夏の野草料理・スベリヒユ四種

  
        庭のスベリヒユと生サラダ

スベリヒユは畑や花壇には必ず生えてくる「雑草」で、その根絶に苦労している人も多いらしい。ポーチュラカの原種だそうでよく似ています。
ポーチュラカの和名はハナスベリヒユ。これじゃぁ雑草と間違われて売れませんからネ。訳の分からぬカタカナの名前で売り出しているのでしょう。

スベリヒユを捨ててしまうのはモッタイナイ。食べてみることをお勧めします。
ギリシャやトルコのように夏場に雨の少ない地方では貴重な「野菜」。
生、炒め物、煮物に利用されているようです。
その栄養価は“ビタミンB、マグネシウム、鉄分が豊富で、 コレステロール値や高血圧を抑え、美容効果も期待される”のだそうです。

◆スベリヒユの食べ方・レシピを紹介しましょう。
    前処理=根を切り落とし、よく水洗いしてゴミや土を落とす。
①お浸し
 ・沸騰した湯にサッと浸し、冷水で締め、水気を切って適当な巾で切る。
 ・削り節をかけ、醤油を垂らして出来上がり。
  ※辛子醤油、酢醤油、酢味噌、ゴマ和えも良さそうです。

②生サラダ
 ・適当な巾にザク切りし、好みのドレッシングで和える。
 ・カットしたトマトやその他トッピングを載せれば出来上がり。
  ※画像右はゴマだれドレッシングにミニトマト。黄色いトッピングはマツヨイグサの花の三杯酢。(サッとゆでて三杯酢に浸したもの)
  ※生をたくさん食べると下痢をすると書いてあるサイトがありますが、本当だろうか。かの国ではバクバク食べているのに…。

③ポークソテー炒め物
 ・ポークとスベリヒユに塩胡椒をして味をなじませる。
 ・ポークをソテーし、仕上げの直前にスベリヒユを大量に加えて強火で炒める。
   ※ブタの細切れ+野菜炒めの時に加えるのも良さそうです。

④みそ汁の具
 ・いつものようにみそ汁を作る。
 ・最後に適当な巾に切ったスベリヒユを加えてできあがり。
   ※煮すぎても問題ないけれど、色が悪くなる。
   ※ギリシャでは羊の煮込み料理などに色が悪くなることなど気にしないで使っています。

要するにホウレンソウやクレソンと同じように使えば良いのです。
スベリヒユはつぶしたり、火を通すとヌメリが出て独特の食感になります。生だとやや酸味があります。個人的には「生」が好きですネ。簡単だし…。

野草はアク・エグミをどう取るのかが問題ですが、スベリヒユはその必要のない素直な「野菜」です。夏の野草料理・摘み草料理の素材としてピカイチ。
試食して損はありません。お客様料理にも使えます。
アッ、もちろんワンコちゃんの通り道にあるスベリヒユは使わない方が良いでしょう。

 

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花が落ちて実になる落花生

   
       花が咲き終わると子房柄が伸びて地に降りる

画像の→印、根のような・枝のような部分が子房柄(シボウヘイ)で、先端にはピーナツの卵ができているのでしょう。地面に深く刺さり、地中で大きなピーナツになります。
落花生(らっかせい)とは正にその名の通り、南米原産の奇妙な作物です。

落花生の種を知人から頂いた時、エッと思いました。皮付きピーナツそのものです。
ちょっとその辺に置いておくと、オツマミだか種だか区別ができなくなります。

5月に一晩水に浸けた種をプランターにまくと数日で発芽しました。
その後、45cm間隔ぐらいで畑に植え直し、ほったらかしておいたら、どうやら今年は豊作のようです。
やれ石灰だとか、肥料だとか面倒なことはしておりません。
雑草の中で勝手に育っていきます。雑草の中に埋没していましたから、周囲の雑草を刈ってやりました。それでもどうやら元気に生き延びております。
無農薬どころか無肥料でも落花生は育ちます。

