★今日は“まごはやさしい”一汁三菜朝ごはん 


   人様にお見せするほどの朝ごはんではありませんが…。

“まごはやさしい“とは食材の種類を並べたものです。

  ま=豆類。  ご=ゴマ。  は(わ)=ワカメ・海藻類。
  や=野菜。  さ=魚介類。  し=椎茸・キノコ類。  い=芋類。

食品研究家で医学博士の吉村裕之先生が提唱されているバランスの良い食事の覚え方です。
『まごはやさしい』を食生活に取り入れることで、生活習慣病予防、コレステロールダウン、老化予防、皮膚や粘膜の抵抗力強化、疲労回復、骨を丈夫にする、などの効果があると言われています。

画像は、黒米ご飯+味噌汁、それにおかず三品で一汁三菜。柿のデザートつき。
おかず三品とは煮物、焼き物+アルファが基本。
しかし、一食で七種類そろえるのは大変ですから、朝昼晩でそろえれば良いそうです。

では、今朝の食材を具体的に見てみましょう
  豆類=味噌、豆腐(煮物)、納豆
  ゴマ=すりごまを納豆に混ぜている
  海藻類=ワカメ(味噌汁)、昆布の佃煮
  野菜=切り干し大根(味噌汁)、人参・玉ねぎ(煮物)
  魚貝類=焼き塩鯖、削り節(納豆に混ぜている)
  キノコ類=椎茸(佃煮)エノキダケ(味噌汁)
  イモ類=ジャガ芋(味噌汁)こんにゃく(煮物)

昨年から高血圧、痛風、前立腺などで病院通いが続いています。毎日ノーテンキで暮らしているので病気になる訳がないのですが、おかしなことです。
調べれば誰だってボロが出てくるでしょうが、ボロが出やすい年齢になったようです。
それで相方さんは料理に一層気を配ってくれています。感謝。
抗酸化作用バツグン。免疫力アップの食事が用意できたと満足げです。

さて、日本人は標語とかゴロ合わせが好きらしく、「オカアサンヤスメ」や「ハハキトク」もあります。
オカアサンヤスメ=オムレツ カレー サンドイッチ ヤキソバ スパゲティ 目玉焼き
ハハキトク=ハンバーガー ハムエッグ ギョーザ トースト クリームスープ
もっともこちらは糖質過剰、脂質過剰、野菜不足などが心配される料理だそうです。
多少一方的な決めつけが過ぎるように思えます。工夫次第ですよね。

  

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★金平糖のようなミゾソバの花 

 
  どういうわけか、みなツボミ。花開けば五弁の小さな花。

一つひとつの小さな花のツボミが集まってそれがミソソバの花。
秋を代表する雑草の花で、ツボミがみな開いた満開状態をあまり見かけないのが不思議です。
溝で蕎麦に似た小さな花を咲かせるので ”溝蕎麦・みぞそば”。
田んぼ脇の用水路や湿地に群生しています。

若い葉はおひたし、天ぷらなどにして食べるそうですが、その頃にこの葉だけの状態で発見するのはなかなか困難。
花が咲けばすぐ見つかるけれど、その葉は苦い。噛みしめると独特の味があります。
ゆがいてアク抜きして食べるそうですが、それほどまでして食べたいとは思いません。

食用よりも薬草として有名です。
新選組副長の土方歳三がまだ新鮮組に参加する前、ミソソバを原料とした「石田散薬」を江戸で売り歩いていました。土方家伝来の薬です。
けっこう人気のあった薬だったようで、骨折や打ち身、捻挫、筋肉痛、また切り傷等に効用があり、煎じて飲めばリューマチにも効く。その製造方法は河童明神から教わったそうです。

土用の丑の日に採集した葉を天日乾燥させ、さらに日本酒を吹きかけて黒焼きにして薬研(ヤゲン)で粉末にした薬。服用は水ではなく、熱燗で服用する点が独特で、だから人気があったのかもしれません。

そんな面倒くさいことをしないでも、生の葉をすりつぶして塗れば、切り傷の止血効果があるという人もいます。
ハイキングでのちょっとした切り傷や刺され傷に、その辺の葉を揉んで貼りつけると、毒草でない限りミソソバでなくとも多少の効果はあるものです。(体験済み)
でも今の人はそんな原始的な方法はしないでしょうね。
カットバンを持ち歩くのが正解でしょう。

