コリアンダー(香菜)の花

  
     なかなか可憐なコリアンダーの花

東南アジアに旅行する日本人も増え、レモングラスを使ったトムヤンクンの味に親しんだ人も多くなりました。旅行せずとも東南アジア料理店が東京では増えましたからスパイシーな味が好きだという人は今ではめずらしくありません。

ところが家内は東南アジア系の香りの強い香草が苦手なのです。
ベトナムに旅行したいと言いながら、庭のドクダミを目の敵にして刈り取っております。
ベトナムではドクダミがサラダ感覚で出てくるのに、旅行に行ったらどうするんでしょうかネェ。

コリアンダーも東南アジア系のハーブですから強烈な個性の持ち主です。
中国では香菜シャンツァイ、タイではパクチーと呼ばれ、生葉をたっぷりと使用したエスニック料理には欠かせない素材の一つです。
若葉は一種独特な香りと味があります。好きな人は大好き、嫌いな人は大嫌い。
カメムシの臭いがするという人もいて、家内は大嫌い派に属します。(たぶん)
それで料理に使う機会がなくて花が咲いてしまいました。

それはそれで結構なことなのです。ねらいは種子を取ること。
コリアンダーの種は味も香りも若葉とは異なってマイルドになる。
これはカレーを作る時のコリアンダーシードです。

コリアンダーの葉に慣れるためには強い個性の料理や油がこってり料理に混ぜるのが良いように思えます。
例えば鶏肉の炒め物、牛肉や鯨肉、羊肉の味噌焼き、ゴマだれソースなどに利用することでしょうか。

家内は先日、葉をオムレツの上に少々飾りとして載せました。そのくらいの量ならばその独特の香りも妨げになりません。むしろオムレツもコリアンダーも活かされたと思います。

そのうちバクバク食べるようになり、これがあるからおいしいのヨー!などと言うようになるかもしれません。
わたしはホドホドがよろしいと思っているのですが…

 

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ふと金銀花の香りが

  
        白花が時間がたつと黄色く変化します

5月中頃から6月にかけて道を歩いている時に甘い匂いがすることがあります。
まわりを探すと垣根にこの金銀花が咲いていることに気づきます。
画像のように白と黄色の花が咲く花で俗称が金銀花。本名はスイカズラ。別名:忍冬ニンドウ。

ハーブの本にはハニーサックルの名前で出ていますが、世界中に、つまり日本にも昔からあるツタ性の植物です。
花の蜜を吸うと甘いので「吸い葛」の名前になったものでしょう。葛とはツタ植物全般を示す名前です。
未体験の方は試しに花を一つ摘み、筒状になった基部を吸ってみて下さい。きっと驚くことでしょう。
ハニーサックルのハニーとはもちろん蜂蜜、サックルは吸う・飲むということですから、期せずして同じような名前になりました。

常緑、つまり枯れないので日本では子孫繁栄のおめでたい樹木とされ、花は常に一対で咲くことから夫婦円満の象徴ともされています。
金銀の花が咲くことから、経済的に恵まれた家庭になるおまじないの木でした。
また、厳しい寒さに耐えて生き抜くことから「忍冬」とも言われます。

優秀な漢方薬材料・薬草です。
金銀花を使ってお酒を造ることも洋の東西を問わず共通で、ラム酒あるいはホワイトリカーに花を漬けこんで飲みます。健康によいそうですヨ。

煮出してうがい薬。新型インフルエンザ対策になるでしょう。
風呂に入れればハーバルバス。腰痛に効き、皮膚を美しくする効果があるそうです。

何有荘近くでは生け垣の一部にしている家も多く、あるいは荒れ地でブッシュ化しております。
何有荘でも最初は植えていたのですが退治してしまいました。猛烈な勢いで勢力を拡大し、塀を越して隣家に侵入する暴れん坊なので手に負えません。
近所にも荒れ地にもたくさんあるから、何有荘で隣家に気を遣いながら育てなくてもいいや、となってしまったのです。

この季節になると金銀花のある家が少しうらやましくなります。
金銀花を切り捨てたので、何有荘は金銀に縁がない生活になりました。
やむなく、ブッシュになっている金銀花を摘んで心を慰めております。

