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★九十九里浜は玉浦(タマノウラ)(9)  

     
 法隆寺・玉虫厨子・須弥山世界図(背面)・復元レプリカ 画像元→●
 海面下に竜王に守られた「竜宮城」があり、釈迦三尊?が描かれています。

『古事記』『日本書紀』にある<海幸彦・山幸彦物語>は<浦島太郎>と基本は同じです。
若者が海王の宮に行って3年を過ごし、結婚し、最後に裏切るという基本モチーフが保たれています。
ただ『古事記』『日本書紀』はアマテラスから今上天皇まで万世一系と天皇の国家支配の正当性を語るための本ですから、古代からの神話・伝承は大幅に手を加えられ、改ざんされました。

まず最初に、綿津見の宮へ行くのは本来、漁師である海幸彦であるはずなのに、猟師の山幸彦が主人公となっています。
天皇家が海の民を服属させたという歴史的事情を説明するために、「海幸彦が負けて山幸彦が勝つ」というストーリーになってしまったのです。

―――ある日、山幸彦は海幸彦に弓矢と釣用具を交換してみようと持ちかけ、渋る海幸彦を説得して釣用具を手にして海辺に行くが1尾も釣れなかったばかりでなく、釣針をなくしてしまった。自分の剣をつぶして百本の釣針を作って謝ったが許してもらえなかった。悄然としていると“海の老人”が現れ、綿津見の宮に渡る方法を教える――

綿津見の宮へ行くきっかけが<浦島太郎>伝説では、亀を助けた、亀に出会った、美しい女性(亀姫)に出会ったなどとほんの偶然の出来事なのですが、ここでは「用具交換型神話」で語られています。
用具を交換すると必ず失敗するという神話です。たとえば武士が自分の刀を武士の魂と感じたように、古代人は自分の道具を自己と一体と感じていましたから、自分の釣針じゃなくてはダメなのですね。
こちらの方がストーリーが複雑で「それからどうなる」という期待感が膨らみます。

“海の老人”とは謎の人物(神様)で、神武東征の時には東に侵略すべき良い土地があることを教え、仙台塩釜では海水から塩を作り出すことを教えた神様です。
山幸彦には、目の詰まった竹籠を作って乗ること、竜宮に着いたら井戸があるからその脇の木に登って待つことなど事細かに指示を与えます。
まるですべてお見通しのようなこの神様については後でもう一度触れます。

だいたい竜宮城が海の底だとすると、アクアラングも潜水艦もなくてどうするのか疑問ですよね。海の底に井戸があるのも不思議です。
だから竜宮城は「海の底」ではなく「海の果て」という設定になっています。目の詰まった竹籠に乗船するとあっという間に海王宮に行かれます。
神話ですから真剣に考えちゃダメです。想像力の問題です。

目の詰まった竹籠ではなく「一尋鰐(ヒトヒロワニ)に乗って」という説も『日本書紀』に載っています。
長さ180cmぐらいの鮫のことで、猛スピードで龍宮往復ができるようです。
海王の乗る馬はサメであるとも書かれています。

上総一の宮・玉前(タマサキ)神社は「一尋鰐」説を採用しているめずらしい神社です。
おそらく昔は浦島太郎伝説玉前神社バージョンがあったのだろうと推察しています。
列島各地に浦島伝説があるのだから、外房にあったとしても何の不思議はありません。

外房は海亀の産卵上陸地として有名なだけではなく、サメが結構多く棲んでいることでも有名です。
今釣れるのはほとんど1m以下のサメですが、昔は巨大なサメがいて畏敬の対象でした。
帆船だった時代、岬を通過する際には帆を下げて敬意を表さねばなりません。
                               参考:太東の旦那→●

海亀が海の恵みを象徴するとすれば、サメは海恐るべしを象徴する生き物でした。
「太陽と月、海洋」を信仰する玉前神社グループの人々は、太陽と月が昇る海洋の果てに海王の宮殿があり、その宮殿の往復にはのろい亀ではなくスピードのあるサメじゃなくちゃと考えてきたのでしょう。

さて無事、海王宮に着いた山幸彦は海王の娘・豊玉姫と相思相愛の仲になります。
なにせ『日本書紀』は日本国初の公式歴史書ですから、乙姫とか亀姫とか親近感のある名前ではなく、立派な名前になっていますが本質は同じです。

それでどうなるか、続きは来週金曜日です

★太東崎灯台 野草の花四種 

  
     テリハノイバラ(照葉野薔薇)      シモツケ(下野)

