今年のソラマメは背が低すぎる

   
        それでもソラマメは花盛り

雑草の中でソラマメが育っていますが、どういうわけか背が伸びません。
背が伸びないうちに満開になってしまいました。

わたしの畑だけではなく、周囲の畑を見わたすと、背の低いソラマメも目立ちます。
数本が背が低いだけならば、それは個体差だろうと思いますが、全部が低いとなると何か別の理由があるのでしょう。
わたしの畑ように放任栽培ではない、きちんと除草されたプロ農家でもそうですから栽培方法が悪かったとも言えないと思います。

花が咲いてから実が収穫できるのには約40日。さてどうなることやら。
このままだと困りますが、これから背が伸びることを期待しています。
ただ一つ良い点は、花が咲く頃にはアブラムシも集まってくるのですが、アブラムシがまだ来ていません。

作物を育てるということは分からないことだらけです。
観察を続けて、じっと待つだけです。

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スミレにアゲハチョウ

   

スミレの種類は多すぎ、図鑑にはその全種類が載っているわけではありません。
だからナニスミレなのかを確定するのは、なかなか難しい作業です。
寒くとももう春ですよ。開けた野に一面に咲いていました。
だからめったにみかけない貴重なスミレではないでしょう。
めずらしくもない普通のスミレの中からナニスミレというのだろうと調べました。
その結果、このスミレは葉の特徴から “コスミレ” だと思います。

アゲハはサナギで越冬し、春の暖かさに誘われて羽化します。先日来、暖かい日が続いたのであわてん坊が羽化してしまったのでしょう。
春一番の個体を“春型”といい、真夏のアゲハと比べると小型で色も薄い。
ここ数日は寒すぎるのでアゲハも生き延びるのが大変です。
天気の良い日は蜜を吸い、日向に羽を広げて体温が上昇するように努力しています。
寒い雨の日は木のウロなどで仮死状態になってやりすごすようです。

アゲハはアゲハチョウが正しい和名。ところが最近はナミアゲハと言う人が増えてきました。
アゲハチョウの仲間は種類が多くてもその識別は容易です。
普通のアゲハだからナミ(並)アゲハというわけでしょうが、並というと鰻丼の上中(並)下みたいな差別感がしませんか。

普通のスミレだからといって“ナミスミレ”などとは言いません。
それぞれにみな固有名詞があります。
多かろうと少なかろうと自然の生き物に上中下があるとは思えません。
個性を無視したナミアゲハという命名は気の毒な気がします。

 

山菜七種の天ぷら

   

赤い椿、その下がゼンマイ、右上から時計回りでヤブカンゾウ、シイタケ、菜の花、ユキノシタ、フキの葉の七種を採集して天ぷらにしました。(菜の花は頂き物)

ツバキは蜜があるので甘い。春の野草料理の花。
ゼンマイはアク抜きしないでも天ぷらにすれば大丈夫。ほろ苦さがあって春の味。
ヤブブカンゾウはまったくクセがなく、やや甘味があります。
シイタケはボロくなったホダ木からまだまだ顔を出してくる“春子”。ウマイ。
菜の花は天ぷらにするとクタッとなり不向き。おひたしの方がずっと良い。
ユキノシタ、フキの葉はクセがなく何を食べたかはっきりしない。もう少し歯ごたえがほしい。

衣は昭和の“プロのコツ入り黄金”という粉を氷水で溶いただけ。
衣を薄くつけ、油の温度は170°前後。

野草の天ぷらは天つゆで食べるよりも塩の方がおいしい。
塩と玉露の粉茶をよく混ぜるとうす緑色のつけ塩になって高級感が出てきます。
これをパラパラと振って食べるのが一番おいしく思えます。

せっかく“田舎”に居を構えたのだからと野草料理を毎年いただいています。
春はとくに種類が多くて目移りしてしまいます。

さて、来週は待望のタラの芽が収穫時期となります。
ようやく少しばかり芽が展開してきました。
野生のタラの芽は茶色く、市販品とはひと味もふた味も違います。

 