スズムシ誕生

   
       米粒程度の大きさですがちゃんと触覚が伸びています。

昨年が6月7日ですから今年は約2週間も早く生まれました。
生まれたては真っ白な姿です。体長3mm、触覚8mm。
数時間後には黒くなり、土の上にいると保護色で発見しづらくなります。
黒くなると小さなゴキブリみたいな姿形です。ゴキは殺され、スズはかわいがられるのですから人間の差別意識というものは恐ろしいものです。

スズムシを飼っているのは家内の趣味でして、わたしは写真を撮るだけです。
昨年より早く生まれたのは温暖化の影響かもしれませんが
昨年よりも早く飼育ケースを日に当てたのが影響しているかもしれないということで、ちゃんとした理由はわかりません。

連日、霧吹きで飼育ケース内の土を湿らせていたのは孵化を促すためと、生まれた子どもをすばやく発見するためでもあります。
生まれた子どもはすぐエサを探します。エサがなければ共食いを始めてしまいます。
白い子どもを発見したら、すばやくエサを提供せねばなりません。
家内は準備万端整えておりましたので共食いの危険は回避されました。

問題はウジャウジャ生まれたスズムシをどうするのか、です。
例年、あちらこちらに声をかけて養子に出しているのですが、今年も里親が見つかるかどうか、それが一苦労です。

わたしも脈がありそうな人に声をかけてみるのですが
 生き物を育てるのは苦手だから…
 ネコを飼っているから食べられてしまうかも…
などという返事で困ってしまいます。
子どもは「ホシーイ!!」と言うのですが親が「ダメ!!」と断る場合もあります。
生き物を責任もって育てるのは子どもの情操教育にも良いのに、親にその精神的な余裕がないのでしょう。

都会でもエンマコウロギやツヅレサセコウロギはまだ鳴いています。
ところがスズムシはもう都会にはおりません。
マツムシ、クツワムシ、ウマオイ、キリギリスもいません。
もはや都会では絶滅してしまいました。

都会でも整備された公園ではなく、雑草の茂る区画を残しておけばスズムシも繁殖できるのに…。
夕涼みに鈴虫の声を聞くなんて優雅でぜいたくな時間です。

ちなみに何有荘近辺で、チンチロリンとなくマツムシを聞いた時は感激しました。
マツムシは枯れたススキに産卵します。
ところが最近は農村地帯でも環境整備と称して荒れ地のススキを刈り取ったり、除草剤を撒いたりします。
農村の環境整備が自然を破壊していることに行政は思い至らないのでしょう。
今は農村部でも絶滅か否かの境界線上にあるようです。

鳴く虫の中でスズムシが一番飼育しやすく、大変美しい声で鳴きます。
寝床でスズムシの鳴き声を聞くと、あぁアイツラも頑張っているナと思います。
かぼそげですがリンとした響きがあり、昔から人々の心を慰めてきました。

本当は庭から聞こえて来るのが良いのですが、都会では飼育箱の中からの疑似体験でしかありえません。
飼育ケースは不自然ですが、自然環境が整うまでの緊急避難、種の保存という点でも都会の人ができる貴重な貢献です。
どうですか?スズムシを飼ってみませんか?
飼育の手引き書付でお分け致します。

 

カイガラソウのドライフラワー

  

購入した種の袋にはヘリクリサム(帝王貝細工)とあります。家内はそれを信じてわたしに「これはヘリクリサムと言うのヨ」と言っております。
しかし地元の人は「カイガラソウ、育てているんですネ」と言いますので、俗称はカイガラソウ(貝殻草)なのでしょう。
後で知ったことですが、かなり古くからカイガラソウとして広く親しまれてきた花だそうです。
なにせガーデニングなんて千葉に来て始めたことなので花の知識に乏しい。

先日、花のパンフレットを見ていましたら ムギワラギク(麦藁菊)とありました。どうもこの花の名前は混乱しているようです。

この花はドライにするために生まれてきたような花で、生花なのにプラスティックの造花のような感触がします。
触るとカサカサと音がしますので、びっくりして葉に触ってみると確かに生花です。貝殻の破片を組み合わせたような花びらなのでカイガラソウという命名は納得できます。

いくら花が乾燥しているようでも生花ですからキチンとドライにしてから使います。
何有荘では車の中で乾燥させています。風通しのよい日陰につり下げる…なんて面倒なことはしておりません。
ドライにしてもしおれたり色が変わることなく、まるで生きているかのようにドライになる不思議な花です。

