★今シーズンの初雪、そして快晴・厳寒

雪景色
   庭の景色。積雪3cm

東京は22日(月)昼頃から雪が降り始め、23日(火)明け方にかけて大雪(都内で積雪10cm)となる恐れがあると何日も前からTVは大騒ぎ。
いすみ市の予報では、夜遅くなってから短時間の降雪でしたが、夕方から激しく降り始め、翌朝になったら一面の雪景色でした。

汚い庭も雪化粧で美しく見えます。
年に1度あるかないかの雪ですから、犬じゃなくとも喜びたくなります。
長靴をはいて外に出てみると
犬の足跡、人間の足跡がありました。もう散歩した人がいるのでしょう。
新雪に自分の足跡をつけて歩くのは愉快なことです。

その足跡の中には猫の足跡もあり、鳥の足跡もあり、
そして不愉快な足跡を発見しました。
     足跡

キョンの足跡です。
二本の爪痕がくっきり残っています。
キョンは小型の鹿で、房総の某動物園が閉鎖されるときに、飼育員によって檻から放たれたとウワサされています。
いまや房総で大繁殖して農作物や家庭菜園、庭の花などに大きな被害を与えています。

何有荘近辺では、昨年あたりから夜になると不気味な鳴き声が聞こえるようになりました。
実物は見たことはなかったのですが、足跡が続いていたので間違いなく、近辺にウロウロしています。

さて話題は変わります。
1月末の雪と言えば忠臣蔵が想い出されます。
時は元禄15年12月14日 と語られますが当時は旧暦。
現代の暦に合わせれば、1703年1月 30日未明に大石以下赤穂浪士47人が吉良邸に侵入し、吉良上野介を討ちとった事件です。

旧暦14日はほぼ満月。未明には雪が止み、月が見えたようです。
すると月明かりが雪の庭に反射して吉良邸はかなり明るかった可能性があります。
昔の人は暗がりにも強い目を持っていました。
なにせ月明かりやホタルの光で勉強したという中国の伝説もありますから(蛍雪の功)

話はまた現代に戻って
黒潮大蛇行の影響で発生した南岸低気圧が通り過ぎ去ってしまうと関東地方はあっという間に晴れ渡り、連日の快晴が続いています。
上空に居座った寒冷気団と放射冷却で、氷点下になるすごい寒さが続いています。

すると討ち入りの時には雪がやんでいて月が見えたという設定は必ずしもフィクションとは言えないのかもしれません。(カッコよすぎるシチュエーションですが)
本所の吉良屋敷から高輪の泉岳寺まで日本晴れの中を凱旋行進というのもあり得たなと思った次第です。


 
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★正月を迎える花

  シャコバサボテン
左からハイビスカス 白花シャコバサボテン シャコバサボテン

何有荘の風呂場は南面しているので、冬でも半ば温室状態です.
出窓に置いた鉢植えの花もごきげんで良く咲きます。
でもハイビスカスがこの時期に次々に花を咲かせているのには驚きます。
右側のピンク色のシャコバサボテンも花盛りで見事です。

シャコバサボテンの葉の形がギザギザで厚みがあるので、シャコに似ているからシャコ葉であり、サボテンの仲間だからシャコバサボテンなのだとか。
そういえば最近、すし屋でシャコにお目にかかりません。
甘辛のタレが塗られたシャコやシャコツメの軍艦巻が好きだったのですが、高根の花になってしまったようです。
環境のせいか、乱獲のたたりか。いつの間にか消えてしまうのは残念なことです。

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みかんの皮、二題

正月が近くなるとミカンの季節です。今年はミカンが不作で高いようです。
最近のミカンは皮が薄く実は甘いなと感じます。
ミカンの皮は様々な再利用法があり,そのまま生ごみとは実にモッタイナイ。
最近はまっているのは次の二題。

① ミカンの皮風呂。
  乾燥させた皮でも生の皮でも、数個分をネットに入れて湯をはればできあがり。
  ユズ湯ほど鮮烈ではないけれど十分楽しめます。
  保温効果もありますし、香りも良い。肌もすべすべになるように感じます。
  鍋で煮出してバスタブに入れる方が濃いみかん風呂になります。
  