良く耕して肥料をたっぷりやればもっとたくさん収穫できるのかもしれません。
でも、欲張るとバチが当たる--と思いこんでおります。
だから、そこそこの収穫でも豊作じゃーっといつも喜んでいられます。
元々、明治時代に荒れ地でも育つというふれこみで日本でも栽培が始まった作物ですから、手抜きだってOKですよ。
ぐうたら農業の自己弁護かな?。

ところでピーナッツとは不思議な名前です。
「ピー」も「ナッツ」も豆のことで、グリンピースのピースはピーの複数形(peas)であり、平和(peace)のことではありません。
ナッツ(nuts)とは木の実のことで、カシューナッツやココナッツなど。コーヒーもコーヒーナッツ・コーヒー豆と言います。
だから直訳すると「豆豆」でしょうか。
ピーのようでもあり、固い殻に覆われているのでナッツのようでもあるということでの命名です。
ちなみに南京豆の南京とは単に外国という意味にすぎず、中国の南京とは直接何の関係もありません。外国から来たおかしな豆という命名です。
日本人が昔から知っている大豆や小豆とはまったく異なった豆ですから南京豆、その育ち方の特徴から落花生。なかなか味のある命名です。
ピーナツに押されて、南京豆も落花生も今や死語になりつつありますかネ。

 

蒲(ガマ)の穂

   

幼い頃、都会地でも湿地帯にはガマが生えていたものです。
都会の湿地帯はすべてなくなり、ガマなどは絵本の中の存在ですが、何有荘近辺にはまだガマの自生地がいくつかあります。

♪大きな袋を肩にかけ…という「大こくさま」の歌の中で赤裸にされたシロウサギ(原文では素兔。白兔ではない)の傷を治したことで有名。
しかし、あの蒲の穂にどうやってくるまるのか、それが永年の疑問でした。

蒲の穂はもう1か月もするとボロボロになり、真っ白な穂綿ができて風で飛んでいきます。それを初めて見た時に、あぁこれがホワタかと納得したものです。
海水で洗うのではなく、河口の真水で洗う――というのは理にかなったことで、河口の水はやや塩分が含まれ、生理食塩水に近い。
その後、このホワタに包まれれば包帯代わりになり、ただれた皮膚の回復も早そうな感じです。
ホワタをびっしりと身につけていれば、毛が生えたように擬装(ぎそう)できますから、たちまちもとのシロウサギ。

もっとも学者によれば、茶色い蒲の穂をポンポンと叩くと黄色い花粉が採れる、これが穂黄(ほおう)という生薬で外傷に効くという話です。
するとホワタに包まれたのではなく、やはりあのフランクフルトソーセージのような蒲の穂をたくさん集め、その中に潜り込んで治したのでありましょう。

ホワタではなく、穂が正しい治療法のようです。
あの穂が治療薬になるのか、と思ってみるとなかなか立派な姿に思えてきます。

ついでながら余計な話を二つ。

*フトンを蒲団と書くのは蒲の穂綿を集めてフトンにしたのが始まりだとか。

*因幡のシロウサギは白くない。日本の野ウサギは薄茶色。
  赤目の白ウサギが日本に来たのは明治になってから。
  ほとんどの絵本は間違っているようです。
 

ムカゴから育てたオニユリ

   
       大風の後なので傾いている

近所に立派なオニユリが咲いておりました。茎にはムカゴが出来ています。
それでムカゴをいただき、3年目にしてようやく花が咲きました。
親だったオニユリと比べるといかにも弱々しげですが、それでも小さなムカゴを作っています。

採集したムカゴはできるだけ大きくて丈夫そうなものを選びました。
よく見ると茎に着いたままもう根を伸ばしているのもあります。
そういうムカゴはグーッです。

雑草と間違われて刈られてしまわないように、プランターで育てました。
ムカゴを地表ギリギリぐらいで土に埋め、枯葉を薄く表面に散らしておきました。
そのうちに芽を出しますが、ナメクジに若い芽をだいぶかじられました。
ナメクジを退治し、なんとか復活しましたが、今度は寒くなって枯れました。
そこであきらめてはいけません。表面に枯葉を多く敷いて越冬させます。
これは保温と乾燥防止のためにです。