手芸の得意な家内の友人が、針金を使ってアレンジする方法を家内に伝授しておりました。手取り足取りでしたからまぁまぁのデキです。
家内はできあがった針金貝殻草をどう使うかと考えて、愛用の麦わら帽子に飾りました。(画像)
「恰好イイでしょう」とご機嫌です。
これからは、ドラマのヒロインになったような気持ちで農作業をしてくれるでしょう。結構なことです。
もっとも相棒のわたしが 西洋コジキみたいな恰好ではネェ。

追伸:これはコサージュやブーケにも使えます。
   発芽率がよく、育てやすい美しい花ですから生花としてもお奨めです。

ラベンダーのバンドルズ作り

  
    ツクシの頭のような中にラベンダーの花穂がある。

バンドルズとはbundles 包み物・束という英語です。ラベンダースティックという場合もあるようですが、どちらにせよ日本語には訳しがたい品物です。
一つだけなら バンドル のはずですが、日本ではいつでも複数形で バンドルズ と言うようです。

家内の友人で手芸好きの方がお見えになりました。家内と二人でテキストを見ながら夢中になって作ったバンドルズが画像です。

準備
1.ラベンダー10数本(必ず奇数本)
2.4mm前後のリボン
3.適当な糸

作り方
1.茎の葉を取り 花穂の束を作る。
2.花穂の下を糸でキッチリくくり、花穂が乱れぬようにグルグル巻きにする。
3.花穂の下で結んだ糸の所から茎を折り返す。すべてそうする。
4.折り返された茎を頭からリボンで市松模様に織り込んでいく。
5.花穂を包み終わったら適当な所で結んでリボンを切る。
6.そこに飾り用のリボンを新たに結んできあがり。

注意
 1.フレッシュで作る時はリボンをきつめに織る。
 2.茎が折れて切れないように気をつける。
 3.ドライで作る時は、折り返す部分を湿らせてから折る。
 4.当然のことながら、花穂といってもつぼみです。

使い方:ご自由ですが
 1.ハンドバッグやタンスに入れておくと開ける度に良い香り。
 2.部屋や車の香るアクセサリー

作っている時からラベンダーの良い香りがしていました。
わたしにはまったく関係ない話なので、庭仕事がはかどりました。
関係ないよと無視されるのもシャクなので
客人に自慢しようとして、昼食にホワイトカレーを作りました。
客人は亭主の作ったサフランライス+白いカレーにビックリしておりました。

花穂が長く、大きく育っているラベンダーはあと1週間後からが盛りでしょう。
そうすると、もう少しボリュームがあり、格好良いのができそうです。
プレゼント用にも使えそうですね。

 

ハーブ:ヤロウの花

  

ヤロウという名前は“野郎”という漢字を思い出させます。ウチにはマロウもあるヨと言うと、たいていの人は笑い出します。

以前、庭の空きスペースに何か植えようと思って購入したヤロウですが、どうも育ちがよくありません。
それで2年後にもっと日当たりの良い場所に植え替えました。するとガゼン元気になって勢力範囲を拡大しております。
庭には赤ヤロウと白ヤロウがあったのですが、赤ヤロウは絶滅しました。

人間ももしかしたら同じかもしれませんネ。
不本意な場所に押し込められたらその人本来の能力を発揮できずに、ナサケナイヤツダとかダメナヤツダと周囲からさげすまれます。本人もそう思うことでしょう。
ひとたび時と場所を得たならばおおいにはば立つかもしれません。
その人本来の持つ可能性をどれだけ引き出せるか、それが周囲の大人の努めだと多少馬齢を重ねましたからわかることです。

ヤロウの学名はアキレアと言ってギリシャ神話の英雄アキレウスに由来するそうです。
戦闘に明け暮れたアキレウスの刀・槍のキズを治したそうですから、昔から有名な西洋の薬草というわけです。
傷を治すことから「癒し」効果があるとされました。
花と葉を使ったリースは悪魔払いの効果もあると信じられ、幼子の揺りかごの前や玄関に飾られたそうです。

現代社会ではどのように使われているのでしょうか。
その手の本やネットには色々書いてありますが、どれも実行しておりません。
今のところ庭の花、です。
せいぜいドライフラワーなのですが、ドライにしてもフレッシュほどは美しくはありません。
花と葉を使ったリースでも作って幸福を祈願してみましょうか。

