★真東から昇る星はなんとなく神聖な感じがする

星空
     昨日(10/3)の23:30頃の東の夜空

夜空の星を見て星座なんかわからないという人でも、オリオン座だけはわかるという人は多いと思います。
冬の星座ですが秋でも夜更けになれば見ることができます。

オリオン座という言い方はギリシャ・ローマ神話に由来していますから、江戸時代まではそんな単語を知っている人はいません。

鼓(ツヅミ)星と言っていたのは猟師オリオンの姿絵よりも具象的で納得いきます。
オリオンのベルトが 「三星」 で、大阪市住吉区にある住吉神社の祭神です。
底筒男命(ソコツツノオノミコト)・中筒男命・表筒男命といいます。
筒(ツツ)とは大昔の単語で星の意味だそうです。

画像のようにオリオンが東の空から昇る時、三星は縦に一直線になって登ります。
最初に現れるのが表筒男、次に中筒男が昇り、最後に底筒男が姿を現します。
そんなことを必須の知識として知っていたのは古代の海洋漁労民族でしょう。
三星の位置で真っ暗な海洋上で東の方角、今の時刻を知ることができました。

さて、その三星から視線をまっすぐ上に伸ばしていくと、画像では 「あめふり」 そして 「すばる」に出会うのがわかると思います。
あめふりは牡牛座のヒアデス星団、すばるは牡牛座の肩にあたるプレアデス星団のことです。

どちらも星がごちゃっとまとまった場所で、空気が澄んだ場所で視力の良い人は見つけることができます。
いすみ市ではなんとか見分けられます。いすみ市に移住した理由の一つが星空が良く見えることでした。

それにしても 「あめふり」 なんて聞いたことがありませんね。
8世紀に編纂された『丹後国風土記』の逸文に浦島太郎の話の原型になった物語が記載されています。
海で出会った美しい乙女に誘われて蓬山(ホウサン)という神仙世界を訪れた時、門前で7人の童子、ついで8人の童子に「亀比売(かめひめ)様の夫がいらした」と出迎えられて不審に思います。
乙女は「7人の子供らは昴(すばる)で8人は畢(あめふり)だから怪しまなくてもいいですよ。」と言って門の中へ案内しました。
--とあります。

海上に昇る星々でみると、最初に現れるのが「すばる」、ついで「あめふり」が昇ります。
物語でもその順に出迎えられました。
すると、乙姫様が住む神仙世界とは、オリオンの三星=住吉神社の神様の世界だと類推できます。
そこは海の彼方か、あるいは海中にある宮殿なのでしょう。
時の流れがきわめて緩やかな不老不死の世界です。

今晩(10/4)は中秋の名月。
かぐや姫が住む世界もまた同様な世界でした。
しばし昔話の世界に浸って夜空を眺めるのも趣(オモムキ)のあることだろうと思います。


 
 
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★もうすぐ中秋の名月

ソバ畑
   地元ではソバ畑が少しずつ増えてきました。

今年もあっという間に10月になりました。
しかし、今頃になって中秋の名月 (10月4日が旧暦8月15日) というのもおかしな気がします。
でも、中国でも韓国でもこの日が中秋の名月の記念日です。
韓国なんかこの日の前後が“お盆”で、今年は1週間も続く大連休だとか。ウラヤマシイ。

一般に旧暦と新暦は約一か月の差がありますが、今年は2か月近くの差があり、今頃が旧暦の8月だとは驚きです。
というのも旧暦では時々、うるう月なんて言うのがあって1年が13か月になります。
めんどくさいですね。

今年は 「うるう五月」 があったので、1年は13か月です。
「うるう五月」 以後は順に後ろにずれ込み、それで今頃になって八月の中秋の名月。
旧暦って不便なカレンダーだといえます。

その不自然なカレンダーのあおりは満月の日の設定にもおよんでいます。
旧暦カレンダーの8月15日 (新暦10月4日 )は、十五夜お月様のはずですが、月齢という月の満ち欠けを表す指数では、13.9 。
夜空を見て満月とはいえないなぁ、と思う人の観察眼が正しい。

もっとも、月齢とはその日の正午の値ですから、夜中の24時には0.5進んで 14.4になります。
カレンダーの翌日、旧暦8月16日 (新暦10月5日) の夜中の24時には 15.4
つまり、新暦10月5日の夜の月の出の頃が満月(真円)に一番近い月だ、になります。

旧暦十六日の夜の月を十六夜(イザヨイ )の月と言います。
昔の人も、この夜の月の方が満月に近いと思うこともあったことでしょう。
秋の月を愛でるならば、「十五夜」に限らず、その前後でも素敵だということです。

秋の虫もすだいています。
都会でも緑地ではコウロギは鳴いていることでしょう。
ちょっとばかり夜空を眺めて、秋の月を眺めてみる心のゆとりを持てば、あぁ世界は美しいと思えるかもしれません。

 
 

★今月の月は赤いか青いか黄色いか?

