★東京湾のホンビノス貝

 
        網焼きにしてみました

ホンビノス貝とは東京湾で採れる北米原産の新参の二枚貝。
貿易船のバラスト水(船の重心を安定化させるために注入する水)に紛れて東京湾に侵入し、自然繁殖しています。
アサリも死滅するような極端な悪環境の中でも死なない強靱な生命力を持つそうです。

外来種がのさばりだし、在来種を絶滅させるようだと駆除の対象となりますが、どうやらアサリと競合することはないらしい。
漁師が試しに食べてみたらうまかったとかで、最近、食用貝として世間に流通するようになったとテレビの報道で知りました。
そのホンビノス貝が近くのスーパーで売っていたので、モノは試しと買ってみました。

画像はほぼ実物大で7~8センチ位。網焼きにしてみたらなかなか口が開かない。
うっすらと開いているので死んでいるわけではないと思う。
死んだアサリの場合、加熱しても口を閉じており、加熱し続けると突然開いてしまいます。
半開きしたかどうかが生きているか・死んでいるのかの見分け方のポイント。
たぶんこの貝も同じだろう。そこで強引にナイフで貝柱を切って口を開けさせました。この貝は貝柱が太くて強い貝のようです。

醤油を少々垂らして頂きました。
さてその味ですが淡泊で、これといった特徴にとぼしい。決して不味くはありませんが美味というほどでもありません。
味の好みは人によりけりでしょうが、わたしの好みとは少し異なります。
1個80~100円。地ハマグリや赤貝の何分の一かの値段です。
結局、値段相応の味だというのが初めて食べた印象でした。
機会があったら、また別の食べ方をしてみましょう。違った印象になるかもしれません。

 

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ムクゲの花はおいしい

 
       白い花とピンクの花を摘みました

花を摘み、ガクをハサミで切り取り、花びらを分離させます。
中央の花芯とガクは使いません。
花びらをサッと湯通しし、甘酢に漬ければできあがり。
作ったらすぐ出してもOKな超簡単料理です。

甘酢は適当です。砂糖+酢+醤油+水を適量ですからお好みで。
一つの花(花びら5枚)で1人前見当ですかネ。
仲間が集まってちょっとした宴会があった時に出したら好評でした。
食感は少しヌルッとして存在感があります。

ムクゲの花は1日花ですから、明日には閉じてしまい、別の花が咲きます。
だから今咲いている花は遠慮なく摘み取ってもOKでしょう。
ただしおれるのを待つよりも食べてあげた方が供養というものです。

ムクゲに大変よく似た花が咲くのがハイビスカスとオクラ。
どちらもアオイ科に属し、同様にして食べることができます。
今が盛りのスイフヨウも同様です。
湯通しすると色が落ちますから、その湯を使って甘酢を作ると素敵ですよ。
買ってくる物ばかりが食品ではありません。

 

瓢箪(ヒョウタン)の白い花

 
        夕方から朝にかけて咲く

今年はじめて「千成瓢箪」を育ててみました。気まぐれです。
うまくいけば、トックリ替わりにお酒でも入れてみるつもり。
織田信長が若くて暴れん坊だった頃、腰の荒縄に瓢箪をぶら下げていました。
秀吉の馬標(ウマジルシ:大将旗のようなもの)は千成瓢箪です。
いずれも史的根拠はあやしいのですが、まぁそのことは深入りしないことにしましょう。

瓢箪の色・形が昔から愛され、瓢箪を三つ揃えれば三拍(瓢)子そろって縁起がよい、六つ揃えて無病(六瓢)息災などと昔の人は言葉遊びを楽しんでおりました。
運気を運ぶとも言われていますからズラリと並べて今後のシアワセを祈願すれば、わたしにも少しは良いことがあるに違いない。

千成瓢箪という種類は本当に手間いらずで、種を播き、芽が出て、茎葉が育ったらネットをたてて這わせるだけです。
肥料をやるとか摘心するとか面倒なことは何もしませんでした。
畑の一隅で雑草に紛れながらもたくましく育っています。
小型の瓢箪がもういくつもブラブラし始めていますからとてもうれしい。
それなのにまだ花が咲き、実が成ろうとするのは強靱な生命力です。

もう一つ瓢箪栽培には密かな目的があります。
瓢箪を花炭にすること。それは瓢箪をその形のまま炭化させたものです。
何気ない自然の物が花炭になると、何倍も美しくなります。
瓢箪の花炭をちょこっと飾ってみようと思っています。

どうなることやら、うまくいったらご喝采!!
 

