シラン(紫蘭)の花盛り

   

ご近所の方から分けて頂いたシランが増えてきれいに咲きそろいました。
何有荘でも少々もてあまし気味になってきましたから、ご希望の方には分けて差し上げたい気分です。

この地域のシランは時々溝の脇に雑草のごとく花咲かせていることもあります。田舎という所はそういう所です。
花の価値を都会的な値段で計ることがありません。市場的な価値に無頓着だから幸せであり、逆に言うと利用されて不幸なのでありましょう。

ランの仲間はいかにも豪華で、結婚式とか開店祝いなどに似合います。
シランは見た目が清楚ですから、晴れの舞台にはあまり出てきません。
でもわたしの好きな花の一つです。
世間の風評・世評も気にすることなく、自分の生きる道をまっすぐ貫いている花です。
よく見ると、どんな花にも負けない華やかさと高貴さがあります。

野の草は、どの花もみな美しい。
みんなちがってみんないい、と詠った女流詩人がおりましたが、その通りです。

もっとも家庭のシランは園芸種であり、その他、野生シランを品種改良した種類もいくつかあります。しかし、画像のような一般的なシランと野生種との差はほとんどないのが特徴です。
野生のシランは準絶滅危惧種指定です。おそらく盗掘による被害。こうして家庭で育てられていることで、かろうじて種シュが保存されていることになりましょう。

※一週間ほどコンピュータと無縁の生活をします。次回のアップは連休明けの予定。

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イタドリ料理、ちょっとビミョ~!

イタドリは鳥ではありません。別名をスカンポという春の野草です。
大きくなると夏に白い花を咲かせ、都会でも空き地に生えている雑草ですから、おそらく誰でも見たことがあることでしょう。
イタミ(痛み)を取り除いてくれる薬草だからイタドリと言うのだとか、外皮から糸を取ったのでイトドリがなまったのだとか言われています。どちらが正しいかは知りません。

漢字で書くと「虎杖コジョウ」。若い茎には虎柄の模様があるから、というのですが、私には豹ヒョウの模様のように見えます。
なんで「杖」なのか? 2m前後に育ったイタドリのまっすぐな茎は中空なので大変丈夫で軽く、乾燥させると老人の使う杖になるそうです。
老いた虎が杖を使って歩く姿は想像もつきませんが…。

野山を歩いている時に、イタドリの先端をサッとちぎって口に含んでいる老ハイカーを見て、カッコイイと思って真似しました。
ところが酸っぱいだけでおいしくはありません。
その酸っぱいだけのイタドリも調理して食べる地域があるとかで真似してみました。

  
    イタドリジャム            イタドリ醤油漬け

<イタドリの下ごしらえ>
1.若いイタドリの茎を採集し、葉を落とします。
2.40度のお湯に30分浸して外皮を下からむきます。

 ★<ジャム作り>
3.約1~2cmの小口切りにし、大量の湯で煮てアク出しします。
4.湯を捨て、重量の半量の砂糖を加えます。
5.白ワインをふりかけ、ホウロウ鍋で弱火で煮込むと、とろけてきます。
6.レモン果汁を適量加えて出来上がり。
7.熱湯消毒したビンに保存。

 ★<醤油漬け>
3.約4cm前後に斜め切り、大量の湯でサッと煮てアク出しします。
4.湯を捨て、ひたひたの醤油を加えて1日おいて出来上がり。
5.食べる時に削り節をドバーッとかけて頂きます。

さてその結果はいかに?
残念ながら40点。合格点に達しません。
イタドリがもう若くはなかったのです。手で簡単に折れる程度でないとスジスジがきつくてとても食べにくい。
イタドリは煮てしまうと溶けてくるそうですが、溶けはしません。しっかりとしたスジスジが邪魔なので取り除いたら、ジャムなんてほんの少ししかできませんでした。

でもね。ほんの少しのイタドリジャムは甘酸っぱくて作成者としてはおいしいと思いましたヨ。手前味噌ならぬ手前ジャムなんでしょうが…。

来年はもう少し若いスカンポを採集して、慎重に料理してみましょう。

ハーブ:クリムソンクローバーが満開

  

別名ストロベリートーチ、あるいはストロベリーキャンドルといわれるクローバーの一種。思いの外大きくなります。花の形がイチゴに似ているからの命名でしょう。
秋に種を撒いておくと春に出芽し、4月下旬から巨大化します。
画像は駐車場で満開のクリムソンクローバー。もう少し暑くなると枯れてしまいます。