 
       ショウマ(升麻)            スイカズラ(忍冬・吸葛)

本日(6/13)は旧暦5月5日。旧暦5月に降る雨が“五月雨・サミダレ”。梅雨のことです。
房総半島にようやく雨らしい雨が降りました。
太東崎灯台への片道歩10分の山道にも五月雨に濡れながら季節の花が咲いています。
灯台クラブの人たちが整備して手ごろな散歩道になりました。

テリハノイバラは普通の野バラよりも花が大きく、葉が光るのでテリハといいます。
調べてみると「バラ」という単語は純粋の和語で、韓国語、中国語とも無関係。
有刺鉄線をバラ線というように、トゲがある蔓(ツル)性植物のことで、イバラ、ムマラが古代語だそうです。
英国王室の紋章がバラであるから、バラはなんとなくヨーロッパ風の雰囲気があります。
しかし、万葉の時代から親しまれており、世界のバラ各種の原種の一つだそうです。
その野バラが太東埼にあるなんてすばらしい
周辺のコンクリ化されていない砂浜にも自生しています。

シモツケやショウマは周辺の散歩道では見つからず、山野の雰囲気をわずかに残す灯台への道で見ることができます。野草の花は野にあってこそ美しさが増します。

スイカズラは別にめずらしくありません。農家の垣根に絡みつき、あちこちで見かけます。
別名が金銀花という縁起が良い名前ですから、我が家が豊かになるという象徴でしょう。
ところが テイカカズラ や サネカズラ はこの10年でずいぶん減りました。ウットーシイから削除されてしまうようです。
いずれも万葉の時代から親しまれてきたのに残念です。

ついでですが、灯台周辺にあった「花を盗むな」「花を盗むのは犯罪です」という看板がだいぶ撤去されました。
灯台に来る人がまるですべて花盗人であるかのような威嚇的な看板の羅列を見ると、なんだここは、もう二度と来ないぞと思った方もいたのではないでしょうか。
おだやかな雰囲気に戻り、良かったなと思います。

 

★ソバの畑 麦の秋 

  

桑田にある「パン工房あん里山」さんの畑を見学に行きました。
農作物が一面に広がっている景色は、景色として美しいだけではなく、これが全部食糧なんだと思うとうれしくなってきます。
田舎では農業従事者の高年齢化にともない、耕作放棄地が広がっており、雑草を茂らせておくよりはということで格安の賃料で田畑を借りる都会系の住民が増えています。
私もそうですし、あん里山のYさんもそうです。
Yさんはソバと小麦を無農薬で育てており、それを見学してきました。

ソバは月に1度のお楽しみ会・蕎麦クラブ用のソバとなります。
昨年は不作だったために、今は海外を含めあちこちのソバ粉を購入しており、同じ“そば粉”といってもずいぶん違うものだと思わぬ経験を重ねています。
今年は3枚の畑のソバはいずれも順調で、春まきソバの小さな花が今咲きそろい、今後の収穫が期待できますが、こんなにたくさんの花がちゃんと結実するのかとシロウトらしい心配もしています。

収穫後は脱穀・乾燥・籾摺り・製粉の作業があります。昨年はさんざん苦労したようですが、今年は経験を積んでいるのできっとうまくいくでしょう。
収穫後はまた種を撒き、年内にまた収穫となる予定です。そうなれば蕎麦クラブのそば粉は全部自給できると皮算用をはじいているのが一番楽しい時間です。

小麦はパン工房のパンの原材料となります。
国産の小麦粉では飽き足らず、小麦の自給を目指すのがスゴイ。

TPPですべて安い外国産の小麦になってしまうのは大変危険な側面があります。
先日のニュースでは遺伝子操作された未承認小麦が米国で耕地に流出しているとありました。
除草剤が効かない小麦で、除草剤をばんばん撒いても影響がないという“夢の小麦”です。
栽培の手間暇が格段に省けるので生産コストが低く抑えられます。
種子会社がこの種を特許申請して、世界中がこの小麦を生産するようになり、農薬会社は湯水のごとく除草剤使わせて薬漬けの農地になる――それが何をもたらすかは想像を絶します。
USAの世界的アグリカルチャー企業が独占的に儲かる国際的なルール、それはオカシイ。