ルバーブの若い花芽

   
        ブロッコリーのような感じです。

ルバーブのジャムは軽井沢か信州かで買うしかなかったのですが、最近は人気が出てきて、都会のちょっとした店なら輸入品が常置されるようになってきました。

苗を購入し、広い畑ではなく、家庭菜園に植えて失敗したなぁと思ったのは異常に大きく育つ野菜だったから。1株で畳2畳近くも占拠してしまいます。
画像中央に見える花芽はまだまだ赤ちゃんで、これからぐんぐんとトウ立ちし、高さが1m前後になります。
どんな花が咲くかと言えば、スイバやギシギシの花に似ていて、それほど美しくはなく、観賞用にはなりませんが、人を驚かす効果はあります。

スーパーで売っている大きなフキの葉がありますヨネ。それと同じくらい大きく育った茎葉のうち、茎だけを調理用に使います。
ルバーブジャムは昨年初めて挑戦し、味は満足でしたが 色合いが気に入りませんでした。
市販品は緑色か赤いジャムなのに茶色のジャムになってしまいました。
茎の赤い部分と緑の部分を混ぜてしまったのが敗因で、エノキダケの瓶詰めみたいなジャムでは食欲をそそりません。

今年は 『神秘的な緑色のジャム』と『ルビーのような赤いジャム』 に挑戦する予定。
うまくいったらご喝采。
 

わき出る春-スプリング

   
        ピンクの花が玄海ツツジ

桜の開花宣言とともに一斉に春が訪れてきました。(今朝は寒いですが)
ゲンカイツツジの花の向こうは白も黄色もラッパ水仙。この時期の水仙は美しく香りも高い。種類も多く、早咲き水仙に代わり春の水仙の主役。
庭ではユスラウメやスズランも満開です。

春は、“張る・ハル”が語源。
ものみな精力・活力がみなぎって、ふくらんでくる様を「ハル」という。
   草木の芽や花の芽がふくらみハリだした頃、水田にたっぷりと水をハル。
   春は別れの季節ですが、新しい出会いにハリ切る季節でもあります。
   期待に胸をふくらませる――それがハルです。

英語:spring スプリング の意味も似ています。
スプリングは春という意味だけではなく、飛び出す、わき出るという意味があります。
それで泉もバネもスプリング。
草の芽も花も虫もピョンピョン飛び出す季節なので、スプリング。
スプリングは元気がわき出てくる季節のことです。

ものみな枯れ果てていたのに春になるとすべての植物は復活し、冬眠していた動物たちも動き出す。
死の世界から生の世界に劇的に復活・再生するのがこの時期です。
キリスト教の復活祭(今年は4月4日)の起源は、イエスの刑死をはるか昔に遡る、ヨーロッパ古代社会に起源を持つ春の祭典でした。

この祭典に匹敵する日本の行事がおそらく『花見』でしょう。
花見の起源はいろいろ言われていますが、要するの春の精・春の生命力・成長を司る神々に感謝し、その霊力をわが身に取り込み、田んぼや畑の作物の豊作を祈願する行事です。
タダで神様に祈るわけにもいかないので、酒肴を整え、その後、神々と飲食をともにする、これもまた起源はおそらく縄文時代に遡る行事でしょう。

現代では桜の木の下で醜態をさらけ出す行事になってしまいましたが、
静かに酒を酌み交わし、今年の豊作と無病息災を祈願することにしましょう。
おっとその前に、これまで何とか生きて来られたことを神様に感謝するのが礼儀です。

 

キクイモ料理、今朝はサラダ

   
       ブロッコリー、ショルダーベーコン、キクイモサラダ

保存のために地中に残しておいたキクイモの芽が出てきそうな気温です。
それで掘り起こし、ポテトサラダ風にしてみました。

キクイモサラダの作り方
  1.キクイモはたっぷりの水から茹でる。
  2.十分にゆであがると浮いてくる。
  3.取り上げ、まだ熱いうちだと皮がズルズルとむける。
  4.ポテトマッシャーで適当につぶす。
  5.マヨネーズを多めに使ってあえて出来上がり。
今回は
  6.スライスした玉ネギ、茹でたニンジンを加えました。