マメ科ですから根に窒素同化作用を行う根粒バクテリアをつけます。
窒素分が地質を豊かにするので、労せずして地質を良くしようという魂胆です。
中世ヨーロッパで三圃式農業という方式が発明されました。畑を三分し、春小麦、冬小麦、休耕地をローテーションする農法です。
休耕地にはクローバーが撒かれ牛が放牧されて地質が回復しました。その真似です。

クローバーは日本ではシロツメクサ、アカツメクサが有名で、四つ葉のクローバーは幸せを呼ぶとか、赤や白の花を摘んでリングを作った思い出も中高年の共通の思い出です。
ツメクサとは「詰め草」という意味で、昔、欧米からの輸入品の木箱にクッション材として乾燥クローバーが用いられたための命名です。
クリムソンとは「深紅」という色の名ですから、訳せば深紅の花が咲くクローバー。
クリムソンクローバーが輸入されてからどのくらいの年月がたったのでしょうか。
荒れ地は見てくれが悪いので、見た目を良くする「景観植物」として普及しました。

これはクローバーですから本来は牛の食べ物なのに、人間様も食べています。
葉や花を天ぷら、サラダ、酢の物、お浸し、みそ汁の具にするのがスタンダード。
花は蜜があり、生食できる。美味しいと言うほどではないけれど甘い。
サラダの飾りに、パセリよりはインパクトがあります。
はやりの言葉で言えば「エディブルフラワー」。食べられる花です。

何有荘ではたまにしか食べていません。
もっと美味しければいいのですが…

きれいな花ですね、見事に咲いていますね、なんという花ですかなどと聞かれるとうれしく思います。
春から初夏を演出する景観植物としておおいに役立っています。
何有荘亭主はボロボロの酔いどれ亭主ですが、クリムソンクローバーのおかげで高貴な方が住んでいると思われているようです。

 

念願かなって洗濯機の分解掃除

家内が突然、「思い切って洗濯機掃除を外注に出す」と言い出したので、そんなモッタイナイとネットを検索しました。
「洗濯機の分解をやってみよう~!」という画像付きのサイトを見つけました。
ウン わたしにもできそうだ。画像を見ながらやってみました。
分解は意外にもそれ程大変ではなく、むしろ掃除の方が大変でした。
このくらいの作業なら半年に一度ぐらい、分解掃除をした方が良いかもしれません。

 
使った工具は
①プラスドライバー  ②L型スルーレンチ10mm用(ボルトが回せれば何でも良い)

1:準備
①電源を切る ③洗濯機側の給水口をはずす
②水道栓を閉める ④作業領域を確保するために周囲を片付ける。

2:パラセータをはずす。
  底にある扇風機のような羽根です。
  中央のネジをドライバーで左回りに力任せにはずす。
  ところがパラセータは手がかりがなくてはずれない。
  もう一度軽くネジを回し込み、ネジを持って引き上げるとはずれます。

3:内槽をはずす。
  4つの10mmボルトを、レンチで左回りに力づくではずす。
  ところが内槽がはずれない。
  上下左右に内槽を強く揺すり、いじめてやるとはずれます。

 中央のネジをはずし、パラセータを取ると4本のボルトが見える

4:洗濯機の上部カバーをはずす。
  後ろにある2ヶ所のネジをはずす。前4ヶ所はツメでひっかかっている。
  ツメをはずすのは上部カバーを手前にずらすとはずれる。
  上部カバーは後ろに太いコードがついているので、ふたが開くという感じ。

 赤矢印のネジをはずし、ツメをはずすと上部カバーが開く

5:内槽に付属した輪型のフタをはずす。
  プラスチックのツメ数カ所で止まっているので上手にはずす。

 内槽の上部には輪型のフタが付属している

6:内槽を引き抜く――これで分解は終了。
  組み立てる時のために、
  全ての作業はどこがどうなっていたかを確認して取り外すべし。

7:あちらこちら大掃除
  予想外というか、予想通りというか、すごい汚れ。泥がへばりついている。
  マイナスドライバーや鉄のツメで剥がし、割り箸でこすり取る。
  細かいところは重曹くんの大活躍。
  ビンを洗う細長いブラシがあると便利。ウエスや竹串・楊枝なども必要。
  内槽が納まっていた外槽の内側もすごい。
  水洗いで汚れは落ちても汚水が出ていかない。
  外槽の排水口に指を突っ込むとバルブに当たる。
  このバルブを指で押してやると排水する。