時々水をやって越冬させると翌年にまた芽生えてきました。けっこう丈夫です。
それでも2年目はまだまだ一人前ではありません。
3年目の春にようやく百合らしい芽生えがありましたので地植えに直しました。
それが今月になってようやく花を咲かせました。3年がかりです。
ムカゴを植えた時期によっては4年がかりで咲く場合もあるようです。
12個のムカゴから6本のオニユリが育ちました。

3年がかりで育つ――ということを知っていないと、ダメダーと勘違いして捨ててしまうかもしれません。
面倒くさがり屋のわたしが植物をこんなに丁寧に育てたことは初めてです。
というのも何とかしてユリネを食べようという執念があるから。

正月のお節料理でユリネはわたしの担当です。
ユリネの多くはオニユリで、結構なお値段がします。
これがタダでたくさん手に入るとはオメデタイ。
もう少し大型になるまで育ててからゲットすることにしましょう。
農家の庭先にオニユリが植えてあるのは、本来は観賞用ではなく、飢饉対策でした。

ついでながら、ユリを百合と書くのは球根、つまりユリネの形から。
鱗片が何枚も何枚も重なり合わさっているからです。
花だけ見ていたら「百合」の意味が分かりません。

鬼百合(オニユリ)の鬼とは「すごく大きい」という意味で、よく育ったオニユリは2m近くなります。オニヒトデのオニも同じ意味。
最近、若い人が「オニのように食べた」などと言います。ものすごい勢いで大量に食べた時に使いますが、おもしろい言い方だと思います。

青じそサワー作り

   

家庭菜園で青じそを育てるのはけっこう難しいものです。
葉は巨大化してスジっぽくなるし、虫には喰われるし…。
スーパーで売っている「大葉」はよほど手間暇かけているのでしょう。
たぶん、農薬も出荷する時期の一定期間前までは使っていると思います。
残留農薬の基準がありますから、出荷直前まで農薬を使っていることはなく、安全なはずですが…。

それで何有荘では巨大化して虫食いだらけの青じそを千切りにして使ったり、シソ風呂にしていますが、「しそサワー」もなかなかグッドです。

◆青じそサワーの作り方
1.青じその葉を丁寧に洗い、水分を完全に落とすまで乾燥させる。
2.消毒して乾燥させた瓶に青じそを適当に詰め込む。
3.お好みに応じて、砂糖、氷砂糖、蜂蜜を適量入れる。入れなくとも良い。
4.お酢をギリギリまで入れて密閉。1~2週間で出来上がる。葉は捨てる。

この葉を捨てないで、乾燥させて粉末にして再利用する人もいますが、まだそこまではしていません。

出来上がった青じそサワーは水や炭酸で割って飲みます。さわやかでシソパワーが満ちあふれている感じがする夏のドリンクです。
甘さが欲しい人は飲む時に砂糖などを加えればOKです。

7月10日のブログで赤ジソジュースを紹介しました。
大変評判が良かったのですが、ある飲み助が「甘くないのが欲しい」というので、今回は甘くないサワーにしてみました。
お酢はリンゴ酢でも黒酢でもなんでも良い。わたしは米酢を使っています。

●甘い赤ジソジュースの追伸
赤ジソジュースを冷蔵庫で保管せず、室温で放置しておりました。気づいたら表面の様子が何やら変です。
ありゃ、カビちゃったヨ、まぁ漉(こ)せば飲めないこともないだろうとコーヒーペーパーを使って漉しているうちに、カビじゃないということに気づきました。
驚きましたねぇ。
発酵しているのです。腐っているのじゃありませんヨ。発酵した泡だったのです。
試しに少量飲んでみました。
ウマーイッ。まるで発泡赤ワインです。
かすかにアルコール分があります。もう1週間ほど放置すればより強く手頃なアルコール分となる予感がしましたが、冷蔵庫にしまって発酵を停めました。