なぜだかカボチャ

 
       勝手に育ったカボチャ

いすみ市は連日の猛暑と日照りで悩んでいます。
7月から雨が降ったのはたったの2日しかなく、毎日天気用予報を見ては「今日も降らないネェ」と溜息をついております。
作物も元気がなく、したがってウリハムシ・カメムシ・ツマグロヨコバイなどの害虫が多いように思えます。

さて画像のカボチャは堆肥置き場の隣の花壇(?)で勝手に生えてきたものです。
どうも土の中に昨年捨てた種が混ざっていたらしい。
はじめは何の芽か分からず、カボチャらしいネと思っているうちにドンドン茎葉を延ばして移植困難になり、ツル性植物のためにと張っておいたネットにからまり、それはもうすごいことになっていきました。

このネットは隣家との敷地境に張ってあります。
ところがカボチャのツルはこちらの敷地も隣家の敷地も気にせずに伸び伸びと育ち、こちらは「ご迷惑をおかけしています」と平謝り。
隣家の住人は「ジャックと豆の木みたいにスゴイですね、毎日楽しみにしているんですヨ」とおっしゃる。
それで、「できたカボチャのいくつかは借地代として献上致します」ということにしました。

これは直径30cmはある大型カボチャですからネットでは支えきれず、バケツをひっくり返したお立ち台(?)の上で鎮座ましましております。
肥料などゼロです。たぶん横の堆肥置き場から栄養分を得ているのでしょう。
育って欲しいと思う作物は育たず、どうでも良いと放置しておいた物の方が良く育つような気がしています。
かまいすぎない方が子どもも作物も良く育つのでしょうか。

近日中に収穫する予定です。おいしいカボチャができたかどうか、全く自信がありませんし予想もつきません。
ダメモトだと思っていますが、密かに期待はしております。

 

ロータスイーター(蓮喰い人)

 
       まだ若い蓮の実を利用

オデッセイというホンダの車がありますが、ギリシャ神話の英雄オデュッセウスに由来します。
彼はトロイ滅亡のきっかけとなった(トロイの)木馬の考案者で、戦後、トロイの庇護神であったポセイドンから恨まれ、ギリシャに帰国できずに魔物が住む海を漂流して数々の試練を受けることになります。その物語が『オデュッセイア』。
その9章にあるのが「蓮喰い人」の話。

9日間の嵐の後、オデュッセウスの船は「ロートパゴイ」族の島に漂着する。
この島の住民はロートスというとろけるように甘い果実を常食としていた。
ロートスは英語でLotus ロータス。日本語で蓮(ハス)。
偵察に出かけた部下3人はロートスの実を住民に勧められて食べたところ、浮き世のすべてを忘れてコウコツ状態になる。当然、自分が果たすべき使命など忘れている。
戻らぬ部下を捜して上陸したオデュッセウスは呆けた部下を発見する。命令を聞かず帰国の意志もない部下を強制的に拉致し、早々にその島を後にした。

「ロートパゴイ」を日本語に訳すと「蓮喰い人」
この物語を読んだ欧米人は、蓮の実にはある種の麻薬作用があると信じることでしょう。
蓮の実は中国では腎臓を強化し、血液を浄化するので不老長寿の効果があるという。
さてこのロートスと蓮の実は同一なのか、ちと疑問。

ともあれ伝承を信じれば、蓮の実を食べると現世の苦しみから解放され、将来は蓮の台(ウテナ)で生まれ変わる。これは大変結構なことです。
近くの蓮池から蓮の実をゲットしてきました。

 
      蓮の実の甘煮

◆蓮の実の甘煮レシピ
 1.蓮の実の青い外皮はハサミで頂部を切り落とす楽にむけます。
 2.白い実の中央の芽を楊枝でつついて抜き取るが、面倒だからそのまま利用。
 3.鍋に入れヒタヒタの水で煮る。砂糖は適当量・塩少々。
   味をしみこませてできあがり。

これじゃ調理法ともレシピとも言えないですネ。要するにテキトーです。
青い蓮の実を利用します。中の白い実は生で食べられますから適当でOKなのです。

ゴーヤの料理2種(第4回)

 
       ゴーヤの冷やし中華

 
       ゴーヤのピザトースト

毎日グリーンカーテンから取れるゴーヤをどのように食べるのか、ゴーヤはチャンプルという呪縛を解いてみれば、ゴーヤの使い道は無限に広がるようです。
クセのある夏野菜ですが、何にでも夏野菜として使ってしまえばそれなりの料理になります。