左半分が内槽の外側の汚れ、右半分は汚れを落としてピカピカ

東芝の全自動洗濯機2002年製造のAW―601VP。普通の全自動洗濯機。
全自動洗濯機の分解はどのメーカーでも大同小異のようです。
ビスの位置や数が違う程度で。
ただし、内槽を留めている4本ボルトが大型の一本だけタイプだとシロウトには無理。

年に何回か、ぴらぴらワカメ(カビ)退治をしてきました。08年8月26日『洗濯機のカビ取り』
しかし、家内は化学的処理に限界を感じていたようです。
念願かなって裏も表もピカピカの洗濯機に復活しました。
やはり汚れは物理的にゴシゴシ落とす方が確実です。
外注費が浮いたので、二人でおいしい焼き肉を食べました。

分解してみて思うのはなぜこんな作りになっているのかという疑問。
ボルトが錆びている――高級ステンレスボルトをなぜ使わないのか?
なぜこんなにデコボコが多いのか?―――メンテナンスを考えていない!
そもそもカビが発生する構造になっている。
――つまり最初から使い捨て思想に基づいて製造されているんですネ。

組み立てて思うこと:内槽を留めている4本ボルトを締め付ける時、防水を兼ねたグリースが必要ではないかと思ったけれど、グリースがないので無視。きつめに締めておいたけど少々不安。
この4本ボルトはかなり錆びていました。

アミガサタケ出現

    

数年前、初めてアミガサタケに出会った時には、毒キノコかと思いました。
調べた結果、アミガサタケと判明しました。まさかと思いますが食用キノコです。頭の部分が昔の編み笠に似ているからの命名でしょう。

「食べられるよ、フランスでは高級食材なんだって」とその時に知人に伝えたところ、知人も初めは信じませんでしたが、証拠を示すと勇気を出して食べたそうです。
「なるほどウマイ」と言っておりました。

わたしは単に知識を紹介しただけで、知人を毒味役に使ったつもりはなかったのですが、結果としてそうなりました。
ウマイと聞くと心が騒ぎます。採集に出かけ、スライスしてバター焼きで食べましたが、それほどウマイとは思いませんでした。

その後数年、アミガサタケは姿を消しました。理由は判りません。
今年、久しぶりにお目にかかりました。
画像のキノコは今年のものです。相変わらず、食欲が湧く姿・形ではありません。

単独で発生することはなく、数本は周囲にあるそうですが1本だけでした。
その貴重な1本を調理して食べました。画像はありません。

レシピと言うのはおこがましい。山賊料理の一種です。
1.フライパンにバター。スライスしたニンニクを炒めます。
2.香りが出たら、スライスしたジャガイモとベーコンを加えて炒め、
3.ジャガイモが透き通ったら2cm程度にスライスしたアミガサタケを加えて炒めます。
4.味付けは塩胡椒。最後に醤油を少々。
5.盛りつけ時にアサツキの小口切りを上からまぶす。これでOK

さてそのお味は?
前回は警戒してアミガサタケを1cm巾程度に刻んだのですが、今回はそれより優雅にスライスしてあります。ある程度の大きさがあると食感や食味がはっきりします。
でもあまりはっきりしません。
もっと大胆に切り、もっと大量にアミガサタケが必要なのでしょう。
一本を2分割する程度の大きさが良いように思えました。

フランスでは鶏肉とのクリーム煮がメジャーだそうですが、そんな面倒で上品なことは趣味じゃありません。
たった1本のアミガサタケでしたが、それでも自然の恵みに感謝し、幸福な人生だと思いました。
めったに食べられない自然の恵みがそこに転がっていたのですから。

タケノコのネギ味噌

水煮にして保存したタケノコにネギ味噌を添えた超簡単料理。
タケノコをチンしてから頂くと御飯に合うおいしい一品になり、しゃれたお酒のアテにもなります。

ネギ味噌のレシピは少し凝りました。
1.ネギは畑から採り立てのトロリたっぷりのネギですから青味も使います。
  使用しない青味部分はしごいてトロリを全部使います。切り方は自由。
2.ネギと一緒に、シイタケの細切れもフライパンで炒めます。
3.味噌に砂糖を加え味醂で溶き、フライパンに投入してよく混ぜます。
4.最後にごま油を少々回し込み、削り節をバッと加えて出来上がり。