 

★塩鯖でしめ鯖 


  美味しくできました

スーパーでノルウェー産の塩鯖が売っていたので、しめ鯖にしようと購入しました。
ポリ袋に入れてひたひたになるように酢を入れ、冷蔵庫に数時間保管でできあがり。
超簡単です。

昔、知人が新鮮な鯖が手に入ったからとしめ鯖を作ってくれたことがあります。
男の手料理もカッコイイもんだと思いました。
それから新鮮な鯖を探しているのですが、「鯖の生き腐れ」と言われるように鯖は刺身で食べられるような鮮度を維持することが難しい魚です。
魚屋さんで「生で食べられる?」と聞いても、「煮るか、焼いて」と言われます。

昨日スーパーで買い物をしている時に思いついたんです。
   しめ鯖って塩ジメしてから酢漬けだよね。だったら塩鯖から作れば超簡単じゃん。
ノルウェーのサーモンは非常に厳しい生産管理・衛生管理のもとで輸出されています。サバもきっと大丈夫だろうという「ノルウェー信仰」がわたしにはあります。

加工用の塩鯖でしたが何の問題もなく、おいしく頂けました。成功です。
ググってみると大丈夫とあるのも後押ししました。
もしも更に凝るなら、昆布酢を使うとウマミが増すだろうなと思います。

 

★これはハナムグリです 


  黄色の花はセイタカアワダチソウ

ハナムグリは花にもぐって蜜や花粉を食べるので“花潜り・ハナモグリ”のはずですが、ハナムグリとなまるのが標準和名。
カナブンやコガネムシの仲間。
この種類はとても仲間の数が多く、何ハナモグリか区別するのは図鑑片手でもなかなか難しい。
画像のハナムグリは頭に何もつかないただのハナムグリ。
頭に何も形容語句がつかないと不安な人が多くなったのか、ナミハナモグリ という人もいます。

アゲハの場合も、最も代表的なアゲハは単に「アゲハ」といい、頭に何もつかないのですが、最近は ナミアゲハ と言う人が増えました。
ナミ は 「並」、つまり普通の、という意味ですが 何となく上中下の雰囲気があり好きではありません。上天丼に対する、並天丼という感じがしてきてしまうのです。

セイタカアワダチソウは侵略的外来植物として有名であり、花粉症の原因植物として目の敵にされましたが、現在では無罪が証明されています。
そりゃそうです。花粉症は風媒花の花粉が原因で、美しい花は虫媒花。
虫媒花の花粉は風に乗る必要がなく、大きく重い。
画像のようにハナムグリが花粉まみれになって蜜や花粉にありついていました。
だれがこの花に濡れ衣を着せたのでしょうかねぇ。

この時期の花粉症の真犯人はブタクサと突き止められたのですが、どういうわけか、このセイタカアワダチソウをブタクサと思い込んでる人に出会いました。
セイタカアワダチソウを見て憎んでいたのですが、それは誤解です。

外来植物であっても、もはや日本の秋に欠かせない花の地位を獲得してしまったようで、秋の景色にすっかり溶け込んでいます。
生まれた時からこの花になじんでいる今の子どもたちが成長したら、秋の花として公認されることになるでしょう。

最近はこの黄色い花の穂を摘んで草木染の原料に使う人がいます。
草木染めは原料と出来上がり色とが異なる場合が多いのですが、この花の場合は美しい黄色に染まります。
米国の一部の州では州の花になっているそうです。嫌われてはいません。
またキク科の植物ですから、薬草湯、ハーバルバスに使う人もでてきました。
外来植物だと嫌わず、正当に評価されねばならない時代になったのでしょう。

  

★峠の山道の庚申塔(コウシントウ) 


  西大原駅からの発坂(ホッサカ)峠への道で

江戸時代に庚申信仰が大流行しました。
人の体には三匹の虫がいて、60日に一度来る庚申の日には寝ている間にその虫が体から抜け出して、その人がどんな悪いことをしたかを天帝に報告します。寝なければその虫は体から抜け出られないので、庚申の晩は村中の人が集まって徹夜の宴会をしたそうです。
ある種の村人の楽しみの晩だったのでしょう。