② 害虫忌避剤
  カラカラに乾燥させた皮をミキサーにかけて粉末にします。
  これをジップロックなどに密封して保存しています。
  使うのは春になってから。
  
害虫どもは人間よりはるかに香りに敏感で、ミカンの香りを嫌うようです。
  それでカモミールや野菜の苗の周囲に散布する予定です。
  今まで効果があったこともありますし、何の役にも立たなかったこともあります。
  役に立てば御の字です。
  害虫忌避には役立たずとも、有機物が畑に戻るのでムダではないでしょう。



★井上ひさし『一分の一』(2011年刊行)

一分の一
    市の図書館で借りた文庫本

風邪で寝転んでいるうちに何冊本を読んだでしょうか。
読みだすと止まらなくなってしまいます。
この本は井上やすしの絶筆というか、未完の大作。
荒唐無稽のドタバタ劇の中に氏の願いが込められているように思います。

吉里吉里国の独立同様に、農業立国、医学立国、静かで謙虚、真に知恵のある日本の国が理想――宮沢賢治が描いた世界でしょうか。

時は1986年の日本。戦後、日本は米、英、中、ソに分割統治され、戦後40年もたつとそれぞれ米英中ソ風に風俗習慣が染めれれています。
主人公はソ連統治下の北ニッポンのさえない地理学者、遠藤三郎。地元ではロシア風にサブーシャと呼ばれます。

ひょんなことで日本統一・独立運動に巻き込まれ、上を下への大騒ぎ。逃走大活劇。
やがて国家反逆罪で逮捕、裁判にかけられますが、そのままでは終わらない…というところで絶筆。
理想の国、日本のあり方は読者にゆだねられました。

『一分の一』とは実物大ということで、等身大のニッポン、虚飾を排した本当の日本人とは?という意味だと思います。

井上氏の名前を知ったのは、ひょっこりひょうたん島のシナリオライターであったことからですから、もうずっと昔です。
TVを見ながら、アスパラガスとかチーズとか、どんな食べ物だろうと思ったものです。

『国語元年』や『父と暮らせば』など井上氏の作品はお笑い満載で、それでいて考えさせれれます。
『9条の会』の呼びかけ人でもありました。
ご冥福をいのります。

 

★降水状況確認は「高解像度降水ナウキャスト」がお勧め

ナウキャスト
  上記画像の収得はこちら→>●。

超大型台風が首都圏を直撃しそうで、伊勢湾台風の再来かと恐れられています。
いすみ市では早くも避難勧告が一部地域に出され、お見舞いの電話がいくつかかかってきました。

今のところ何有荘周辺は特に問題ありません時折、30mm/hを超える激しい雨が降りますが、「線条降雨帯」の真下ということではないので、降り方に強弱の差があります。

それでも連日の雨ですから、地盤が不安定な山道に沿った家屋に「土砂災害の危険」で543所帯、 1,490人に避難警報が出たようです。(yahooの調べ)
いすみ市のHPを見ましたがどの地域か、明示されていませんでした。
何有荘近辺に市の広報車が回って来ません。たぶん対象地域外でしょう。

台風で想定される災害は、
  ①降雨による洪水、堤防決壊、ため池決壊。低湿地で排水が追い付かず冠水など 
  ②降雨による土砂災害、道路封鎖、トンネル崩壊など。 
  ③高潮、波浪
  ④暴風災害、倒木、電線切断、古い家屋倒壊 などでしょうか。

今のところ ②の土砂災害警報だけですが、明日昼過ぎまでは、何がおきるか要注意です。
何有荘の前の大正堰はだいぶ雨水が貯まりました。
  前回の大雨で堤防の護岸の一部が崩れ、そのままになっています。
  決壊したらと心配になりますが、水漏れなどその兆候はなさそうです。

市のHPで土砂災害危険「指定地域」を調べてみました。
  306カ所もありました。市内をずいぶん丁寧に調べているので感心しました。
  急斜面、崖に面した地域が指定されています。
  もっとも人的被害がありそうな場所だけが選ばれており、土砂崩れは想定外の場所でもあることでしょう。