今回は偶然にも発酵菌がボトルに封じ込められて発酵したようです。
確実に発酵させたいのならば、イースト菌を耳かき半分程度入れれば良い。
ただしイースト菌特有の味になります。(経験済み)
東急ハンズで売っているビール菌やワイン菌を使ってもおもしろそうです。
発泡赤ジソ酒――もう一度甘い赤ジソジュースを作り、いろいろ試してみたくなりました。


 

日食がダメだったからムクゲの話

   
        庭のムクゲも花盛り

今日は日食だけれど雨まじりの曇天。
上海は土砂降り。雲の上で皆既日食が始まると真っ暗になった。
川崎はちょっと暗くなったかなの程度。残念だけれど話題を変更。

ムクゲは漢字で書くと槿、木槿、無窮花でアオイ科の落葉低木。
学名 Hibiscus syriacus の英語読みはハイビスカス・シリアカス。
直訳すればシリア地方(この場合は中東地方の意味)のハイビスカス。
そう言われてよく見ればハイビスカスに似ています。
タチアオイ、オクラ、フヨウ、スイフヨウもムクゲの親戚です。

佳人薄命などということはなく、美しい花が咲いても大変丈夫な木です。
次から次へと毎日花を咲かせるので、永遠の花=無窮花というのでしょう。
美しく・強く・永遠不滅という意味で韓国のシンボルになっています。

槿(キン)、木槿(モッキン)は中国語。菫(スミレ)のようにはみえませんが…。
この植物を韓国では昔から無窮花と呼び習わしていたのでしょう。
無窮花を韓国語で ムグンファ と読みます。

無窮花を日本語読みにすると ムキュウカ。
「花」を「華」に変え、「無窮華」にすると ムキュウケ と読めます。
華はケと読むことがあります。例えば華厳の滝、蓮華、曼珠沙華…。
無窮華・ムキュウケがなまってムクーケ、ムクゲになったと推測しています。
ムクゲという日本語としては意味不明の命名も、韓国語の日本語なまりとすると合点がいきます。

漢方薬では胃腸病・皮膚炎の薬になるそうで、それを木槿と言い、むくげと訓読みしますが、その読み方には無理があります。

この植物は元々日本列島には存在せず、したがって和語もありません。
中国からの輸入ではなく、朝鮮半島から輸入されて日本に定着したことは確実です。
この花の名前は?と日本人が問うた時、無窮花という答が返ってきました。
その華やかな印象から「花」は「華」に当てられました。
そして日本のムクゲになり、今では多くの日本人に愛されています。
いや世界中の人々から愛されている花の一つでしょう。

“全国山野草・つみ草料理サミット”なるものが存在するそうで、昨年度の優勝は「むくげときくらげの花酢」だったそうです。
そのうち、何とかしてわたしも食べてみようかと思っています。

蜂に刺された!!腫れた!!

   
    虫刺され用軟膏、毒出しのポイズンリムーバー、アシナガバチの巣

今は蜂が一番活発な時期だそうで、何も気づかずにうっかりと蜂の巣に近づいた家内がアシナガバチ数匹の波状攻撃を受けました。
巣との距離は60cmぐらいでしょうか。
隣家の塀に巣くっておりましたが、こちら側は朝顔が植えてあり死角だったのです。

普段、その辺を通っていても被害は全くありません。
蜂だってむやみに人間を攻撃するわけではありません。この時、家内は通行の邪魔になるほど茂ったチェリーセージを手で払ったのですが、それがいけなかったようです。
何匹かがチェリーセージの花の蜜を吸っている最中だったのか、
あるいはバサッとチェリーセージを乱暴に払った音に敏感に反応したのか。
ブンブン飛んで来て家内は肩と膝上を数カ所ほど刺されました。数m離れていたわたしには攻撃してきません。家内だけが攻撃されました。
ハチにいわせれば家内は有罪、わたしは無罪と言うことでしょうか。

