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★むかわ町で発見されたむかわ竜は無事だったのだろうか

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   9月4日に公開され、6日の大地震に遭遇した

2003年にむかわ町内で発見された化石は、約7200万年前(白亜紀後期)の大型草食恐竜の化石で、むかわ竜と命名されました。

約6トンの岩石から丁寧に化石だけが取り出され、数えてみると157個。並べてみるとなんと全身骨格の約6割。推定体長8メートルの化石と判明しました。
研究の結果、どうやら新種らしい。
その骨格が今年2018年の9月4日に公開され、5日の新聞に載りました。

ところが6日の大震災で死者41人。むかわ町は震源の厚真町の隣町ですから、同町の博物館も甚大な被害を被っただろうと想像しますが、TVも新聞も一言も報道していないように思えます。
命が最優先。貴重な建造物の被害は少しは報道されます。
しかし、化石なんか、てなことで無視されているとすれば残念なことです。

今年の自然災害はひどいですね。
地震は防ぎようがありませんが、被害は工夫次第で減殺することができるはずです。
土砂崩れにせよ、河川の氾濫にせよ、現代の科学技術をもってすれば大幅な改善が見込まれます。
治山治水は国の根幹。
国民の生命財産を自然災害から守ることに政治家はもっと関心を払い、予算をつぎ込むべきだと思っています。


 
 
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★北海道崩壊

地震
   震度7、厚真町では多くの山の斜面が崩れた。見たことのない景色だった。

日本列島はいったいどうなったのかと思うこの頃です。
地震、大雨、逆走する台風…。経験も想像も絶する事態が続いています。

北海道の胆振地方を震源とする地震の様子にはびっくりしました。
人間の営みなんか自然のちょっとした身震いでいとも簡単に崩れ去ってしまいます。

『地震・雷・火事・親父』と昔から言い慣わしてきました。
いずれも個人の努力では防ぎきれない厄災で、不意打ちとなる災難です。
親父は愛嬌ですが、何が何だかわからないうちに突然怒りだし、暴れだすというような親父殿が昔は多かったのでしょう。
虎の尾を踏んじゃったとか、地雷を踏んじゃったとか、最近は言うようです。

台風は大きな災害をもたらしますが、数日前から予告され、ある程度の事前準備ができるので、不意打ちとは言えません。
地震・雷…は現在のところ予測不可能です。

しかし不意打ちを食らうことがある、ということは昔から知られた事実です。
しかも胆振地方では余震が続き、明日は雨だとか。被害にさらなる追い打ち――これもよくある話。
では私たちに何ができるでしょうか。大自然の前のアリンコに等しき私たちに。

自然を恐れ、自然を敬い、災害を忘れないことではないでしょうか。
お盆という習慣も考えてみれば、単なるお祭りではなく、過去の死者との対話の期間であり、現在を生きていられる感謝の期間であったはずです。
納涼の景気の良い花火が一瞬静まり返った合間に、懐かしい過去の人との会話が持てる人は幸せだと思います。

準備を怠らなければご先祖様から褒められるでしょう。
それでも一瞬のうちに崖崩れに見舞われたならば、ご先祖様も同情して迎え入れてくれるでしょう。
しかし、残されたものは大変です。
ずっと耐えねばなりません。

どうしたら良いのか、良かったのか、完璧な方法などありません。
せめて思いつく一つひとつの些細なことを積み上げて暮らしていこうと思います。
悔いが残らないように。


 
 

★ジャコウアゲハの羽化

ジャコウアゲハ
   羽化したてのようで、まだ全体に色が薄く透き通っている

朝、8時半ごろ、ウマノスズクサの隣に植えた白ナタマメの大きな葉の裏で羽化したてのジャコウアゲハを発見。
もぬけの殻になったサナギがそこにあったけれど、そこにあると知っていればもう少し気を配って、早朝から観察できたのに…。
羽がすっかり伸びきっているところを見ると、7時ごろに羽化し始めたらしい。

