいと強く願ったものでした。

鯉は清流にだけではなく、環境の良くない泥川や沼でもよく育つ強い魚です。
しかも強い流れに逆らって上流を目指し、時には滝をも登るといいます。

滝の本字(旧字)は瀧で、サンズイが取れると龍になります。
昔の人は偉大な瀧に龍の姿を見、瀧を離れて空中に浮揚すればだれの目にも龍です。
そして鯉が激烈な瀧を登り切ると龍に変身するとも信じられました。

だから今はメダカのようにか弱い鯉だけど、今に大きくたくましくなり、どんな逆境にもめげず、瀧を登って龍になれという願いをこめた鯉のぼりです。

今晩もまた熊本では震度4の地震がありました。
わたしは3.11の震度5弱の経験しかありません。
震度6、震度7とは想像を絶するすごさなのでしょう。
被災した女子学生が、TVを見ていたら突然ベッドが飛んできて、机が体の上に降ってきて身動きできなくなったと語っていました。

そんな大混乱の中で生まれた赤ちゃんが報道されていました。
予定日よりだいぶ早かったそうです。母子ともにびっくりしたんでしょうかね。
多くの犠牲者が出た中で生まれた新しい命ですから、幸あれと願います。

もしも、お宅にしまったままの鯉のぼりがあるならば、熊本・大分に連帯して鯉のぼりを揚げてみませんか。

   がまだすばい熊本、がんばらにゃんたい熊本 (がんばれ熊本)。

鯉は泥沼からでも這い上がる――わたしたちは応援し続けます。


 
 

★明日は我が身――地震の連鎖、場所と時間差

熊本城崩壊
           地震の被害、熊本城「頬当御門」(フジTVより引用)

420年前、1596年9月はこの世の終わり、そんな地震の当たり年でした。

  9月1日=慶長伊予地震(M7.0)――愛媛県方面が最初の被害。
  9月4日=慶長豊後地震(M7.0)――大分・熊本方面。今起きている地域とほぼ同じ。
  9月5日=慶長伏見地震(M.7.2)――京都・大阪方面。伏見城崩壊。
  (ちなみに今の熊本は14日がM6.5。16日はM7.2)

上記の三つの大地震の共通点は、中央構造線付近に起きており、愛媛の地震が西に影響して豊後地震となり、東に影響して伏見地震になった とわたしは思います。
今回、中央構造線で地震が連鎖することは、根拠がないと学者はいうけれど、そうかしら。

熊本・大分地方に限って言えば、この慶長大地震の23年後、1619年3月17日に再び大地震に襲われます。
地震は同じ場所で、繰り返し起こります。
1619年の時も熊本城は被害を受け、石垣が崩れて櫓が崩落しました。
TVが映す昨日今日の熊本城の姿は400年前の姿とほぼ重なります。

2011年の東北地方太平洋沖大地震の5年後に 今年の熊本・大分地震。
1611年に東北で地震津波が起きています。その8年後が1619年の熊本・大分地震でした。
では東北、熊本の次はどこだったのか?
1633年に小田原で地震が起きています。

再び同じようなことが繰り返される根拠はない と地震学者は言います。
でも、日本列島は地震列島。
明日は我が身、として備えるべきだと歴史は知らせています。

では、どんな備えが庶民にできるでしょうか。
水・食料が真っ先に思い浮かびますが、同じ程度に重要なのがトイレ。

地面に穴を掘って埋めちゃうのが現代社会では不可能ならば、猫砂が便利です。
猫貴族
画像の猫砂は 原料が紙だから燃えるゴミ扱い。水分を含むと固まり、消臭効果もある優れもの。とりあえず1袋購入してあります。

今日もまた、熊本では震度5強の前後の地震が続いています。
これじゃぁ怖くて 避難所から自宅に帰れません。

わたしがTV報道を見ていて不思議に思っているのは、現地の最高指揮官である県知事が姿を見せないこと。
県知事・市長・村長が陣頭指揮に奮闘している姿が報道されず、出てくるのは首相と官房長官だけ。どうなっているのでしょうか。
前宮崎県知事ならしゃしゃり出ているに違いないと思います。
                            


★熊本・大分地震の地殻変動

          地殻変動
      国土地理院の解析だと地面は激動した  情報源→●

16日未明1時25分に発生した熊本地震(M7.3、最大震度6強)に伴う地殻変動を 震源域周辺の電子基準点で観測された4時間分のデータを国土地理院が解析しました。

熊本県阿蘇郡南阿蘇村(長陽)では南西方向に約97cm。
熊本市は東北東に75cm。菊池市は北へ44cm。
その他、画像のように 複雑で大きな地殻変動が確認されました。
今日(4/17)の段階ではさらに陥没・隆起が進んでいるようです。