だから都会系住民がまるでドンキホーテのように無謀な無農薬栽培に挑戦している姿はとても貴重に思えます。
都会の定年退職者はすべからく農村に移住せよ。ささやかでも農地を守り自給自足せよ。余剰が生まれれば都会の孫子に宅配便で送れ。それが健康を守る道だ--なんて思ってしまいます。
本当は農家が農業で生計が立てられる世の中、そのような日本の未来が描かれるのが一番良いのでしょう。
日本の食の安全、農業の未来をだれが守ろうとし、だれが自己の利益のために破壊しようとしているのか、シビアな判断力が必要です。
 
                          パン工房あん里山→●

 

★スギナとはさみは使いよう 


  
畑や花壇の強雑草・スギナに困っている人は多いそうです。
スギナが生えると確かに見栄えはあまりよくありませんが、何に困るのですか?
雑草ひとつ生えていない畑を見るとお百姓さんの努力の結晶、まるで芸術品の畑のようです。
でも家庭菜園ではそこまで手が回らないし、薬品を使うのは嫌だし八方ふさがりですね。

スギナに限らず雑草は自分の好む土壌に生育します。
スギナのたくさん生えている土壌はスギナが好む土壌で、しかも根が深く、それを根絶するのは土を入れ替えない限りほぼ無理でしょう。
酸性土壌に生えるので石灰散布をせよといわれますが、スギナはケイ酸やカルシウムを多く含んでおり、枯れればその成分を地表に残すことになります。

つまり、自然の営みとしてスギナは酸性土壌→中性土壌への変換にひと役かっています。
そのスギナを刈り取って捨て、石灰を撒くなどというのは本末転倒でしょう。

無駄な生き物は何一つない、上手に付き合うのが大切だ――と誰かが言っていました。
もっともハエやゴキブリ、蚊なんぞ何有荘では容赦なく退治しています。
気持ちの持ち方、方向性としてできるだけ上手に共生したいものです。

何有荘ではスギナは生えてくるのだからしょうがない。あまり気にしません。
大きくなって見栄えが悪くなったら地際で切断して地面に寝かせます。
その土壌改良分はわずかでしょうから、貝殻石灰の散布も併用しています。
この貝殻石灰はカキやアサリ、サザエなど台所の残りを焼却したもので、貝殻だってゴミに出したりはしないのです。最後まで役に立ってもらいましょう。

スギナの利用法としてはスギナ茶が有名です。
都会の自然食品売り場には必ずと言っても良いほど、スギナ茶が並んでいます。
せっかくスギナが生えているのだったらスギナ茶にしてみたらどうでしょうか。

◆スギナ茶の作り方
刈り取って水洗いし、乾燥させて出来上がり。超簡単。
使いやすいように、適当に切り分けて密閉容器で乾燥保存。
オープンエアーで室内保存だとカビてしまいます。

麦茶のように熱湯で5~10分煎じます。
薄い緑色でほのかに甘みと香りがあり、気分転換に最適です。
その効能たるや、恐るべきもので日本有数の薬草茶だと主張する人もいます。→●
効能などにはあまりこだわらず、ちょっとたしなむ程度で良いでしょう。

 

★スズムシ誕生 


   まだ誕生まもなく灰色の姿

孵化したてはまっ白なのですが、時間がたつと灰色から黒へと姿を変えて保護色となります。
例年は6月4日前後が誕生日なのに、今年は最初に気づいたのが5月24日。
知人の家ではもっと早かったと言っていましたから、今年は早い。
それ以後、続々と誕生しています。

管理上大切なことは、飼育ケースの適度な湿度を保つために霧吹きで水分を補給すること、新鮮なエサを用意すること、そして時々ケースを掃除することでしょうか。

「鈴虫の餌」が市販されてずいぶん楽になりました。
でも乾燥食品ですから、それだけでは水分が不足しますので、キュウリ、ナス、キャベツ、スイカ、メロンなどを与えます。
経験上、ナスの切れ端を楊枝で突き刺して与えているのが一番楽です。傷みにくいので。
食べ残しは撤去します。

鳴き始めはたぶん、今年は8月上旬でしょう。
それまでは成長を楽しみに世話を続けることになります。
鳴き出せばそれはもう世話した甲斐があったというもので、TVを消し、灯を消して耳を澄まします。
でもだんだん鳴く頭数が増えてくるとウルサイくらいですが、それも贅沢な悩みです。

もしも育ててみたいと思う方がいらしたら、もちろん無料で差し上げます。
孵化した数が多すぎて困っていますから。
夏休みの宿題用に「観察日記」など適切だと思います。

  

★九十九里浜は玉浦(タマノウラ)(8) 