応急対処法
1.ミツバチならばトゲを抜く。アシナガバチはトゲが残らない。
2.毒を抜く。指で皮膚をグッと寄せて毒を抜く。
  何有荘には“ポイズンリムーバー”があるので、早速これで吸い出した。
  これはハイキング・登山用品店で売っています。
3.虫刺され軟膏を塗った。TVで宣伝している高級な“ムヒ軟膏EX”
  時間をおいて何度も何度も塗った。
4.しだいに腫れてくるので保冷剤で冷やした。

まぁここまでの応急処置は問題ありませんでした。
この日は連休でお医者さんは無理です。
全身ショック状態なら迷わず救急車ですが、ギャーギャー騒いでいますから、それ程でもありません。
たぶん悪かったのはその晩にお風呂に入ったことでしょう。

この日はとても蒸し暑く、寝る前に汗を流したかったのは当然です。
でもきちんと傷口を防水処理してシャワー程度にしておくべきだった、と今になってシロウト考えしております。
翌日、広範囲に赤くパンパンに腫れあがり、心配になりました。

川崎に戻り、なんとか休日診療所をたずねあてました。
皮膚科の専門医ではないためか、一通り話を聴き、視診し、明日も良くならなければ専門医を受診して下さいということで、レスタミンコーワ軟膏が処方されました。
氷嚢でよく冷やしないと言うことでしたから、わたしたちがした応急手当で良かったということが分かったのが収穫です。少しは安心しました。
こういう時に田舎は本当に不便です。

近くのホームセンターには蜂退治の薬がなく、ゴキ退治のスプレーを購入して慎重に巣を攻撃し、やっつけました。
遠くまでエサを取りに行っていたのでしょうか。その後、何匹かのアシナガバチが“巣はどこに行った?”という感じでウロウロしていると気の毒になりますが、家内を攻撃した天罰じゃーーということで無視しています。

今年は蜂の当たり年のようです。地元の人もそう言っておりましたし、川崎の自宅でも1か月ほど前にコガタスズメバチの巣を退治しました。
 
サザンカにコガタスズメバチの巣が…。みな様もご用心あれ。

 

ゴキブリ様御用達・ホウ酸団子

   
        PETボトルキャップに納めたゴキブリ団子

今年も家内がゴキブリ退治のホウ酸団子を作っています。
略してゴキブリ団子。この団子の威力は驚異的で、我が家のゴキは絶滅しました。
それでもヤツラは羽があり足があります。
隙間さえあればよそ様から不法侵入してきますから、これは防衛用です。

◆ゴキブリ用ホウ酸団子の作り方
   強力粉----カップ半分
   ホウ酸----30~50g、薬局で売っています。
   ジャガイモ--小1個。茹でてマッシュにする。
   タマネギ---小半分をみじん切りまたはすり下ろす。
   牛乳-――--少々(大さじ1)
   砂糖--――-少々(小さじ1)

適当に混ぜて練って耳たぶ程度の固さにします。
(固すぎたら水を加え、ゆるすぎたら粉を足して調整)
団子に丸めて1週間ほど良く乾かします。(カビがつくのを防止のため)
新聞紙の上で乾かすのではなく、プラスチックトレーやアルミホイルの上が良い。
後は出没しそうな場所に配置すれば1年間は安泰です。
もう何年もゴキ様を見かけておりません。
○○ホイホイや○○ジェットも買ったことがありません。

ただしホウ酸は毒物ですから、赤ちゃんやペットがいる家庭では注意が必要です。

ゴキブリの由緒正しい名前はゴキカブリ。その意味は「御器被り」と「五器噛」の二説あります。
茶碗や食器の下に潜んでいるからというのが「御器被り」
色々な器にかぶりつくからというのが「五器噛」
ネズミじゃあるまいし、「五器噛」説は信用しがたい。「御器被り」の方がリアルな感じがします。

それがゴキブリに変化したのは明治になってから。
日本最初の生物学用語辞典でゴキブリと紹介されたため。
これはゴキカブリの校正ミスだったのだけれど、権威あるものを鵜呑みにする国民性のためか、だれも訂正せずに今日に至りました。
偉い人が言っているからといって、信じてしまうのは困った性格ですね。
ウソも間違いも百遍言えば本当・正しいになってしまうのは恐ろしいことです。

 

寒風沢って読めますか?