チンしたタケノコにネギ味噌を添え、木の芽を飾ってテーブルへ。
超簡単料理ですが、絶品だと自画自賛。
木の芽が一層風味を際ださせてくれます。

それにしても味噌とは素晴らしい素材ですね。
単品で使ってヨシ。ユズ味噌、フキ味噌、そしてこのネギ味噌もまたヨシ。
ネギ味噌は豚肉や白身魚にも合います。パスタにも使えます。
作りすぎて余ったら、そのままみそ汁になってしまいます。

家庭料理はシンプルが身上。
いつも目分量で適当に作っていますから、昨日と同じ料理ができません。
二度目作る時は、最初に作った時のレシピを忘れていますから、また新しい味となる。
食べ物と食べ物を掛け合わせれば、これも食べ物―――と気楽に作っています。

ついでに画像はありませんが、<タケノコの酢漬け>
鍋にカップ1杯のお酢、砂糖大さじ3~4,塩少々を一煮立ちさせて煮汁を作る。
ゆでてスライスしたタケノコを4~5分煮れば出来上がり。
鷹の爪1本を加えて煮汁を作るとピリリと引き締まるけどお好みで。
煮汁と一緒に瓶詰めにすれば保存がききます。
食べ方はアイデア次第。ワカメ和え、野菜炒め、混ぜ御飯、そのままなど。
ネギ味噌添えもおいしかったデスヨ。
 

ハーブ:クリーピングタイムが花盛り

 

クリーピングとは「這う」という意味で、どんどん横に広がっていくタイムです。
ワイルドタイムという別名の通り、ワイルドで丈夫。二株ほど買った苗が今では我が物顔で庭にはびこっております。
防腐・殺菌・消化促進効果があるとかで、葉を肉や魚料理にパラパラと使います。
興奮・強壮作用があるので、神経系統や循環器系統の衰弱にも効果があって咳や喘息、不眠症にも効きます――というけれど、さほど実感したことはありません。

ご覧の通り、地面を花の絨毯ジュータンのように埋め尽くしてくれるので、グランドカバーとして役に立っております。
よくハーブは西洋の雑草だと言われますが、このタイムも、踏まれても切られてもメゲナイ雑草の強さを持っています。
それどころか、踏まれたり、切られたり、あるいは触っただけで素晴らしい香りが漂い、さらに勢力を広げていきますから、花言葉は「勇気」だとか。
古くから西洋の人々に愛されたハーブなのでしょう。

わたしが若かった頃、『スカボルフェア』という歌が流行しました。
その中で「パスレー、セイジ、ローズマリー & タイム」という歌詞が印象的に繰り返されます。
ハーブを初めて庭に植えた時、なんとしてもこの4種類は育てたいと思ったものです。
歌詞の中のタイムは、おそらくコモンタイムのことでしょう。コモンタイムは二度枯らしたので、今ではクリーピングだってタイムだ、と思うことにしています。


レモンバーム
これはレモンの味と香りのするハーブです。それなのに酸っぱくないから不思議です。
これもまた、触れただけでレモンの香りがしますから、葉を摘むのも楽しみになります。
ハーブを「香草」と訳すのも納得できます。

陽光のあまり当たらない庭の片隅で元気に育っています。あまり日当たりが良すぎるのも困るハーブらしい。日向と日陰、二度枯らしたことがあるけれど、ようやく所を得て大きく育ちました。
先日、第一回目の刈り取りを行いました。葉を洗ってザルに上げ、自動車の後部座席に入れて乾燥させます。ドライにする方法は自動車の座席が一番手っ取り早い。

レモンバームはレモングラス、レモンバーベナのレモン系ハーブ三品種の中で一番早く収穫時期を迎えました。
レモングラスはまだ冬眠中。レモンバーベナは枝から新芽を出したばかりですから、この草の成長力には驚きます。
やがて白い花を咲かせるようになるとミツバチなどが好んで集まってきます。

効能は数々あれど、もっぱらハーブティーとして利用しています。
柔らかな葉ですからフレッシュサラダの香り付けにも使い、食べちゃいます。
小さな若葉は洋菓子を作る時やスープの飾りに使える便利な葉です。

レモンの香りがするフレッシュのハーブティーを頂くと、優雅な気分になります。
単なる葉っぱなのにありがたいことです。

 