刻みパセリも加えたら、赤白緑のイタリアンカラーになってきれいだったのにと
後で気づいた次第。
ショルダーベーコンは買ってきた物だけれど、ブロッコリーは家庭菜園の産。
シャキシャキしたサラダでクセがなく、おいしかった。

キクイモとは菊に似た花を咲かせ、ヒマワリぐらい大きく育つ植物の根。
イモという名前はついているけれど、デンプン質がなく、いくら食べても太らないとか。
キクイモに含まれる食物繊維のイヌリンという多糖成分は体内に入っても吸収されにくく、 インスリンの分泌をおさえることから、血糖値の上昇を抑制するといわれています。

血糖値が高い知人に差し上げました。その後、病院に行って調べてもらったら血糖値が下がっていたとは本当の話。
お医者さんが不思議に思って“何か生活の変化がありましたか?”
それでキクイモを食べていると答えると、それは何ですか?
お医者様も知らなかったようです。

ところが差し上げたキクイモが底をつき、次に行院に行った時にはまた上昇していました。
お医者さん曰く、“そんなイモに頼らないでちゃんと薬を飲みなさい!!”
でもその話は逆ですよね。
薬に頼らないですむ食生活の方がずっと大切で良いはずなのに…。

 

米のとぎ汁で乳酸菌発酵液

   
        お米のとぎ汁を集め、2割ほど牛乳を投入

『現代農業』という本に書いてあったお米のとぎ汁の利用法です。
これを500~1000倍に薄めて畑にまいたら、作物が病気にならず、元気になったという茨城の福島さんの話を読み、早速マネしたものです。

お米のとぎ汁でEM菌を拡大再生産することは有名ですし、わたしもしています。
ちょっと似ているな、と思いました。牛乳を混ぜるだけだからこちらの方法はずっと簡単です。
常温で放置して数日でできてしまいました。
それなりに効果があれば、お金を出して高いEM菌を買わないでも済むかもしれません。それにEM菌の拡大再生産は砂糖や塩を加え適温を保つなどと少々面倒なところがあります。

別の人の話ですが、米糠(ヌカ)を乳酸菌発酵させてボカシとし、ジャガイモ畑に撒いたら抜群の効果があったそうです。
米糠は無料でいくらでも入手できますから、これもまた試してみようかと思っています。なにせここ数年ジャガイモは失敗続きですから。

さて【とぎ汁+牛乳液】ですが、最初はまるで全部が牛乳液のように真っ白な液体で、やがてフワフワした何かができ、そして沈殿していきます。
そのフワフワや沈殿物は乳酸菌のコロニーなのでしょうか。
なんとなくヨーグルトができちゃったような感じもします。その頃になると液体は半透明状態になり、酸っぱい匂いがしていれば成功です。

使用する時はこれをもう一度よく攪拌し、水で薄めて散布します。
水道水は塩素が入っていますから、くみ置き水を使うなどの工夫が必要でしょうね。

 

モクレン満開

   
       さる民家の庭の巨大モクレン

梅が終わり、桜はまだかいな、という時期に満開になるのがモクレン。
この民家のモクレンの素晴らしさはとても画像ではお届けできません。
伸び伸びと育ったスッキリとした樹形の大木で、空一面に展開した純白の無数の花々は何やら宇宙の無言の調べを伝えているようにさえ思えます。

暑さ寒さも彼岸までといいますから、もう確実に春ですね。
春のお彼岸を気温ではなく、日の長さを基準にして考えてみましょう。
時計をイメージすると、日が最も短い冬至が12時、6時は最も日が長い夏至。
すると春分の日が3時で、秋分の日が9時になります。
まもなく春分の日(彼岸の中日)で、ようやく1年の4分の1にたどり着き、日が一番短い冬至と長い夏至のちょうど真ん中にあたります。
5月4日までが春で、5月5日は立夏。この日から暦の上では夏となります。
時計で言えば4時半までが暦の上の春です。

春分の日前後を日本では“お彼岸”と言ってきました。
彼岸(ヒガン)は此岸(シガン)の反対語で、あちらの岸が彼岸、こちらの岸が此岸。
此岸と彼岸の間に流れているのが、三途(サンズ)の川。
お彼岸とは現世(此岸)に生きているわたしたちが、あの世(彼岸)の側にいる両親やご先祖様、親しかった人を偲び、祈る日です。