 いすみ市の民芸品、ワラ細工。甲羅に海藻が付き、蓑亀(ミノガメ)という縁起の良い亀。
 蓑亀は長い年月を生き抜いた亀であり、不老長寿の象徴として畏敬の対象だった。

浦島太郎伝説の続きです。
太郎はふとしたことから亀姫と知り合い、相思相愛の仲となり3年を海王の宮殿で過ごすが地上に戻りたいと言い出しました。

海王の宮殿とは何か?
古い伝説では、「綿津見(ワタツミ)の宮」、つまり文字通り海王の宮殿ですが、伝承によっては「蓬莱山(ホウライサン」=不老不死の理想郷として語られています。
おとぎ話の「竜宮城」が一番有名ですね。それは龍の棲む宮殿。海王の正体は龍である、あるいは海の支配者は龍であるという伝説に基づきます。
仏教では海の龍を五大竜王、あるいは八大竜王、または東海竜王としており、外房の寺院の多くは竜王を祀っています。
“波の伊八”で有名な飯縄寺の『翼を持つ龍』の欄間彫刻は見事です。
蓬莱山も竜宮城も古代中国の神仙思想に基づきます。

いずれにせ、普通の人間がいる場所ではありません。
太郎は亀姫に“選ばれた男”だから3年も海王の宮殿で暮らしました。魔界の女に閉じ込められたと言ってもよいかもしれません。
ところが異界の食べ物を食べ、快楽の3年間を過ぎても異界の住民になりきれなかった。
不老不死の幸福な世界――理想世界では生老病死のストレスがない。食事の心配はなく権力の圧迫もない。ところがストレスがないことがストレスになる。
そのストレスを感じなければ太郎は徐々に人間性を喪失し、人体はしだいに亀の姿に変わり、万年の命を保障され、亀姫様と末永く睦まじく暮らせたことでしょう。

「両親が心配しているだろうから、ちょっと地上に行ってくる」と語った太郎に対して亀姫はどのように感じたでしょうか。
裏切り者め!! ということでしょうね。身も心もつくし、これ以上ないという歓待をしてきたのになぜ私を捨てるのか、何が不満なのかという怒り、悲しみ、恨みが渦巻いたことでしょう。

おとぎ話・浦島太郎を読んだ子が不思議に思うことがあるそうです。
亀を助けて良いことをしたのに、なぜ結末は老人になるという不幸な話なのか。
おとぎ話では原話にあった「太郎と亀姫の夫婦生活」が省かれており、夫婦別れのいざこざが想像できません。玉手箱が亀姫の復讐の宝箱であった点が不明瞭なのです。

それでも亀姫は最後の望みを玉手箱に託していました。
「もしも再びわたしに会いたければ決っして玉手箱を開けるな」と念を押したのです。
しかし、太郎は約束を破って開けてしまった。
太郎の裏切りが確定した瞬間に、太郎はそれまでの甘い生活の清算を迫られたのでした。
それは3年間の生活ではなく、300年間だった現実に立ち向かえという亀姫からの手切れ状といって良いでしょう。
幽閉され、殺されなかっただけマシでした。
以後、人間界と綿津見の宮殿との通い道は永久に閉ざされてしまいます。

この海王宮殿からの帰還物語ははるか昔、人類が初めて海辺に住み、海産物を利用し始めた頃からあった話ではないかと推測しています。
人間の誕生以前から海亀は浜辺に上陸して産卵をしておりました。
海亀は手足を持ち、優しい顔をしています。海亀はどこから来るのか、きっと綿津見の都があり、そこから来るのさ、その都は海のはるか彼方、不老不死の幸福な世界に違いない――と想像を重ねてきました。

亀姫様と一緒だと幸福になるという考えは古くずーっと長く、今日まで続いています。
徳川家康の娘の一人は亀姫といいました。
縁起物の熊手にはオカメの面が飾られています。
オカメは漢字で阿亀。オカメの別名がお多福。器量良しかどうかは問題ではありません。
1973年から長期連載中の漫画「浮浪雲・ハグレグモ」では主人公の奥さんの名は「おかめさん」。
明るく元気で前向きで、あまり考えずくよくよしない女性として描かれています。
「鶴は千年亀は万年」の今日的なアレンジはドラゴンボールの亀仙人。

日本列島に住む人々は昔から亀に親近感を抱き、神秘性を感じてきました。
千葉県銚子の川口神社には無数の亀の慰霊碑があります。
――ひょっとするとあの亀は拉致された若者のなれの果てかもしれない――
大原の漁師さんは亀が網にかかるとお酒を飲ませて海に帰してやると言っていました。
現代でも海亀は別格扱いなのです。