もう少し時間と体力に余裕ができたならば、新しい提案ができるかと思っています。

 

カモミールのアブラムシ退治

ジャーマンカモミールは毎年こぼれ種で育つので手間いらずのハーブです。
昨年は扱いに困るほど芽を出し、それぞれ元気に育ったのですが今年は不作です。
新芽の数が少なかっただけではなく、成長もヒョロヒョロ。
西洋雑草ですから連作障害なんて考えられません。
たまにそういう年もあるのでしょう。

その中で、画像のような「ど根性カモミール」もあります。
昨年だったら整理されてしまったでしょうが、今年は不作なので生き延びております。

アブラムシ退治は「50:1」の秘薬が一番効果的でした。
カナダの有機栽培農家から広まった方法で、このブログでも何回か紹介しています。
水50に対して食用油(廃油)1を混ぜます。
水と油は混ざりませんから石けんを少量入れ、よくよくシェークして混ぜます。
その液体を噴霧器で散布しています。

石けんは台所の合成洗剤でもOKですが、本物の石けんの方が気分がよろしい。
何有荘では「ピリカレ」という万能洗剤を使っています。
「ピリカレ」は不思議な洗剤で、洗剤として使うほかに、歯磨剤にもなるとか、1000倍薄め液は植物の生長を助けるなどと説明書きにあります。

カモミールに殺虫剤という農薬=毒薬を吹き付ける気はしません。
本当は「50:1」も使いたくないのですが、アブラムシ入りカモミールは嫌ですからショーガナイ。

カナダでは「50:1」に少量の重曹を加えるそうです。
畑は酸性に傾きがちですから、元気のない作物に重曹液が有効だと聞いています。例えばキューリのうどん粉病に効くとか。
「50:1」にもそんな理由で加えられているのだろうと推測しています。

アブラムシを殺すのではなく、嫌がらせで追い払う作戦も数々実施してきました。
①ミカンの乾燥皮の粉末
②コーヒーの出がらしカス
③ローズマリーを側に置く
④ストチュー
効果があったのはカモミールの背が低い時まででした。成長して大きくなると花と地面との距離が大きくなり、ダメでした。

「50:1」の週1回散布の効果を主観的な数字で示せば、97%は無事という印象です。
100%無事では逆に気持ちが悪い。

ついでながら「50:1」でソラマメも救われました。
赤・白・黒・緑…羽があろうとなかろうと、どのアブラムシにも有効です。
有効な理由は、油が昆虫の気門という呼吸器官をふさいでしまうため。
毒で殺すのではなく、油と洗剤の幕で呼吸困難にして殺す方法です。

 

月見草の仲間です

   
      モモイロヒルザキツキミソウ。右上はマーガレット

最近よく見かけるようになったピンクの可憐な花で、幕末の頃に観賞用として輸入された北米原産の帰化植物・桃色昼咲き月見草。
いつのまにか花壇から抜け出して野生化し、全国に広まっています。

ヒルザキツキミソウは白い花で,しぼむと桃色になるけれど、このモモイロヒルザキツキミソウは初めから桃色なので、そう命名されました。
しかし、もうちょっとマシな名前にならなかったのでしょうかネェ。あまりにも芸がない。

だいたい、ヒルザキツキミソウという名前が形容矛盾。
月見草は夕方に咲くから月見草であって、朝から咲いていては月見草とは言えないんじゃないですか。
その上、桃色だから「桃色昼咲き月見草」だ、という命名はあまりに安易・ずぼらで手抜き。日本人古来の感性がまったくありません。

その点で、月見草という名前は情緒があります。
今年、生誕百年で話題復活の太宰治は『富嶽百景』の中で
――けなげにすつくと立つてゐたあの月見草は、よかつた。富士には、月見草がよく似合ふ。――
と述べていたのは有名な話です。

ところが太宰が月見草と信じていた花は、実は待宵草マツヨイグサであると学者は言います。
黄色花系統が待宵草、白花系統を月見草と区別するそうです。専門家はウルサイ。
庶民レベルでは、月見草には白花と黄花があり、月見草の別名が待宵草だと信じている人が多い。
植物分類学上の「正しい名称」が庶民感覚とずれているのです。