聖武天皇が僧侶になって以来、天皇家は代々敬虔な仏教徒でしたが、明治維新を境に仏教から切断され、神道の親玉に固定されてしまいました。
その神道を国家神道としてきた戦前は、春分の日を仏教的な“彼岸”とは言わず、
“春季皇霊祭”と名付けました。
だからこの日は“祭日”でした。
戦後、国家神道は否定され、春分の日は“国民の祝日”になりました。
今日では春分の日は“祭日”ではなく“祝日”です。

さて、モクレンが満開になると、もうすぐお彼岸だなぁ、お墓参りに行かなくちゃとせかされます。
わたしの両親、家内の両親、そのまた両親など無数の両親の結実として現在の私たちがあります。
モクレンの花を見ているとそんな遠くの祖先までが花開いているように思えてきます。

 

イチゴの甘酢漬け

   
        4日間ほど漬けました。

何でもかんでもフルーツならば酢に漬けてフルーツ酢を楽しんでいます。
今回は安売りの小型イチゴを漬け、砂糖も加えてみました。

イチゴ:砂糖:酢=1:1:1位ですがお好み次第、適当でOKです。
氷砂糖がなかったので白砂糖にしました。
保存瓶の中にイチゴと砂糖をサンドイッチにし、上から酢をヒタヒタに注ぐ。
イチゴの赤い色が抜け出て酢に移れば出来上がり、3~4日です。
砂糖が溶け切らなくて残っていても気にしない。
そのうち溶けてしまいます。

できあがった赤い色の甘酢は冷たい水か炭酸で割って飲みます。
イチゴの味がしっかりして、おいしいですねぇ。
どうしてこの商品が一般に売り出されていないのだろうと不思議に思うほどです。
いくら健康のためだとはいえ、酢など飲みたくないという人にもオススメです。

引き上げたイチゴを食べてみました。
不思議な味です。不自然に甘酸っぱいイチゴですからネ。
この味は好きずきでしょう。
ヨーグルトのトッピングなど良いかもしれませんが、砂糖を加えてジャムにしてしまいした。
ジャムにしたら、酢の味と香りは飛びました。
普通のフレッシュ苺ジャムとは異なっていますが、それなりにおいしいジャムになりました。

 

タケノコ初物

   

里山センターには竹林があり、会員が丁寧に手入れをしているのでタケノコが毎年採集できます。
会のフィールド活動が終わった後、センターに寄ってタケノコを探しました。
まだ3月なので芽を出していません。

竹林に入り、足踏み状態で移動しながら長靴や地下足袋に感じる地下のタケノコの芽出しを察知するのがプロのワザです。近くの農産物直売所ではすごく小さな初物タケノコが高価な値段で売られています。

わたしはサッパリ足裏感覚がありませんでしたが、家内は感じたようです。
スコップ持ってきて!! というので駆けつけて掘り出すと画像のようなかわいいタケノコが採集できました。
同行した知人もスゴーイッと感嘆しておりました。
タダで採集できる物には敏感で執念を燃やす家内の能力に驚いたのでしょう。

全身が地下ですからエグミが全くありません。
芽が地表に出ると野生動物や人間に発見されやすくなり、食べられちゃうので、太陽の光を浴びるとエグミが出るそうです。 “俺を喰ったって美味くないぞ”という信号を出して種の保存をねらっているそうです。
ところが人間は地表に顔を出したエグミのあるタケノコでもヌカを使って除去するという方法を産み出しました。
それでタケノコ狩りは地表に顔を出した物を見つけて採集するのが普通ですが、家内は地下のタケノコを長靴の底の念力レーダで探知できるようです。
わたしはここ掘れワンワンよろしく掘り出しただけです。

タケノコ、油揚げ、シイタケ、カブの葉の煮物になって夕食を飾りました。
タケノコの節の間隔が密着しており、さすが地下タケノコと感嘆しました。

春はいいですね。これから野草の季節です。田舎暮らしの真骨頂の季節です。