 松尾大社:木造神像女神坐像。画像元→●
どことなく亀に似た海の女神・市杵島姫命(イチキシマヒメノミコト)。
同社はお酒の神様であり、境内に霊亀ノ滝、亀ノ井の名水があり、亀と酒は古来から縁が深い。

                                           続きは次週金曜日。

 

★マロウの収穫 ハーブティー 


  和名は薄紅葵(ウスベニアオイ)、銭葵(ゼニアオイ)

雨の降らない入梅で、梅雨入り宣言は気象庁の勇み足ではないかと思っていたら、明日は雨だとか、訳の分からない天気が続いています。
雨が降ろうと降るまいと今の時期はマロウが花盛りで、「夜明けのハーブティー」の季節になりました。

マロウはフレッシュでもいい。乾燥花を使うのが普通です。
熱い湯を注いで30秒~3分で鮮やかな青のティーで夜明け前。
そしてレモン果汁あるいは酢を加えるとサッとピンク色・オレンジ色に変化して朝焼けのティーになりますます。
要するにリトマス試験紙の変化と同じなのですが、この変化があたかも夜明けの東の空を思い起こさせるので「夜明けのハーブティー」の異名で知られています。

もっともどういうわけか、その時によって薄くなったり、濃くなったり、すっきりしたり濁ったりすることがあります。ブルーのティーは時間がたつと緑色系に変化していきます。
まだ入れ方が安定せず、ヘタなんでしょうね。


ブルーのティー、オレンジ色になったティー、カルピスを混ぜたティー
花の量が多くてちょっと色が濃くなってしまいました

無味無臭で色の変化を楽しむティーですが、わずかにとろみがあり、酸っぱい感じがします。
普段は砂糖や蜂蜜なしのストレートで頂いています。
でもそれではさびしいならば、それらを加えても良いでしょう。カルピスを入れたという人がいましたから試してみました。
それはそれでその人なりの楽しみかたでしょう。

一日花なので翌日にはしぼんでしまうのに、翌日にはまた新しい花がたくさん咲いています。
毎日採集する暇はないので、もしお近くならば摘みに来ませんか。50個ぐらいは簡単に摘めると思います。

 

★ドクダミとハサミは使いよう 


    ドクダミの花は清楚で美しいのですが…

十字架型の白い花が咲く頃のドクダミは一番勢いが良く、優秀な化粧水になります。
何有荘のドクダミ化粧水(ローション)を騙されたと思って使ってみたら? と勧めると、最初は半信半疑でもそのうち熱心な支持者になります。
なかにはこれしか使わないという方もいて、勧めた方としてもうれしく思っています。
日焼けやシミそばかすが次第に目立たなくなる効果も確かにあるようです。
 
◆ドクダミローションの材料・用具
 1.1~2Lのきっちりふたが閉まる広口ビン。
 2.ドクダミの生の葉。ビンにぎゅう詰めで1/3程度。
 3.ホワイトリカー(35度)
 4.オリーブ油、適量--お好みで

◆作り方
 1.ドクダミの茎葉をよく水洗いし、丁寧に水気をふき取る。
 2.広口ビンに、ドクダミの葉をギュウギュウ詰めに入れる。
   ぎゅう詰めにしても手を放せば口元まで膨らんでしまうが気にしない。
 3.口元までリカーを入れて密閉。冷暗所保管。
   3か月で出来上がりだが、1年たてばすばらしい琥珀色になっています。

◆利用法
  100均のスプレーやボトルに入れ替えると使いやすい。
  小さじ少々のオリーブ油や蜂蜜をいれてシェークすればちょっと高級。
  何有荘では何も加えていませんが…。
  肌の殺菌、美白効果。しわ・くすみ・シミ取り効果。保湿効果にすごく効きます。
  風呂上りに重宝しています。

◆注
 1.乾燥葉の方が効果抜群というけれど生葉が手軽です。
 2.アルコールに弱い人はパッチテストが必要でしょう。
 3.グリセリンとか尿素とかお金がかかるものを使わないのが何有荘式。
   香りが欲しければハッカオイルなどを垂らしてどうぞご自由に。
 4.葉を引き上げるのは1~2か月後。入れっぱなしでも構わない。
   もしも濁っていたら、こせば良い。

ドクダミをただ捨てるだけではモッタイナイ。
ベトナムの知人は「なぜ日本人はドクダミを食べないのか」と不思議がっていました。
あちらではフレッシュサラダや、炒め物に使っていますものね。
だから、何も加えない 「ドクダミ+焼酎」 は健康酒として使えます。