ジャコウアゲハの幼虫は性悪で、自分がもう蛹(サナギ)になると自覚すると、食草のウマノスズクサの茎を食べる。すると食いちぎられた上の茎葉は枯れてしまいます。
自分だけ蛹になれば、他の仲間が飢え死にしようと関係ない、という振る舞いをします。

蛹になる場所は天敵の鳥や蜂に見つかりにくい場所で、雨露がしのげる場所が最適です。
そのような場所を求めて時として何十mも移動することがあります。
ウマノスズクサの上部が枯れたので、どこかにサナギがあるだろうと探していたのに見つかりません。
まさかこんな近くでサナギになっていようとは気が付きませんでした。

画像では色調がはっきりしませんが、現物を見たときに、あぁメスだなとわかりました。
オスは羽の色が真っ黒けで、メスは薄茶色の羽をしています。

普通のアゲハはカラタチやユズなど柑橘類一般に卵を産み、キアゲハはニンジンやアシタバなどせり科の植物に産卵します。
どちらも産卵する植物に困ることはないでしょう。人間様は「ゲ、毛虫だ」と嫌う人は多いでしょうが。

ジャコウアゲハはウマノスズクサというつる性で毒のある草にしか産卵しませんから、生存条件はアゲハやキアゲハよりもずっと狭い。
都会地ではつる性の雑草は刈られてしまうので、ほとんど生存・繁殖条件はありません。
田舎だって最近は環境整備と称して、周辺の草とともに刈られてしまうことが多くなりました。

それでわざわざ、ウマノスズクサを植えてジャコウアゲハを呼び込もうとしたのですが、今年はどういうわけか、ちっともよりつきません。
それで蝶仲間から幼虫を分けていただいて、育ててきました。
1頭でも無事に育って羽化したので、あぁ良かったなぁと思いました。
このチョウの子孫が毎年何有荘に寄ってくれれば良いのになあなどと思っています。

なお、蛇足ながら、ジャコウアゲハを全市あげて保護しているのが、姫路市。
姫路城を築城した池田氏の家紋が揚羽(アゲハ)で、姫路城の瓦には池田氏当時の揚羽紋瓦が多数残存していること、播州皿屋敷のお菊さんの化身がジャコウアゲハのサナギだとされていることなどで、市の蝶に指定されたそうです。

多少、市の宣伝臭ささはありますが、ジャコウアゲハを保護するのって良いことだと思います。
モンシロチョウのように白菜やキャベツを食い荒らすこともありません。
ちょっと市の格が上がったような気がします。



★夏の雑草――カヤツリグサ

カヤツリグサ 
   線香花火を丈夫にしたような「花」。三角柱の茎。目立たない根元から細い葉が多数。

子どものころ、図鑑で知っていた草ですが、こちらに移住してからは時々見かけるようになりました。
湿地帯、湿った土地に生えるとありますが、けっこう乾燥している場所でも見かけます。

カヤツリグサとは「蚊帳吊り草」の意味でしょうが、なぜこの草がカヤツリグサと命名されたかが、子ども心にずっと疑問でした。
インターネットって便利ですね。「カヤツリグサ 遊び」で検索したらいくつもヒットしました。
      かやつり
  
天地を切り落とし三角柱の茎だけを使います。
  1.茎を右から水平に左へ切り開きます、左端は残しておきます。
  2.次に、左から右へ真上から切り開き、右端だけは残します。
  3.右端と左端をつまんで開くと、
  4.ひし形の形ができます。


蚊帳(カヤ)は四隅で吊り下げますから、ちょうど吊った蚊帳を真上から見下ろしたような姿になります。
なるほど、それでカヤツリグサと言うのかと納得しました。

それで早速、遊んでみましたがなかなかうまく来ません。
第1段階の水平に切り分けるのまではいきますが、次の段階、縦に切り分けるのが難しい。
途中で切れてしまいます。
なるほど、それで昔の子どもは遊びとして、みんなでうまくできるか、できないかを競い合ったのでしょう。