画像の料理の場合、どちらもゴーヤの種とワタを取り、半月状にスライスしました。
冷やし中華の場合はその後塩もみしましたが、ピザの時はそのまま利用です。
塩もみするかしないかはお好みで。たいした差はありません。
このゴーヤは苦みがあまりない種類なのか、薄くスライスすれば苦手の人でもバクバク食べられます。

トマト、ナス、キュウリ、ゴーヤなど夏野菜は水分が多く、しかもミネラルたっぷりで水分を補給するには絶好の食べ物です。
暑さで鈍くなった体を調整するには夏の野菜が欠かせません。旬(シュン)の食べ物を頂くのが最も自然の摂理に合った健康的な食生活でしょう。
特にゴーヤはビタミンCたっぷりでしかも熱してもCの破壊が少なく、夏バテ対策にもってこいの夏野菜です。

蛇足:熱中症
息苦しいような暑さが続く中で、年配者が寝ている間に熱中症で亡くなる例が多発しています。
暑いのに汗が出ない、出なくなったという場合が最も危険で、救急車。
気分が急に悪くなる、めまいがするのも危険な兆候です。
危険を感じたら強制的に体温を下げることが一番大事なポイントでしょう。
氷袋・アイスパックなどで動脈部分を冷やしますが、
“疲れた”程度なら木陰で冷たい水菓子、冷たいおしぼりにウチワですかね。
残り湯で行水やシャワーも気持ちが良いものです。
 

キジのタマゴか?

 
       畑の中で

借りている畑には都合で数週間も通えませんでした。
そうしたらもう雑草畑になっており、いくら雑草共生栽培だとうそぶいても見苦しい。
雑草に負けてしまう種類もあるので草刈り機でガーガーしました。
そうしたら野鳥の巣があったのに気づかずに払ってしまったのです。
こうなっちゃうともう親鳥は警戒して戻ってきません。
気の毒なことをしました。

何の巣(何のタマゴ)かわかりません。ピンポン球ぐらいの大きさでやや灰褐色がかっています。全球ではなく鶏卵のようにやや尻すぼみ型です。
キジがこの辺でウロウロしていますからキジだと推測しています。
この畑では野ウサギも見かけました。
野生動物から見て、わたしの畑は原野に見えるということでしょうか。

ピーナツやサツマイモが順調に育っていますが、そろそろネットを張らないと野生動物、野鳥の餌場になってしまいます。
連中もおいしいものがどこにあるのか知っているのです。
できた作物の何割かは野生生物へのお礼(年貢)とあきらめています。
だけど人間様の分はネットを張って確保しないと全部食べられちゃうからネ。

刈草はまとめて米ぬかを振っておきます。堆肥場を作るのではなく、畑そのものが堆肥場という考え方です。
それでもそこそこの収穫がありますから、家庭菜園としてはそんなもんでいいかと思っています。

さて卵ですが、本来は食べてやるのが一番の供養というものでしょう。
キジの卵は結構な値段がつくことだってある。
でもね、ちょっとね。
それでもっとも無責任な方法=放置しました。
カラスかヘビかのエサになることでしょう。
それもまた自然の摂理。キジさんあきらめて下さい。

 

カラスウリの花

 
       夜咲く花は美しい?

ウリの仲間だが不味くて人間様は食べない、せいぜいカラスがつつく程度だろうという意味でカラスウリ。
別の説では、唐朱瓜。秋に実る実が輝くばかりの朱色だから。
秋の枯葉のついたツルと実は風情があり、飾り物に利用されたりします。

連日の猛暑で今年はありがたくない記録を更新しそうです。
夜になっても気温がそうは下がらない点も今年の特徴です。
晴れている夜は熱が大気中に放出され、気温が下がるのが普通で、これを放射冷却といいます。
ところが、今年は大気が上から押さえつけられているので熱帯夜が多い――という訳の分からない説明を某気象予報士がしていました。

それでも夜の散歩は直射日光を避けられてなかなかよろしい。
懐中電灯は必需品。月が出ていないと「田舎」は漆黒の闇です。
昼間のうちにどこにカラスウリがあるか確かめておきます。
日が沈んでから咲き始め、翌朝にはしぼんでしまう一日花ならぬ一夜花。
次から次へと咲くので、しぼんでしまった花を昼間に見つけておけば夜になった時に新しい花が咲いている。

夏の夜だけ、人知れず美しい花を咲かせます。
雄の花を咲かせる雄株と、雌の花だけを咲かせる雌株とがあります。
雄花の方が華やかなレースカーテン状で、雌株の姿はやや貧弱。
雄花は翌日触るとポトリと落ちるが雌花は落ちない。
雌花は花の下部に将来実となるふくらみがあるので区別できます。
しかし、暗闇の中で探す時は雄株の方がよいなどと贅沢なことは言えません。
懐中電灯の明かりの中に見つけた時は雄雌どちらも本当に美しい。