甘夏みかんのマーマレード作り

    

誰でも知っていることでしょうが、マーマレードとは“柑橘類を加工して作るジャム。果皮が残っているため、苦味がある”――ものですから、作り方はジャムと同じです。

先日、懇意にしている地元農家の方から、自宅の庭でできたというアマナツをたくさん頂きました。わたしはシメシメ、これでまた乾燥ミカン皮が大量に作れるぞと思ったのですが、家内はヨシ、マーマレードを作ろう!と思いたちました。
わたしの、乾燥ミカン皮作製は延期です。

途中で作り方に迷いが生じたらしく、友だちに電話をかけて相談していました。
それで出来上がったのがご覧の画像。
わたしは「スゴイネ、1年分できたね。」と声をかけたら、「これみんなに分けるのヨ。お世話になった人にお礼代わり。食べきれないでしょう?」だって。

<甘夏ミカンのマーマレードの作り方>
果肉・果汁を使いますから、通常のジャムやマーマレードとは作り方が少し違います。
簡単に言うと、A:果肉・果汁を砂糖で煮詰める。B:皮を砂糖で煮詰める。C:ABを合わせる――という複雑で丁寧な方法です。
教えてくれたみよちゃんに敬意を表し、
<みよちゃん式マーマレード>と称しています。
十分にアクを落とすので苦みのないスッキリしたマーマレードになりました。

前処理
甘夏はよく洗い水気をふき取ります。包丁を入れて皮を上手にむき、
中身の半分は内袋から出して利用し、残りは食べちゃいます。

A:中身とその果汁を砂糖で煮詰める。
 1.半分の中身に重量半分相当の砂糖を加えて2時間放置。
 2.弱火で煮詰め、ドロドロになったら冷ましておきます。

B:皮を砂糖で煮詰める。
 1.甘夏の皮を1~2mm幅の細切りにし、5回ほどもみ洗いします。
 2.それを沸騰させ茹でこぼす作業を3回してザルにあげます。
  以上の作業はアク抜きです。
 3.甘夏1個に対して、水200ccに砂糖110gを入れた砂糖水を半分に煮詰めます。
 4.少し飴色になった砂糖水に細切りの皮を入れ、1~2時間、弱火で煮詰めます。

C:AとBを合わせて仕上げ
 1.混ぜ合わせた時に水分が多ければ煮詰めます。
  まだユルイかなと思うぐらいで火を止めます。
  ジャムレベルになるまで煮詰めてはダメ。
  冷めるとスプーンも入らないほど固くなってしまいます。
 2.保存瓶は少々の水を入れてチン。フタは水を入れたタッパに沈ませてチンで消毒。

補足
1:甘夏の内袋と種にはぺクチンが多く含まれています。
 これを利用するとトロリとし、利用しなければサラリとした出来上がりになります。
2:甘夏の中身を全部マーマレードに利用すると、よりジューシーになります。
 その場合、内袋と種も利用した方が良いでしょう。
 ただし内袋はアクが強いからアク抜きが必要です。
 麦茶用の紙パックに内袋・種を納め、皮と一緒に処理してアク抜きをします。

洋風お菓子は砂糖の使いすぎだという抵抗感があります。
しかし洋風の料理に砂糖を使うことはめったにありません。
料理に砂糖分がないから、デザートなどに砂糖を使うのだと聞いたことがあります。
その解釈はどうですかネ。
肥満体の人口比率が明瞭に語っています。

朝食のバタートーストにマーマレードを少々付けて食べるとオイシイですネ。
手作りなので添加物の心配もなく、一層おいしく感じられます。

 

スカンポの花咲く頃

        
        スイバの大群落が近くにあり、そのスイバの花。

    <酸模の咲く頃>         北原白秋 作詞
                        山田耕作 作曲
  土手のすかんぼ ジャワ更紗 昼は螢が ねんねする
  僕ら小学一年生 今朝も通って またもどる
  すかんぽ すかんぽ 川のふち
  夏が来た来た ド レ ミ ファ ソ

市街地で育ったわたしはスカンポを見たこともありませんでしたが、この歌は記憶に残っています。もっとも出だしの部分だけで後半は思い出せませんが…。

<酸模の咲く頃>という題名です。何と読むのでしょうか。
酸模でスカンポと読むのは苦しいし、スカンポの本名・スイバとも読めません。

スイバを漢方の生薬として使うと「酸模」と表記し、サンモと読むそうです。
では<サンモの咲く頃>という題名なのでしょうか?そんな、あんまりな。
おそらく白秋は無理を承知で「酸模」を「スカンポ」と読ませたのでしょう。