相方さんは「あら、遊び方知らなかったの?」と優越感丸出しで手本を示してくれました。
何事も子どものころ身に付けたことは忘れないものだと感心しました。

今の子どもは群がっての野外遊びをしませんし、第一、蚊帳なんぞ見たこともないでしょう。
カヤツリグサ――なにそれ?の時代になってしまいました。

もっとも、カヤツリグサそれ自体を雑草の中で見つけることが減りました。
いすみ市の雑草で一番多いのは今や外国産の帰化植物です。
牧草系が多いのは国土交通省や道路公団が道路や工事斜面を素早く緑化するために導入したためだろうと推測しています。

外来系がのさばる中で、昔ながらの雑草、たとえばカヤツリグサなどが減り続けるのは残念なことです。
カヤツリグサがなければ、どんな悪ガキでも蚊帳吊りを作って遊ぶことはできません。

 

★家に小怪獣がいるって楽しくないですか

 ジャコウ幼虫
    ジャコウアゲハの幼虫

人はなぜ毛虫を見ると殺したがるのでしょうね。
わたしもサザンカに毒毛虫がつくと、躊躇(チュウチョ)なく殺虫剤を噴霧します。
チャドクガ(茶毒蛾)の幼虫で、毛に針があり、刺されるとひどくかぶれ、腫れあがります。
刺されたという印象ではなく、ちょっと触れただけでも被害を受けます。

チャドクガやアメリカシロヒトリのような悪質ではびこるヤツは殺生もやむ得ないと思います。
スミチオンなどもの噴霧で一匹残らず全滅させます。
せっかく育てた野菜を食い倒すヨトウムシ(夜盗虫)や幼い芽を食いつぶすナメクジなども殺しています。
中には憎さ余って足で踏みつぶす人もいるようですが、つぶすことが気色悪くないのですかね。
台所用洗剤を薄めた液を満たした器に、割り箸でつまんでポトポト落とせばたいてい数分でオダブツです。

でも多くの毛虫は人間に何の害も与えません。
生きるためにただそこにあった植物の葉を食べているだけです。
だからその葉が野菜だったりすると憎らしくなりますが、人間が食べる野菜だからその葉に殺虫剤をまくのは躊躇します。
割り箸ポトンで退治できなかったぶんは、それはもう毛虫様の取り分として許容しています。

画像はジャコウアゲハの幼虫でグロテスク。まるで小さな怪獣です。
でも生きることに必死なのです。
白黒トゲトゲの姿は鳥に見つからないように、何かの糞に似せたものです。

食べている草はウマノスズクスといって、食虫植物の一種ですから虫に有害な毒があります。
いわば毒草を食べているのですが、それを解毒するシステムが体内にあるようです。しかし、その毒は体内に貯めています。
だからこの幼虫を食べた鳥はひどい目にあい、鳥はそれを学習して、この手の幼虫は狙わなくなると聞いています。

もちろん、人間様が利用していない野の植物です。
それでも殺しますか?
単に気味悪いという理由だけで。

やがて「お菊様」と呼ばれる奇妙なサナギになり、羽化するとジャコウアゲハになります。
ジャコウとは麝香(ジャコウ)という高級香水の名で、あまり感じたことはありませんがオスの成虫は良い香りを漂わせるので命名されたそうです。

みにくいアヒルの子ではありませんが、成長すると幼いころとは別の姿になるのが多くの動物や昆虫たちの真の姿です。
いわば今は仮の姿。

この小さな怪獣が優雅なジャコウアゲハになるまでを見守ることができるのはうれしいことです。
食草のウマノスズクサは刈り取られ、幼虫は殺虫剤をかけられ、ジャコウアゲハは今では絶滅危惧種です。
こんな素敵な蝶が日本から消えてしまうのは惜しい。
子どもたちのためにも保護し、増やし、豊かな自然を残したいものです。


 
 
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