別に人目を忍んで夜に咲いている訳ではありません。
夜に咲く花は少ないので、昆虫たちが集まってくるだろうという戦略です。
夜集まる昆虫は様々ですが、この場合は蛾の仲間、スズメガが主な受粉の仲介者だと言われています。
スズメガが雄花の蜜を吸い、あきれば他の花に移り、そうこうしているうちに雌花が受粉するという仕組みです。
しかしスズメガが吸蜜している場面はまだ一度も見ていません。
秋になれば実ができているので、なんとか受粉できているのでしょう。わたしが心配してもしょうがない。

 

スベリヒユの料理

 
       一番簡単な食べ方はゆでてサラダでしょう

スベリヒユは畑の強雑草として知られています。
引っこ抜いてもその辺に放置しておくとまた根付くし、地面に残った残片からも復活してしまうからです。
このスベリヒユの同族に松葉ボタンやポーチュラカがあります。
片方は庭で大切にされ、他方は引き抜かれる、その差ははげしい。

雑草として嫌われるが山形県では食材として扱われています。
漢方では生薬として扱われ、その名を バシケン【馬歯筧】といいます。
トルコからギリシャにかけてもありふれた食材と扱われております。
もともと野菜とは食べられる野草を、収集の手間を省くために畑に集めて育てたものでありましょう。
雑草だと思うと食べるのに勇気が必要ですが、食べてみれば「オイシイジャン」と思います。
スジがなくクセがなく、歯ごたえがあるのに軟らかい。わずかに酸味とヌメリがあり、野草のなかではピカイチの食材です。
雑草のまま捨て置くのは実に惜しい。何有荘ではわざわざ育てております。
煮たり、炒めたりと普通の青菜のように調理しますが、ゆでるのが一番簡単。

◆スベリヒユのサラダのレシピ
 1.きれいに水洗いし、熱湯にサッと通す。
 2.ざく切りにして器に盛る.
 3.お好みのドッレッシングをかければできあがり。

ゆで時間が長いと葉が茶色っぽくなり美しくない。
ざく切りでなく、タタキにして削り節をたっぷりかけ、醤油をかけてもオイシイ。
今回のドレッシングは、ニンニクのすり下ろし一かけにマヨネーズとヨーグルトをまぜてちょっと洋風にしてみました。
これは洋風にも和風にもあう一品です。

都会地でも空き地や、手入れの行き届かない植栽の株元にはえておりますヨ。

 

手づくりミリン(味醂)ができました。

  

       梅酒用ビンから移し替えました。

自家製ミリンを作るのは簡単です。
もち米を固めに炊き、市販の麹と合わせ、焼酎をかけて放置しておくだけです。
何が面倒かというと、仕込んだことを忘れてしまうこと。
昨年12月8日に仕込み、6か月寝かせて6月上旬に仕上がる予定でした。
ところが今年の春が寒かったせいか、6月ではまだ色つきが薄い。
それで放置していたら猛暑の7・8月となり、とても濃い色になってしまいました。

心配した味はセーフ。なかなか奥のあるしっかりした味醂です。
お米と麹からこんなにも複雑な甘味が出るのかと驚くほどです。
焼酎がドボドボ入っていますから、その気になればアルコール飲料となり、酒税法にひっかかってしまいます。
スーパーで「本味醂」を買うと「年齢確認が必要です」とレジスターがしゃべるのも酒税法上アルコール飲料に分類されているからです。

税金を合法的に逃れるためには2%程度の塩を入れて「酒ではない」とすればよい。
本味醂以外の各種の「みりん」は様々な工夫で酒税法対象外。でもそれは「味醂」と言えるのかどうか。
自家製の場合でも塩を入れることが酒税法上必要です。
入れたか入れないか税務署にはわからないでしょうが、法律上はそうなっています。
(変な法律だ!!)

画像の瓶詰めはまだザルでこしただけですから、もう一度サラシできっちり漉す予定でおります。
副産物であるふやけたもち米と麹をまだかまだかと狙っているのが家内。
できるだけ味醂を絞りきったものが「味醂の酒粕」で、魚でも肉でも極上の粕漬けになります。これを味わえるのは生産者ならでは特権でしょう。

そう面倒な手間暇がかかるわけではありません。手づくり味醂にチャレンジしてみるとをお勧めします。市販の味醂とは違うと気づくことでしょう。