挙げ句の果てに大正ロマンの巨匠・竹久夢二が
   待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬさうな
の歌を作ったので、待宵草が正しいのか、宵待草が正しいのかという論争になってしまいました。

わたしはどちらでも情緒があって良いと思いますがネ。
勝手に名前をつけるのは学者じゃない者の特権です。

さて「桃色昼咲き月見草」という情緒のヒトカケラもない名前のこの花は、その愛らしく可憐な姿に似ず、真夏の炎天下でもびくともしません。
荒れ地だろうとなんだろうと、地下茎が発達しているので、ものすごい勢いで増えていきます。しかも、こぼれダネでアチコチに一族を拡大します。

庭に植えるとその後、処置に困ってしまいますヨ。
太宰風に言えば「桃色昼咲き月見草は路傍にこそよく似合う」です。

 

天気の良い日はソーラークッキング

   

何有荘に入居とほぼ同時に購入した口径80cmのパラボラ型・ソーラークッカー・「キラピカ」です。もう何年も使っているのでだいぶイカレテきましたが、十分現役で働いております。
画像のような1リットルのケトルならば20~30分で沸騰します。

ガスの弱火程度の火力しかありませんから、料理なら何でも来い!というわけにはいきません。
今まで餅を焼く、ゆで卵、焼き芋、ベーコンエッグ、シチューなどに使ってきました。
試したことはないのですが、二人分の御飯なら炊けるそうです。

最大の欠点は太陽様が顔を出さない曇の日には使えないこと。
第二に風の強い日はパラボラがあおられて危険なこと。
第三に太陽の位置・方角が刻々と変化するために最大の熱量を得ようとするとパラボラの向きに気を使って調節しなければならないこと。

その微調整が煩わしく、最近はもっぱらお湯を沸かすことに使われています。
沸騰したお湯を旧型ポットに貯めます。
昼食は麺類の場合が多いので大変重宝しております。

通電しない旧型ポットは保存性能が高く、翌朝のみそ汁用にも使えます。
捨ててしまわないで良かった製品です。
最近は通電しない、デザインの良い卓上ポットが結構出回っているようですネ。

「きらぴか」を購入したのは単におもしろそうだから、という単純な理由ですが、
もちろん光熱費の節約になります。
心に秘めた理由は「危機管理対策」。
東海大地震の恐れがあると言われてもう何十年も経っています。気も緩みがちですが、実際に起きたなら(それでも生き延びたなら)
電気・ガス・水道などのライフラインの復旧には時間がかかることでしょう。
そんな時でも暖かいインスタントラーメンぐらいは自給できます。

飲料水を煮沸消毒できるのも強みです。

5月、太東崎海岸のハマヒルガオが満開

   
       ハマヒルガオの大群落

何有荘から歩いて10分ほどで太東崎灯台になります。灯台からの景色は抜群で、南を見ると夷隅川の河口が広がり、ずっと砂浜が続いているのが見えます。

眼下に広がる砂浜一帯は国定公園に指定されており、海浜植物群の貴重な光景が広がっていますが、あまり観光客には人気がありません。
とりわけ貴重な植物という訳ではなく、ありふれた海浜植物なのですが、多くの種類があること、群落になっていることなどが理由で国定公園に指定されたようです。

ところが河川の砂防ダムやら港湾のコンクリ施設などで海流が変わったのでしょうか、年々砂浜の減少が進んでいるとの話もあります。
国定公園に指定された当時は広大な植物群だったようですが、今では何これ?という程度が県当局によって保護されているにすぎません。

ところが県当局の保護地域になっていない「荒れ地」に手つかずの自然が残っており、波打ち際は地元でもほんの一部の人が犬の散歩で立ち入るだけです。
画像はそこで見かけた景色です。革靴やパンプスでここまで来ることはほぼ不可能で、長靴が必須です。
この貴重な大群落こそ保護の対象であるべきですが、大声で主張すると物見高い連中が集まってきて荒らされるかもしれません。秘密の花園のままにしておく方が賢明でしょう。

写真を撮った時は朝6:30。釣り人がただ一人だけ。見わたす限りの砂浜に広大な太平洋の荒波が寄せては返し、空には揚げヒバリが鳴くだけというのどかというか開放的ですがすがしい空間でした。
オゾンたっぷり。何度も深呼吸をしました。