これだけ地面が動けば、やわな建物がひしゃげるのは無理もありません。
亡くなった方の多くが 建物の下敷きになった圧死、窒息死。
地震では建物が最大の凶器になることは、従来から何度も指摘されてきたことです。

熊本から大分までの断層帯は、中央構造線の一部であり、地震の発生確率からいえば
中央構造線の終点近い長野、新潟の方がさらに危険だと発表されています。

千葉県南部でいえば、神奈川県三浦半島から東京湾をまたいで南房総市に続く活断層が危険とされており、熊本と同じような景色を見ることになるのは十分に予想されます。

今回の地震はその範囲と規模、頻発する回数で初めての経験。つまり想定外。
今回の地震と南海トラフとの連動を学者は否定しています。
しかし、連動する科学的根拠がわからないだけで その可能性を否定するだけの根拠があるわけではありません。

となると、東南海地震や東京直下地震、九十九里沖地震も、不安になります。
あきらめるしかないと思いつつ、乾電池はあるかな、水は?と振り返りました。

連日の報道を見て気づくこと、気になることは

1.携帯電話は災害ダイヤルを利用し、音声通話をひかえるように呼びかけていない。
  音声の長通話は電波の無駄遣いであり、緊急電話の妨げになる。
2.災害対策各本部からの中継がない。指示・連絡が伝わらない。
3.道路・鉄道の不通区間を図示していない。どこが回復したかを報道していない。
  図で示せば一目瞭然なのに。
4.う回道路や臨時航空便の案内をしていない。
5.停電地区や断水地区を図示していない。回復作業の進展状況を知らせていない。
6.外国人観光客に対する避難・誘導・案内がない

などなど文句はたくさんあるけれど、現地の報道はもう少し詳しいのかもしれません。
要はひどい災害だ とばかり強調しないで
どこに希望があるのか、援助がどこまで届いているのか、いつまで待てばよいのか、など
見通しが少しでも立てば避難者もまだ我慢もできると思うのです。


 

★青大豆のナメタケご飯

豆ごはん
      色は悪いが味はいける

青大豆は納豆の原料としてストックしてあります。今回は豆ご飯にしてみました。
気分転換に、超簡単な混ぜご飯です。

≪材料≫ ①乾燥青大豆70g  ②味付きエノキタケ1瓶  ③白米2合

≪作り方≫
  1.青大豆は4倍程度の水に7~8時間浸しておく。
  2.炊飯器にといた白米、青大豆、エノキタケ1瓶全部を入れ、
  3.2合分の水を加えて炊く。できあがったらよくかき混ぜて召し上がれ。

青大豆がそもそも甘みがあっておいしいので、青大豆ご飯だけでもおいしい(その場合は若干の塩を加えた方が良い)
味付きエノキが加わって超簡単料理なのに、驚くほどおいしい混ぜご飯になりました。

これにニンジンの細切りや油揚げ、ヒジキなど加えた混ぜご飯も栄養たっぷりで良いと思いますが、シンプルな方が好きです。
おかずはおかずで別に作りましょう。

卵焼き

おかずとして 【カニ肉入り厚焼き玉子】 はいかがでしょうか。
カニ缶のカニ肉は ほぐしすぎると所在不明になるので崩しすぎない。
アサツキの代わりに庭のチャイブを使いました。
砂糖味でも塩味でも、出汁がしっかりしていればOKです。


 

★庭のシャガ

シャガ
     よく見ると非常に繊細で、技巧に満ちた花である

アヤメやカキツバタの仲間で、彼らより一足早く咲く。
学名は Iris japonica アイリス ジャポニカ 。
アイリスはもともとは虹の意味であり、瞳の光彩もまたアイリスといいます。

植物ではアヤメやカキツバタの仲間をアイリスといいます。
アイリスの仲間では最近は外来の各種ジャーマンアイリスが人気のようですね。

シャガという言葉は和語っぽくありません。
古い時代に中国から渡来し、そのころ図鑑なんてありませんから、
この花の名前は?と混乱し、ヒオウギを中国では射干といったそうですが、それと混同してシャガと名付けられたようです。
ところがその後、射干はヒオウギだということがバレると、まったくの当て字で 著莪と表記するようになったのだと思います。

いずれにせよ音読みであり、和名はありません。
和名はなくとも十分に日本的な花だと思います。
どちらかというと日陰を好む控えめな花なので和風な印象があるのでしょうか。

この近くでは桑田の前玉(サキタマ)神社に大群落となって咲いており、日陰であるにもかかわらず、そこだけ明るくなったような雰囲気があります。
群落になるのは地を這う茎で増えるので、周囲に広がるからです。

根が浅いため、時々踏み倒されたりして地表に転がっていることがあります。
そんな個体を救出し、どこかに植え直せば再び復活する強靭さがあります。
何有荘のシャガもそのような個体を植えたら増えてしまったものです。