この原稿を書いているときに「いすみ市、落合川が警戒水位突破」のテロップが流れました。
  その場所を調べるには「国土交通省 川の防災情報」で検索するとヒットします。

あまり使いやすいサイトではありませんが、全国どこでも使えます。
今の状態が続くと、ここは今後、危険かどうか、まず自分で確かめることが大切です。
市が知らせてくれなかったなどと泣き言をいってはいけません。

これから天気がどうなるか、自分で調べてみると気が楽です。
TVでは房総半島も暴風圏に入ったなんて言っていますが、現実はほぼ無風状態。
どうして気象庁やウェザーニュースが言っていることと現実が違うのか、そんなことを気にするのも楽しみの一つです。


 
 

★映画『ジャイアンツ』を思い出した。

             giant1[1]
 ロックハドソン、エリザベステーラー、ジェームスディーン。トップスター共演の大河ドラマ

中学・高校時代には「映画音楽」というジャンルがあり、よくラジオで聞いていました。
ジェームスディーンの「エデンの東」がヒットチャートの連続一位を続けていたのを覚えています。

そのジェームスディーンの最後の映画が「ジャイアンツ」で1956年の映画ですから、わたしが見たのはリバイバル上映だったのでしょう。
ディミトリーティオムキンの「ジャイアンツ」のテーマソングはとても好きでした。

いくつも印象的な場面がありますが、ラスト近く、南部の超巨大な牧場主であり、油田会社の社長も兼ねるロックハドソンが、かつての雇用人で今や飛ぶ鳥を落とす勢いの石油王(ジェームスディーン)のパーティに招待され、意気消沈して帰る途中で立ち寄ったレストランの場面。
そこでメキシコ人がメキシコ人であるがゆえに入店を断られます。ロックハドソンが間に立ちますがマスターと殴り合いのけんかになり、打ちのめされます。
その時、バックに流れていた曲が 「テキサスの黄色いバラ」。
今思えば南北戦争の時の南軍の軍歌、行進曲です。もともとはメキシコ民謡だそうです。
この曲も何度もEPレコードで聞いた覚えがあります。

屋敷に戻ったロックハドソンは打撲の跡を妻のエリザベステーラーに介抱されますが、俺の人生は何一つうまくいかなかったとぼやきます。
妻は私の人生もダメだったと思っていたが、今日、あなたの闘う姿を見てあなたを誇らしく思った、わたしの人生は失敗ではなかったと夫に語りかけます。

南部の大富豪であるロックハドソンも成金石油王のジェームスディーンも人種差別主義者です。
しかしロックハドソンの息子はメキシコ人を妻とし、家業は継がないと宣言しています。そんな息子を苦々しく思ってきたのですが、ジェームスディーンに息子の妻がバカにされ、ジェームスディーンと争います。その後で息子はあんな成金などどうでも良い、問題はパパのような良識のある人の偏見だと告げます。それがこたえたのでした。

そしてレストランの場面です。メキシコ人を差別する支配人にロックハドソンは心から怒りに燃えて戦ったのです。そして打ちのめされた。
そんなダンナを奥さんは褒めたたえ誇りに思うと告げたのでした。

それが1956年の映画です。
今年は2017年ですから、61年前の映画で、アカデミー賞をとりました。
アメリカはもうずーっと、南北戦争を経てからもずうーっと人種差別と闘ってきたのですね。

今回のアメリカの事件で、多くの人々が白人至上主義に反対の声明を出しました。
心の心底から人種差別・民族差別に反対する伝統があるのです。

マルチンルサーキングの1963年のワシントン公民権運動の大行進だ成功を収めるには、映画「ジャイアンツ」など地道な努力、キャンペーンがあったのだと思います。

1956年の映画ではロックハドソンは打ちのめされた。しかし妻はそれを誇りに思い夫を称えた。
若かったわたしは映画で、超富豪だって(つまり誰だって)民族人種の平等に目覚めるのだと励まされたような気がしました。
そして歴史はその方向に進みました。

ジャイムススチュアート監督の「ジャイアンツ」はそのテーマソングとともに私の記憶に残る映画です。