たいていの人には何かしら天帝に告げ口されると困ることがあるのかもしれません。
画像はそれをいさめる庚申塔で、正面に描かれているのは“青面金剛・ショウメンコンゴウ”という仏様で怒りに燃え狂った姿で村人をいさめています。
上方には日月が描かれ、下方には三猿が描かれるのが普通ですが、画像の庚申塔では二匹しか描かれていないようです。珍しい。

「見ざる・聞かざる・言わざる」を三猿といい、江戸時代の処世訓でした。
秘密を見てしまった、聞いてしまったことはなかったことにしよう、絶対に口外しないことにしようというもので、「臭いものに蓋」と同じ思想です。
もし、うっかりしゃべってしまったら、道徳的に避難されるだけではなく、秩序を乱し不安をあおった者として、ヘタすりゃ打ち首ですから庶民は「事なかれ主義」を信条としました。

昭和になっても打ち首同然になった人がいました。
日米秘密協定をすっぱぬいたN記者は有罪判決を受けました。
そんな事実はない、悪質なデマだと言われましたが、米国の情報公開制度によってN記者が正しかったことが現在では証明されています…。

真実を語った人が犯罪者になる世の中はおかしい。
だのに今さら「秘密保護法案」が制定され、国民は三猿を強制されようとしています。
ブラック企業を告発し、告発した人が逮捕され、追放されるなんてまっぴらです。
政府はよっぽどブラックの塊なんですね。
秘密保護法はけっきょく政府保護法であって、国民には百害あって一利なし。

フクシマで東電関係者が2週間前、1時間30mmの雨量に耐えられると自慢していました。
TVレポーターはそれ以上突っ込みませんでした。
とんでもない。1時間80mmを越す雨が降ることもあると予想せず、越えたらどうなるか、考えなかったのでしょうか。だれも進言しなかったのでしょうか。
言えない雰囲気が東電にあるのでしょうね。

真実を知っているのは数名だけ--では正しい判断ができるわけがありません。
全部を明らかにして、衆知を集めて未来の方向を決めたいものです。

興味本位のウワサを流すのは慎まなければなりませんが
大事なことは、基本的なことはみんなに知らせてほしいと思います。
たとえ「余命3か月」ということであっても。
本当のことを知りたい、それが人間です。

 

◆手回し充電、非常用ラジオ+携帯充電 


   情報確保の手段として特価で4830円でした。ソニー製品

手回し発電+充電乾電池仕様ですが、別売りの単4乾電池も利用できるので便利です。
LED電灯がつき、ケータイ充電もできるタイプです。

何有荘では屋根にソーラーパネルが載っているので停電はあまり関係ないのですが
旧式なので昼間の発電を自家用バッテリーに蓄電できません。
だから夜間に停電すると情報が届かなくなるのが心配です。

もちろんケータイのワンセグTVを利用できますがバッテリーの消耗が恐ろしい。
それでこの手回し型の充電非常ラジオを買い求めました。

  手回し充電1分間で、ケータイ待ち受け90分、通話3分。
  乾電池を併用した場合、待ち受け10時間、通話20分。

  スマホだと、手回し5分間で、ケータイ待ち受け30分、通話3分。
  乾電池併用で、待ち受け4時間、通話20分。

  ラジオなら1分間手回しで60分聴くことができます。

先の東北大地震でもケータイがバッテリーアウトで使えない、役に立たないことが問題になりました。充電できなければただの箱。

昼間なら停電でもソーラーで充電できますが、ソーラーパネルが損傷を受けて使えないことも考えて、最も原始的な手回し充電を購入しました。
安物なのでどうかと思いますが、まぁ安心代と考えています。

昔、小型のポータブルTVを購入して何の役にも立ちませんでしたが
義父が入院した時、パーソナルTVとして重宝しました。
今回の商品も本当は何の役にも立たつ機会がないことを望んでいます。

 
 