スカンポの語源は不明で、俗に酸っぱくて茎がポンと手折れるからだと言われています。
「模」は「モ・ボ」と読みますが、「ポ」とも近い音です。
サンモ→サンポと読み、酸をすっぱいの「ス」と読むと俗名のスカンポに近くなります。白秋はこんな苦しい語呂合わせをしたのだろう、と想像しています。
<酸葉スイバの咲く頃>じゃ、情緒も風情もありませんからね。

もう一つの謎は、唐突にジャワ更紗が出てくること。
なんでスカンポがジャワ更紗と関係があるのか、子どもの頃は何も気にしませんでしたが、気にし出すと気になります。
この答は田舎で暮らすようになり、スカンポ(スイバ)の花を見て解けました。
ヒントは<酸模の咲く頃>という題名に示されていたのです。

スカンポの花はよく見るとまるでジャワ更紗の模様のように美しいじゃないか、素敵だなという意味でしょう。解けて見れば答など簡単なものでした。
ジャワ更紗の衣に包まれて昼は蛍が寝んねする--ロマンチックな情緒たっぷりの詩で白秋らしい表現です。

ところでスカンポという野草は他にもイタドリ(虎杖)やギシギシがあります。どれが本当のスカンポかと悩む必要はありませんし、それは違うなどと言い張る必要もありません。どれもスカンポと言います。

わたしは何年か前、ホームセンターで「ソレル」というハーブを買ってきて育ててきました。
“若いソレルの葉はサラダに調理する際はほうれん草と同じ感じで扱う。ソレルの葉を使ったハーブティーは肝臓、腎臓に有効”なんて言う能書きを信じて購入したものです。
ところがどうも変だと思ってきました。だってスイバそっくりなんですよ。

調べてみてまたビックリ。
まぁ要するに、スイバとはジャパニーズソレル、だったわけです。
198円も出して苗を購入することはなかった。
もっともスイバを日本のハーブ、ジャパニーズソレルと銘打っても売れないでしょう。
逆に、ソレルを日本のスイバの親戚なんて書いたら誰も買わない。
ちなみに何有荘のソレルは「フレンチソレル」などというたいそうな名前でした。

 

タケノコ三昧の季節になりました。

   

1か月に1度の里山再生のボランティア団体は、住む人がいなくなった古い民家を借りてセンターと称し、仲間の溜まり場になっています。

その庭が竹林になっているのでこの季節はタケノコがニョキニョキ出てきます。それがまぁ、次から次へと出てくるのです。
竹林の景観を守るためにはタケノコを粛清せねばなりません。粛清したタケノコが成仏するように供養するためには私たちが食べてやるのが一番です。
なんちゃって本当は食い意地がはっているだけの話。

先日、ボランティア仲間から「タケノコ掘ったから取りにおいでよ」と電話があり、センターに出向いて素敵なタケノコを4本ももらってきました。
写真を撮ろうとしたら、もう家内がゆで始める処理をしていましたので、画像に撮れたのはこの1枚だけ。

もちろん、タケノコご飯になりました。タケノコとフキの煮物にもなりました。ちょっといそがしくして「木の芽」を載せるのを忘れてしまいましたが、何のエグミもなく、素直で軟らかいタケノコ料理でした。

地面から収穫したらできるだけ早く処理するとエグミがでません。家内が写真を撮る間も惜しく、ヌカ入り熱湯でゆで始めたのはそのためです。そして正解でした。

鯉のぼりが空を舞う季節になるとタケノコの季節だなぁとうれしくなります。
木の芽もタケノコもフキもみな自然の物で、地面から頂いてきたものです。

私たち人間が自然の恵み(命)を分けて頂くことによって生きていることを実感します。
冷蔵庫などない時代は、その季節の物を頂きながら生きてきました。
それが人間の自然のサイクルで、抗酸化力・免疫力も高まるそうです。

材料はたっぷりありますから、タケノコの白和え、素焼き、酢の物、チーズ焼き、ステーキ、肉や葉物と合わせた炒め物、天ぷら、春巻き――さて、今日はどうやって頂きましょうか。当分、タケノコ三昧が続きそうです。