   
           出された料理のホンの一部

寒風沢でサブサワと読みます。
芭蕉が、あぁ松島や…と絶句したという松島の中に寒風沢島はあり、塩釜から市営汽船で45分ほどで着く静かな島です。
ここの民宿・外川屋さんのオヤジはわたしの従兄弟で、漁業をしながら民宿の経営をしております。親戚だからということで「ウニを食べに行こう」と友人を誘い、一泊しました。
そこで出た食事の一部が画像です。いゃ、ご馳走様でした。取れたて煮魚も最高でした。

船に乗る前にカッパエビセンを準備したのは正解ですヨ。
海猫がどーっとやってきます。ウミネコは船と同じ速度で飛んで指先のエビセンを上手に摘んでいきます。
バーッと散らしても上手に空中キャッチするので年甲斐もなく大騒ぎをして楽しみました。
この船は島民のための巡航船で観光船ではありません。でも少しくらいなら騒いでもOKのようです。吹きサラシの2階席はほとんど乗客がいませんでしたから。

かつて仙台藩交易船の風待ち港として栄え、仙台藩初の洋式軍艦造営地でもありましたが、ここでも少子化は進み、保育園も小学校も閉鎖されました。
平地部分にあった稲作の田圃もその多くが葦原と化し、寂しくなりました。

わたしたちが一番興奮したのが、野生のクロメダカとニホンザリガニです。
どちらも世間一般では広範な地域で絶滅しており、ニホンザリガニは今や北海道にしかいないとされています。
離島であること、過疎化が進んでいることで残存しているようです。
ただし両方とも人間と共存関係を結んできましたから、あまりにも荒れ地になると逆に絶滅の恐れがあります。
数年前と比べると明らかに減少していたのが気がかりでした。

人が訪ねて来るのが嬉しいそうです。
また機会を見て行って見ましょう。

マグロのノーテンなんぞ知りませんでした。

   
          ノーテン(脳天)の刺身

先日、友人たち・合わせて五人で二泊三日で仙台方面へ旅しました。
画像は牡鹿半島の女川漁港そばの寿司屋さん(よしの寿司)で出された刺身です。
「店からのサービスです。マグロのノーテンです」と出されました。
一瞬、何を言っているのか分かりませんでした。

席に着くなりビールを頼みましたから「お通し」が出ても不思議ではありませんが、ちょっとお通しのレベルを超えています。
ノーテンって脳天のこと?頭の脳天?
そう、頭の脳天のことでした。
エッ食べたことナイヨ、食べられるの?だっておいしそうじゃない?
そうです。すごくおいしかった。
大トロでもなく、中トロでもなく、脂がのってしっとり・もっちり――ああ美味!!
これって脳ミソなんだろうか?
そうではなく、脳天付近の筋肉だか脂肪だか、要するに肉です。だから刺身になっています。

はるばる東京方面から来たカイがありました。
最初店に行ったら、のれんが下がっていない。ゴメン下さいと言って強引に入ったら「今出前で忙しいから後で来て」というつれない返事。
それにもめげずに指定された時刻より早めに押しかけたのでサービスしてくれたのでしょうか。

出された上寿司のネタは冷蔵で冷えていました。だから絶品とは言えませんが、時間が経つにつれそのネタの質の良さは十分に伝わってきました。

わたしも半世紀以上を生きていますからね。ゲテモノも色々食べました。
これはゲテモノの仲間ではありません。高級食材の仲間です。
ともかく漁港の地元の店の中には想像を絶する品を出すことがあります。
このような食材が東京に出回らないことを望みます。
なぜなら、そうなったら「サービスです」なんてなりませんよ。
実際、レシートに計上されていませんでした。

これだけでもこの日は幸せでした。