★心配するなら河川情報 


   近在の桑田地区の10月23日7:50am現在の水位

また台風が近づいて心配ですね。
この地域が洪水の恐れがあるか、ないのか、リアルタイムでネット情報が入手できます。
     国土交通省、各地の河川の水位情報→●

都道府県を指定→地域を指定し→計測地点を指定すれば画像のような情報が出てきます。
今朝の桑田地区は警戒ライン(黄色線)より水位はずっと低いことがわかります。
先日の台風の時は氾濫ライン(赤線)に近づきました。
ご覧になっている今現在の画像はこちら→●

氾濫したらどうなるか?
どこの地域でも役所でハザードマップを用意してあるはずです。
浸水予想地域、がけ崩れ危険地域がひと目でわかるようにハッチングされていますから、
避難するときの目安になります。

地域の防災無線放送はまったく役立たずでした。何も聞こえません。
なぜか一宮町役場から「避難場所が設置された」というメールがケータイに届きました。
住所のあるいすみ市からのメールはありませんでした。
情報が来なければ、自分で取る。その点でネット情報は貴重です。

心配で現場を見に行くのは危険ですし、
安心しきって「寝耳に水」のごとく出水に見舞われるのを避けることができます。

全国の主要河川では、監視カメラによるライブ情報も提供されています。
     全国の主要河川、ライブ情報→●

年に一度ぐらい、乾電池やカセットガスコンロを点検し、予備食品も調べてみます。
いすみ市でも一部地域で断水し、停電しました。
ある程度の災害ならば「備えあれば憂いなし」でやり越すことができるでしょう。

予備食品も消費期限切れで棚の奥に眠っているのは困りますから、定期的に食べて新品に更新せねばなりませんね。
今回は半分面白がってタイカレーの缶詰を用意しました。
1缶100円チョイで楽しめます。

先日、築百五十年を越すという旧家に泊まりました。
昔の庄屋さんだったそうで、少し高台にあり大きな井戸もあります。
近辺は河川が氾濫し、田んぼは冠水、一部住宅に浸水があったそうですが、ここはまったく安全地帯です。
そういえば、万木城や大多喜城も高台にあるのに大きな井戸を持ち、戦国時代は籠城に備えて食料の備蓄もしていました。
行政が指定する避難場所にも水があり、備蓄食糧倉庫あり、煮炊きできる設備が整っているといいのですが、体育館みたいな場所では避難生活が大変でしょう。
この旧家ならば、80~100人程度は避難できそうです。

 

 

★大量の柿があるなら柿羊羹 

 
    竹を切り出して器にすると豪華に見える

昨日は柿ジャムを作ったので、本日は久しぶりに柿羊羹にしてみました。
柿羊羹の作り方は簡単です。
柿ジャムに粉寒天を混ぜれば羊羹になるのですから難しい話ではありません。
手間ひまがかかったのは竹の切り出しと器作り。
タッパーを使えば手間いらずなのに、写真写りが良いようにちょっと凝ってみました。

まずできるだけブヨブヨ・トロトロになった柿を選び、へた・皮・種を除く。
それをターナーなどでグチャグチャつぶし、砂糖を適当量(重量比1/5位)入れ、混ぜて放置しておくと水分が出てくる。
電子レンジ600wで5分。アクが気になれば除く。
少々のレモン汁を混ぜる。
粉寒天1袋(8g)をパラパラと少しずつ振りかけ混ぜていく。
さらに600w3分加熱してかき混ぜれば、少々の寒天粉のダマも解消してしまう。
竹容器は水で濡らし水切りし、そこに盛って自然冷却した上で冷蔵庫保管です。

計画ではオンリーワンの柿羊羹にしようと、ブランデーとシナモンを用意したのに投入するのをすっかり忘れてしまいました。
だから普通の柿羊羹ですが、竹の器の香りが移っているのではないかと期待しています。

固い柿はわざわざ羊羹にするなんて面倒ですね。
その場合は賽の目切りにして生野菜サラダに混ぜてしまうのが簡単です。
単体ならば生クリームやクリームチーズに合わせるとおいしく頂けます。

アッと驚く使い道はカレーの具に使うことです。
カレーは本当にブラックホールで何を入れても(柿を入れても)おいしいカレーになります。
カレーの場合は、固くてもブヨブヨでもOKです。

※渋柿を人工的に甘柿にした「平田種なし柿」などは加熱すると渋が戻ります。
 だから柿羊羹や柿ジャムに使うと悲劇となります。

  