トロベリームーン
            引用画像元→●

バスルームが南側にあるので、入浴中、窓から星空や月夜を眺められます。
♪月がとっても青いから遠回りして帰ろ…と歌われたのは冬の晩ですね。寒いから寄り添って帰ろうという雰囲気が伝わってきます。
青い月は冬の月です。

赤い月という不気味な色合いの月は見たことがありませんが
アメリカンネィティヴのある種族では今月(6月)の月を、ストロベリームーン(いちご月)というそうです。
イチゴが実る頃、お月様もイチゴ色になるからだと。ロマチックな命名です。

月の色の差は 月の高度の差です
高度が高いと青白くなり、高度が低いと赤くなる。
朝日・夕日が赤く見えるのと同じです。

つまり、夏至の頃の月の南中高度は1年で一番低いから、月が赤っぽく見えるわけです。
反対に、冬至の頃は一番高いので青白い月に見えます。
太陽の高度と月の高度は真逆です。
太陽が高くなる夏は、月の高度が低くなり、月は赤っぽくなります。

今月の満月は6月9日(金)。夏至は6月21日(水)。

真夏の夜の夢、というと暑くて湿度が高く、寝苦しい夜のろくでもない夢を思い浮かべます。
欧米では真夏の概念が、暑さ寒さではなく、昼の長さが長いか短いか、になります。
したがって真夏とは夏至の日を中心にした昼が長く、夜が短い期間です。

シェークスピアの 「真夏の夜の夢A Midsummer Night's Dream」 は、夏至の日の夜の魔界での話になっています。
英語を習い始めたころ、Midsummerって6月なの?とびっくりした思い出があります。

夏至の日が真夏だというのは、実は日本のいわゆる旧暦でもそうなっており、旧暦では四・五・六月が夏。俳句の世界もそうですね。
そして夏至の日の6月21日は、旧暦ではまだ皐月(五月)の27日。盛夏です。
梅雨が終わる7月が晩夏で、8月になればもう秋で、残暑になります。

季節感と暦がずれているのは、旧暦も正しくは「太陰太陽暦」であり、夏至や冬至、春分秋分を重要ポイントにして暦を組み立てていたからです。
それが月の運行と合わないと、時々うるう月なんかを入れたので、1年が13か月になることもありました。
面倒なので欧米流の太陽暦一本になりました。

年俸制から月給制になった明治政府の都合もありました。
官吏に支給する月給が1年13か月分の年間予算なんかなかったからです。

雑知識なんかはどうでも良く、大切なのは月の色です。
夏は赤味がかり、冬は青白く、春秋は黄色―――それを実感できるか、気が付くか、
どんなに仕事が忙しくとも、ふと夜空を見上げた時、なんか月が赤いねぇと思ったら
あなたはネイティヴアメリカン並みに感性が鋭い人なのだと思います。


 
 

★福島県沖地震

津波
     NHK 2016.11.22—06:07の画面

朝、5時59分に地震があり、数分後にいすみ市の防災無線でサイレンがけたたましく鳴り響き、津波注意報が発表されたと繰り返し放送がありました。
あわててNHKをつける一方、yahoo地震情報を開きました。

どのTV局も特番ですが、なかでもNHKが切羽詰まった声で、すぐさま避難をと呼び掛けていることが印象に残りました。
幸いにして大規模な被害はなかったようです。

いすみ市のホームページでは緊急情報として、「津波注意報が発表されました。海岸にいる方は、ただちに避難してください。海岸付近にいる方は、十分注意してください。」と掲示されていたのは素早い行動です。
続いて「津波注意報発表に伴い、避難勧告が発令されました。」とありましたが、不思議なことに「避難所開設情報はありません。」とそっけない。

避難所は開設しないので、各自テンデンコに高台へ逃げろという意味なのでしょうか。
ちょっと不親切な表記だなぁと思いました。
なお、近所の中学は始業時刻が2時間遅れになったようです。