★グミでジャムを作る 

ふっと窓をかすめた姿が気になり外を見てみるとカラスがグミの木に飛び降りていました。
窓を開けると逃げ去りましたが、赤く熟れたグミの実を狙っていたのでしょう。
木の上から10cm角の園芸ネットをかぶせたら二度と現れません。
脚に絡まり、羽にからむネットは嫌いのようです。

◆グミジャムの作り方
 1.赤く熟した実だけを採集。
 2.ゴミや軸など汚れを洗い、軽い塩水に2時間漬けてアク抜き。
 3.実に包丁で縦線を入れ、鍋に投入。少々の呼び水を入れてじっくり煮る。
 4.金ザルにあけ、木べらでつぶして種を除く。
 5.重量で半分程度の砂糖とオリーブ油少々を加えて煮詰めれば出来上がり。
     ※グミの渋さはジャムにすると不思議にも消えてしまいます。
     だから塩水やオリーブ油も渋み対策ですが、気休め。気分の問題。
     レモン汁があったら加えましょう。アクは取りたければ取る方が良い。

朝食にチーズを食べたくなり、手作りジャムに「よじゅえもん」さんのチーズと「パン工房あん里山」さんのパンと合わせてみました。

ジャムは左からグミ、モミジイチゴ、ユスラウメ

「よじゅえもん」さんは牛を育てチーズを手作りしているいすみ市の小さなチーズ工房です。
スーパーで売っているチーズでなく、時々、ここのチーズを食べたくなります。購入したのは「生チーズ」500円。地元の店だから応援しています。→●

「パン工房あん里山」さんとは親しくしています。
わたしと同じく川崎出身で、こちらに移住して念願のパン屋さんを始めました。画像のパンは「よじゅえもんバケット」189円で、よじゅえもんさんのチーズとコラボするために開発されました。酵母を少なめにして小麦の味わい・チーズの味わいの相乗効果が得られるのが「売り」です。→●

和食中心の朝食ですが、こんな朝食もたまにはいいものです。

★梅サワー、梅醤油、梅蜂蜜作り 


  左から梅サワー、梅醤油、梅蜂蜜 

大量の梅を知人から頂きました。折から入梅。梅の季節です。
知人は近所のお宅で梅をいくらでも持っていけと言われたのでごっそりと収穫したのだそうです。
そのおすそ分けで、田舎ならではの助け合い精神でしょうか。品物が行ったり来たりしています。
毎年恒例の梅酒を何ビンか仕込み、
まだ余った梅で梅サワー、梅醤油、梅蜂蜜を仕込みました。

◎青梅の下処理(梅酒も何もみな共通)
 1.6時間程度、水に漬けてアク抜き。
 2.流水できれいに洗い、ザルにあけ、一つひとつ丁寧に水気を完全に拭き取る。
 3.竹串でヘタを取る
 4.消毒した広口ビンを用意する。
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◆梅サワーの作り方
 *広口瓶に梅を入れ、氷砂糖を入れ、酢をビンの肩まで入れてキッチリふたをする。
   白砂糖でも良い。量はお好み。重量比で半分以下でしょう。

◆梅醤油の作り方
 *広口瓶に梅を入れ、醤油をビンの肩まで入れてキッチリふたをする。
  梅の味と香りのする醤油になります。使い方は普通の醤油と同じ。

◆梅蜂蜜の作り方
 *広口瓶に梅を入れ、蜂蜜を梅が隠れる程度入れてキッチリふたをする。
   安物の蜂蜜でOK。数日でエキスが出てゆるくなってきます。

◎諸注意
 1.頭が出てるのでカビないように朝晩ビンを揺すってなじませる。冷暗所で保管。
 2.梅がしぼむ頃(2~3か月後)出来上がり。
 3.ビンや梅、用具の汚れや水分があると、カビたり液が濁ります。
 4.カビてしまったら、その部分を除去すればOKです。
   梅を全部取り出し、梅はジャムなどに再利用。濁った液は清潔なガーゼで濾します。
 5.殺菌消毒、発酵を止めるには加熱して、70℃5分でたぶんOKでしょう。

◎梅に竹串で数か所穴を開けておけばエキスが早く出てきます。
◎梅サワーに砂糖を加えず酢だけならば、ドレッシング用の酢として楽しめます。
◎梅蜂蜜はアルコール分を加えず蜂蜜だけにしました。

これで夏の季節・熱中症への備えができて一安心です。