★甘柿で作る柿ジャムと柿酢 


  柿は次郎柿。柿ジャム二つと柿酢

知人から「柿が実家からたくさん送られて来たから」と甘柿(次郎柿)を段ボール箱で頂きました。ありがたいことです。
固い柿でも熟してトロトロになった柿でも好きですから、どれほどあっても困りませんが、保存のために一部をジャムにし、一部を柿酢にしてみました。

◆柿ジャムの作り方(電子レンジ使用)
1.ヘタを取り、皮をむき、種を除く。
2.細切れにする(又は、つぶす、ミキサーにかける)
3.砂糖をお好みで適当量加え、1時間放置すると柿と砂糖がなじむ。
4.600wで5分、沸騰したらアクを除く。
5.レモン汁少々を加え、よくかき混ぜ、600wで3分で出来上がり。
6.煮沸消毒したビンに入れ、熱が冷めたら冷蔵庫保管。
  ※砂糖が多ければ保存性が良くなりますが、少々の方が柿の風味が楽しめます。
   加熱時間は量によります。沸騰すればOKです。

◆柿酢の作り方
  ※酢に柿を漬けておくだけの超簡単な「簡易柿酢」です。
   普通の酢よりもずっとマイルドで味があり、単体でドレッシング替りとなります。
   どんな料理にも、隠し味として使えば奥行きがでてきます。
1.ヘタを取り、4等分して保存瓶に入れる。
2.ヒタヒタちょいの米酢(どんな酢でもOK)を入れる。
3.一週間で出来上がり。柿は引き上げても入れっ放しでも構わない。

スーパーで市販されている「平田種なし柿」は本性が渋柿で、人工的に甘柿にしたものです。
これを加熱してジャムを作ってひどい目に会ったことがあります。渋が戻ります。
次郎柿、富裕柿などの本性が甘柿に限ります。

豊臣秀吉は薩摩から砂糖を献上され、いたく気に入り、配下の大名に少々配ることで驚かせ、全国統一の権威をひけらかしました。
それまで日本人の大多数は砂糖キビから作る砂糖を知りませんでした。
それからですね、砂糖の取り過ぎが始まったのは。
日本料理では干し柿の甘さを越えない程度に砂糖は使うと聞いた覚えがあります。
柿ジャムも控えめの砂糖で、柿風味を残すのがポイントでしょう。

  

★石の観音様 


   和泉・三合寺にて

三合寺という珍しい名前のお寺は、実は三つのお寺が住職不在で統合されたからだそうです。
もともとこの地にあったお寺は「弥勒堂」で、何有荘の住所も以前は字弥勒堂でしたが、字表記は不要となり、便利ですが味気なくなりました。

この地域の古いお寺は洪水、津波の被害似合わぬようやや高台にあり、三合寺も少し山道を登ります。廃屋となった庫裏(クリ)の横に立派なコンクリ製の弥勒堂があります。
現在はこの三合寺も住職は不在で、必要がある時は近くのお寺から住職が出張してきますが、江戸時代以来の檀家制度に依存した仏教では将来はどうなることか、案じられます。
墓地は広く、よく見ると元禄大津波の死者の墓石があるのがわかります。

墓地と弥勒堂の境の道路わきに画像の観音様が立って、参拝に来る人を見つめています。
季節外れのため花が活けられていませんが、盆暮れ、彼岸の時には花も線香も手向けられておりますから、地域の人々から愛されているのでしょう。

石は石だから神聖であるはずがない、拝むなという教えがユダヤ教やイスラム教で、キリスト教も本来は偶像禁止ですがイエス像やマリア像など礼拝の対象になっています。
仏教も偶像禁止だったのですが、ガンダーラ地方(アフガニスタン)で仏教はギリシャ神像と出会い、対抗上、仏像が作られ始めたと聞いています。

大切なものは眼に見えない――それはそうだと思いますが、大切なものを形にして残したいという気持ちもわかります。
お地蔵様や観音様を見て拝むとき、少なくともその時は悪事は考えていません。素直な感謝の心でいると思います。
たまにはそんな心に立ち返ることが、現代人には必要のような気がします。