TV各局のヘリや自衛隊機が飛んで上空からの海の様子を映していました。
3.11の時のような沖合での明瞭な大津波の兆候を捕らえることはありませんでした。
莫大な予算をかけて「日本海溝海底地震津波観測網」が今年設置されたはずですが、その情報は今に至るまでゼロです。どうなっているのでしょうか。


  1.ニュージーランド(NZ)と日本の地震は連動しているというウワサ。

2011/02/22にNZのクライストチャーチでM6.3の地震があり、日本人も多数犠牲になったのは記憶に新しい出来事です。その十数日後の3/11にM9.0の巨大地震(東日本大震災)がありました。
先日の11/13にはNZでM7.8。そして昨日11/22にM7.4の福島沖。
確かに連動しているかに見えます。
2011年、12年、13年、14年、15年にも連動したとみられる地震がありましたが、地震学者は一笑に付しています。いつでもどこでも地震があるのだから、単なる偶然だと。

偶然であるにせよ、NZで地震があったならば、「次は我が身」と心得て準備万端整え直すのは悪いことではありません。

  2.スーパームーン前後に巨大地震が起きるというウワサ。

2011年3月11日は日本災害史上忘れられない日ですが、その8日後、3月19日がその年のスーパームーンでした。
今年は巨大スーパームーンが11月14日。その前日13日がNZの地震。8日後の22日が福島沖。
これも学者さんは単なる偶然、笑い話だと言います。

しかし、南海トラフ、首都直下、茨城・房総半島沖などはいつ起きてもおかしくないと言われています。
でも日常に紛れて、つい地震への備えがおろそかなるのも事実です。
「オッ、スーパームーンか。じゃー気を付けなくちゃな」と地震への備えを再検討するきっかけの日にすれば良いと思います。
乾電池は?、カセットコンロのガスは?食料・水は?
余裕がある今だからこそできることをしておくつもりです。


 
 

★旧暦14夜の月 午後8時

スーパームーン
    満月(15日)は明日だけど、じゅうぶんにスーパームーン

明日は雨模様ということですから、14夜の月を撮影しました。
F8,1/100、手持ち撮影。

画像の左側がわずかに欠けています。
新月から満月まで、中間に上弦の月があります。
月の形は右が凸で、Dに近いので、上弦の月はDiogen ディオゲン と中学時代に覚えました。
満月から新月までの月の形は左が凸で、Cagen キャゲンン の月と覚えました。

上弦・下弦は月が沈むときの弦の位置が上か下かで区別するのですが、
日没時以外の時刻だと、どちらだろうと迷うことがあります。
そんな時、 Diogen,Cagen は大変便利です。

画像は新暦では11月13日。月齢は13.4と新聞にあります。
それなのに旧暦では14日。
その差の秘密は、月齢の数え方にあります。

まず、月齢は正午の値です。1日違えば月齢は1増えます。
つまり24時間で+1。12時間後(深夜0時)ならば、+0.5増えます。
だから画像は新聞記載の正午の月齢13.4の月ではなく、13.7ぐらいの月です。

それでも月齢14.00になってないじゃないか、と不満の人もいるでしょうね。
月齢の数え方、旧暦カレンダーの日付の振り方は非常に面倒くさいのです。

まず、旧暦では新月の日が朔日=1日というのはわかりますね。
旧暦カレンダーの1日(ツイタチ)は、月齢は0.00です。そもそも1日の差が最初からついているのです。
だから月齢13.** ならば、カレンダーでは14日で正解なのです。
月齢+1が旧暦カレンダーの日付だと考えてよいでしょう。

しかも、月齢0.00、つまり朔となるのは地球の周りを巡る月の軌道上のほんの一瞬です。
その一瞬の時刻がいつなのか、午前か午後か、何時何分なのか、学者さんは気の遠くなるような計算の結果割り出します。

0.00の時刻が午前0時1分でも午後11時59分でも、月齢はそこでリセットされ、その日が朔日=ツイタチとなり、月齢0.00の基準になります。
月齢の小数点以下の数字が毎月異なるのはそのような理由です。

まぁ、そんな話はどうでもよく、
ぜひ感じてもらいたいことは月の位置が夏よりもずっと高いということです。
太陽の位置が一番高いのは夏至、逆に月の位置が一番高くなるのは冬至。

夜が長いのですから、月の空中滞空時間が長くなるのは当然です。
月の出は真東より北寄り、月の入りは真西より北寄り、南中時の高度は高くなり、滞空距離・滞空時間が長くなっています。

真夏の太陽の軌跡とほぼ同じような軌跡を描くのが冬の月です。
ぜひ、確認してみて下さい。