冬でも枯れない常緑の植物ですが、葉は時々更新されます。
つまり、一部の葉は常緑の葉に交じって枯れます。
するとやはり見苦しい。
庭の花にするよりも山野の花で鑑賞するほうが似合います。


 
 

★桜、菜の花、菜の花電車

菜の花列車
      いすみ鉄道、新田野駅近く

昨日の春の嵐にもめげず、いすみ市の桜は元気いっぱい。
すこし、ちらほらし始めた今日、明日が一番風情があるかもしれません。

平日であるのも関わらず、撮影スポットには撮り鉄たちが、朝からつめかけています。
わたしも、その中の一人となって上記画像をおさめました。

ありきたりの構図で、おもしろくもへったくりもありません。
写真を撮れば安心してしまうのが、撮り鉄の欠点でしょう。
電車が通り過ぎると、約半数がぞろぞろと帰り、
残りの半数は次の電車まで 約30分をじっと待ちます。

撮ることが目的だから、桜の花をじっくり、しみじみ味わう という気はないようです。
できれば ゴザでもしいて、その間、ゆっくりと花見などしてみれば良いものを。

さて、菜の花と桜と言えば、

   ちょうちょう ちょうちょう
     菜の葉にとまれ
   菜の葉にあいたら 桜にとまれ
     桜の花の 花から花へ
   とまれよ 遊べ 遊べよとまれ
  
原曲はスペイン民謡ですが、日本の春の風景に見事に溶け合っています。

この詩の場合、ちょうちょうは幼子に置き換えることができます。
幼子が天真爛漫に、親の目などもう何も気にせず、夢中になって、遊びまくっている―――そんな景色を思い浮かべることができます。

ちょうちょうの動きが、勝手気ままで移り気で、世界に対して興味津々であったり、まるで無関心にと豹変する幼子の姿を連想させます。

それは自分たちの子供時代の姿、あるいはわが子のかつての姿と重ね合わすことができます。
だからこの歌は私たちの心にある種の温かさを残します。

もっとも何にでもケチをつける人はいるもので
菜の花ではなく、菜の葉じゃないか、とか、桜の花に蝶は行かないなどと したり顔で解説する人がいます。
実際には、腰を落ち着けてじっくりと観察すれば、桜の花にも蝶が飛んでくることに気づくでしょう。


 
 

★ジャコウアゲハの羽化

羽化
      4月5日、午前3:30 もう羽化してしまった

里山仲間のHさんから、庭に気色悪い毛虫がいる との連絡を受けたのは年末のことでした。
やがてサナギになった と言って現物を見せてくれました。

たぶん、ジャコウアゲハだと伝えていましたが、サナギになった姿でジャコウだと確信しました。
Hさんは二つあるから一つあげる とこのサナギをプレゼントしてくれました。
半分、迷惑だったのですが、良い機会だと思って育てることにしました。

サナギは羽化直前になると色が黒くなります。
サナギの中で、もう蝶の姿にできあがりつつあるから、それが透けて見えるからです。

それで、もうすぐ羽化すると判断し、手元に置き、その瞬間を見届けようと思いましたが
うっかり寝てしまい、夜中にトイレに起きたらすでに羽化した直後でした。(上記画像)
まだ後羽、特に燕尾の部分が完全には展開しておりません。

   サナギ2さなぎ3
     1月9日                     4月4日
ジャコウのサナギは他のアゲハ類のサナギと比べて大変複雑な姿をしており、気持ち悪いと思う人もいるでしょうね。
ところが好きな人は このサナギを お菊虫 と言います。
複雑な凸凹のある文様が着物の裾のように見え、口紅を付けた女性が縛られたように見えるのだといいます。
そのため、怪談・番町皿屋敷のお菊さんみたいだね というわけです。

羽化した後、しばらくじっとしていました。
飛んでもヨレヨレで心もとありません。
それでつまんで ゲンカイツツジの花に乗せました。

ジャコウ2
羽を展開した姿から、これがメスだとわかりました。(オスはもっと色が濃い)
今日の気温は12℃。3月の気温だと気象予報士が言っていました。
羽化するには少し早すぎたようです。
蜜を吸って元気に飛びたってくれることを望みます。

補注: 外に出しておいたサナギは、大風・大雨に打たれて落っこちてしまいました。
     翌日慌てて探し出して回収し、 段ボールに接着剤で尻を固定しました。
     頭はティッシュを丸めて枕にし、軽く接着剤でとめました。
     サナギが羽化するとき、脱皮を滑らかにするためヌルヌルした体液を出します。
     その体液で室内が汚れぬように 牛乳パックで囲いました。
     羽化するまで、けっこう手間暇がかかりました。